シリンダー交換の第一の関門は、今現在使っている錠の型式を確認することです。これが正しく行われないと、取り付け不可能な間違った商品が来るばかりか、希望するハイスペックシリンダーの選定にも支障をきたします。自分で取り替えれば安上がりなのはわかっていても、その選定ができずに諦めてしまう方も多かったのではないでしょうか。
国内にはいままで錠のメーカーをまたいだ規格というのはほとんど存在しませんでした。また、メーカー内でも、シリーズや製造年代によって、様々な形式のシリンダーが存在します。さらには、有名メーカーの商品であっても、サッシメーカーが独自の外観で生産したために、入手が困難だったり、サッシルートでなければ入手できないものもあります。
とはいえ、メジャーな商品のなかには、他社の交換用シリンダーが設置可能なものも存在します。そういったタイプのものが、錠全体のかなりの割合を占めているのも事実です。
あきらめないで、チャレンジしてみてください!
<下のリストの見方>
図のように、ほとんどの錠は、本体のいずれかにメーカー名と型式の手がかりになる英数字の刻印があります。まずはそれを確認していただき、下の一覧の中から該当する刻印をクリックしてみてください。その錠に適合する交換用シリンダーのページに進みます。
「※」
の刻印にある数字は、数種類のパターンがあります。「02」「13」など。先頭のアルファベットが合致していれば、このグループと思っていただいて結構です。
※ 一部、型式はあっていても生産年代や飾りなどの形状により、適合しないことがあります。不安な場合はお気軽にご相談ください!
代表的な外観
型式刻印の例
レバーハンドル
もっともポピュラーな形状の鍵です。
ノブ(握り玉)タイプ
ノブとシリンダーがセパレートになったタイプです。
本締錠タイプ
かぎ穴のみで、ハンドルが別途になった錠です。
ガードアーム兼用本締り錠タイプ
2段階操作で、施錠と半開きが可能な錠です。
プッシュプルハンドルタイプ
近年流行の押すだけで開くグリップハンドル錠です。
面付け箱錠タイプ(RA)
室内側に箱状のケースが露出するタイプです。ノブタイプもあります。(SHOWAはメーカー名のみで型式刻印なし)
面付け箱錠タイプ(PMK)
旧公団錠タイプです。レバータイプもあります。(MIWA以外は型式刻印なし)
面付け箱錠タイプ(HPD)
室内側箱が円形です。室外はノブ、室内はレバーハンドルになっています。
面付け箱錠タイプ(HPDタイプ)
外観は異なりますが、HPDと完全互換性があります。(メーカー名のみで型式刻印なし)
面付本締錠タイプ
補助錠として多く使われる錠です。室内側に箱状のケースが付きます。
装飾錠タイプ
サムラッチ錠などの、豪華な飾りがついた錠の総称です。
シリンダーモノロックタイプ
ノブにかぎ穴があり、本体にかんぬきがあるタイプ。
※ すいません、一部工事中でリンクが貼られていないところがあります。今しばらくお待ちください。