皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。
当店へのお問合せに“飲み方”に関するものが多くあります。今回は、アキョウを効果的に飲む方法をご紹介します。
「中薬大辞典」によると、アキョウは紹興酒(しょうこうしゅ)またはお湯で服用するという記載があります。お酒は薬効を抽出し、血行を促進して吸収を良くする作用があります。紹興酒に限らず、日本酒やワインでも大丈夫です。関節の痛みを抑えるのにも、お酒との服用がベストです。お酒を飲めない方は、氷水で服用するよりも、常温の水またはお湯で飲んでみてください。コーヒーなどの飲み物も大丈夫です。
胃腸の弱い方は食後にアキョウを摂り、お食事に梅、オレンジ、いちご、乳酸菌飲料を取り入れていただくと、アキョウの消化吸収を助けます。
現代医学では「体内時計」という体内リズムのメカニズムが備わっていることが知られています。大昔から漢方では既に体内の「気血」(エネルギー)が決まった時間に特定の経絡(けいらく)を通過するという「子午流注(しごるちゅう)」理論があります。
例を挙げると、
・午前1時〜3時は肝の経絡の時間
・午前3時〜5時は肺の経絡の時間
とされています
その時間に、その経絡に“気血”が通り、効率よく栄養が吸収されるようになります。この理論に基づくと、寝る前または21時〜24時頃にアキョウを飲むと、よりアキョウの効果を高めることができます。
山芋、ハトムギはアキョウの効果を高めます。山芋は身体の弱まったところにアキョウを導きます。ハトムギは身体の不調をもたらす体内の湿気を除きます。 >
今回紹介した方法はあくまでも一例ですので、ご自身の生活に合わせてお飲みいただければと思います。
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