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植物に栄養を供給するために土や植物に施される物質のことを「肥料」といいます。
肥料には、油粕や魚粉、鶏糞など、植物性または動物性の有機物を原料にした「有機肥料」と、鉱物や化石燃料などの無機物を原料として、化学的方法により製造された「化学肥料」があります。
プラスチックでコーティングされた化学肥料を「被覆肥料(ひふくひりょう)」といい、作物の生育に応じてゆっくりと溶け出すことが利点ですが、溶け出した後に残るプラスチックが小さなマイクロプラスチックとなり、土壌に混ざり、作物の根から吸収して人間の体に蓄積され、農業排水として河川に流れ込み、海に辿り着いて海洋プラスチックゴミとなっています。
マイクロプラスチックは、発癌性、子宮内膜症、免疫機能低下、生殖機能障害、神経障害、知能の発達や発育異常、奇形など、健康への影響が危惧されています。

また、農業で使う化学肥料や動物性堆肥には硝酸態窒素が含まれており、作物へ過剰摂取させることで成長を促進させます。
硝酸態窒素は、植物の生育に必要な栄養素であり、自然界の植物は自ら過不足なく摂取することで成長しています。
一方、化学肥料や動物性堆肥の使用により硝酸態窒素を過剰摂取した作物は、タンパク質とアミノ酸が増える反面、ビタミンやミネラルが低くなり、糖度も下がり、アクが強くなります。
硝酸態窒素は、発癌性の危険もあることから、ヨーロッパでは硝酸態窒素の残留濃度基準が3000ppm未満に定められています。