シリンダー型式別・交換可能パーツ集





 ゴール社から発売されているチューブラ式をはじめとした本締り錠で、一般製品(ADなど)のみでなく、サッシメーカー向けのOEM製品(GDなど)として供給されているシリーズで、おもに既製品のアルミ玄関ドア、建具屋さんで製作された木製ドアなどで使用されていることが多い錠です。多くの場合で、空錠(シリンダーが装着されていない空締り専用の錠やハンドル)とのセットで設置されます。
 その使用ドアのデザイン上、飾り座などがついたもの、特殊な色仕上げになったものも多いのですが、交換用シリンダーについては、色が限定されたり、デザインがシンプルなものになったりする可能性が高いので、その点ご了承いただかなくてはいけません。

 なお、この錠は、上下2個を同一キーで操作できる事が多く、今回ご紹介したものも基本的にそのように組み合わせてお届けする事が可能です。
  
主な対応型式



シリンダーのサイズと飾り座について

これらは、内蔵されたピンの数が増え、ハイセキュリティになるほど、シリンダーが大型化します。シリンダーの根元の最大直径がおよそφ45mmとなりますので、既存の飾り座などは撤去しなければ装着ができない場合があります。台座の跡の色の差などが目立つ場合、別途に目隠しのプレートなどをご用意する事ができますので、ご相談ください。


TX、TTX、TD対応シリンダー (画像をクリックすると販売ページに、タイトルをクリックするとシリンダー解説へ、それぞれ飛びます)
GOALの最上位機種
カバのスタンダード仕様
標準的ディンプルシリンダー
イスラエルの高品位機種
マルティロック
TX、TTX、TD対応、補修・修理用部品 
補修交換用ケース
AD
補修交換用ケース
GD
補修交換用ケース
GG
後付け用ガードプレート


AD、GG、GD、GKタイプ・シリンダーの交換方法

このタイプのシリンダーは、サムターン両側に露出した2本のビスをはずすだけで、簡単に脱着、交換ができます。
DAタイプ・交換トラブルシューティング!

● シリンダーが固くて回りにくい  
あまり呼びビスを強く締めすぎると、扉の表面がたわんだみ、見た目がおかしくなったり、シリンダーの動きが悪くなることがあります。いったん緩めて、動作を確かめてみましょう。それでスムーズに動くようなら、故障ではなくビスの強さの問題です。

● 装着後にシリンダー(サムターン)がぐらつく(1)
シリンダーサムターンを正しく装着し、その状態ではきれいにおさまるのに、ネジを締めても完全に締め込めない(ネジが入っていかない)場合は、ネジの長さが長すぎる可能性があります。短めのビスに交換してみるのが、最も早いでしょう。ビスは「ISO、M4、皿」というビスですので、近所の金物屋さんやホームセンターでもお買い求めいただけます。通常20mmまでは2mm単位、それ以上は5mm単位で長さの種類があります。(カバスター、マルティロック、WESTは、同梱パーツで調整できることがあります)

● 装着後にシリンダー(サムターン)がぐらつく(2)
足やバーの長さが、実際に必要な寸法より長い場合、完全にビスを締め込んでも、シリンダーやサムターンが浮き、がたつくことがあります。少しであれば、やすりで足を削ってやることで、がたつきがなくなります。
ただし、足の中に切ってあるねじ山の範囲は、せいぜい15〜20mm程度ですから、あまり長くカットすると山の範囲が短くなり、(1)と同じくネジが相対的に長くなりすぎて締め込めなくなる場合があります。(カバスター、マルティロック、WESTは、同梱パーツで調整できることがあります)

● 装着後にシリンダー(サムターン)が空転する
シリンダーではまともに施錠できるのに、サムターンは空転する場合は、カムバーがケースに届いていない可能性があります。既存シリンダーのカムバーと長さをよく確認してください。なお、その場合商品自体を再度お買い上げいただくことになります。(カバスター、マルティロック、WESTは、同梱パーツで調整できることがあります)

● カム送り対策について
AD等は「カム送り開錠」は当初から対策済み、と言うか、不可能な機種です。あらためて対策を施す必要はありません。



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