第35回
陰と陽の調和が生むリラックス

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。

新年度となり、入学や転勤、異動などで環境が変わり、不安や緊張を感じる方も多いのではないでしょうか。“だるい”“眠れない”などの不調は自律神経の乱れが原因となっています。

自律神経は、自分の意志とは関係なく呼吸や心拍、消化など生命を維持するための働きをしています。自律神経が正常に働くためには、活動的な時に働く“交感神経”とリラックスした時に働く“副交感神経”の2つの働きがバランスよく切り替わることが大切です。しかし、過度のストレスを受けたり生活習慣が乱れると、体を守ろうとして交感神経が興奮し、緊張状態が続き、体がリラックスできなくなり、頭痛や不眠などの症状が出るのです。

漢方医学では、交感神経が“陽”、副交感神経が“陰”の働きをします。陰と陽が調和している状態を正気(せいき)と言い、正気が滞りなく循環している状態が健康とされています。

春は、自律神経系と関わりの深い“肝”の働きが活発になります。肝は"木"の性質にたとえられ、上下にのびのびと伸びゆくもの、発散しようとする性質があるため、“気(陽の気)”が上昇し、“血(陰の液)”が巡るようになります。しかしストレスを受けると、気の上昇が不足して滞るため、憂うつな気分になります。反対に気の上昇が激しすぎると、血も一緒に上昇し、頭に血が上り、頭痛や怒りっぽい、イライラといった症状が引き起こされます。こうして自律神経の不調が現れます。

アキョウは、陰を滋し血を補い、肝の経絡(けいらく)に入り、肝の機能を高めます。陰を補うことにより交感神経(陽)の働きを穏やかにし、興奮状態からリラックス状態に切り替わるため、寝付きが良くなります。また、アキョウには“肝気を養う”作用があり、気の流れと巡りを良くします。血を動かす“気(陽の気)”が整うことにより、”血(陰の液)”もスムーズに流れ、陰陽のバランスが保たれて、憂うつ感も軽減されます。

また、アキョウにはGABAが含まれていることが分かっています。ご存知の方も多いかもしれませんが、睡眠やリラックスを促すサプリにGABAがよく配合されており、脳をリラックスさせます。化学的な裏付けの一つと言えるでしょう。

期待と希望に満ちた季節を楽しく過ごすために、アキョウで自律神経のトラブルを防ぎましょう。

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