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地球上の陸地の26%が家畜の放牧地です。
農地の80%が家畜の飼料の生産に使われています。
森林破壊の80%が畜産を含める工業型食料システムによるものです。
これら畜産で生じた牛糞・鶏糞などは「家禽糞尿肥料」として農業に利用されています。
しかし、家畜の排泄物などに含まれる亜酸化窒素ガス(N2O)は、二酸化炭素の約300倍もの温室効果があり、地球温暖化の原因であることが分かりました。
農業に関連する亜酸化窒素ガスの排出量は全体の74%も占めており、家畜や動物に依頼する農業のあり方を改めることが、地球温暖化防止の急務となりました。

また、化学農薬や化学肥料を使わない有機栽培では、家畜の死骸や排泄物を発酵させた肥料や堆肥などの有機質肥料が、作物の栄養となる窒素を供給するために使われています。
動物性の堆肥が未完熟の状態で大量に使われた場合、作物に硝酸態窒素が高濃度で残り、これを食べた人の体内で有害物質の亜硝酸態窒素に変換され、胃内で2級アミンと結合し発癌性物質のニトロソアミンが生じる恐れがあります。
更に、亜硝酸態窒素が血液中で酸素を運ぶ役割であるヘモグロビンと結合すると、メトヘモグロビンを生成し、酸素運搬機能が失われます。
その結果、メトヘモグロビン血症になり、唇や指先などの皮膚や粘膜が青紫色に変化するチアノーゼを引き起こす恐れがあります。
このため、ヨーロッパでは硝酸態窒素に対して厳しい規制があり、作物の種類や乳幼児向けベビーフードなどには基準値を定め、一日許容摂取量(ADI)を体重1kgあたり3.7mgに設定しています。
日本にはまだ基準がなく、市場に出回っている作物の中には「オーガニック」表示されているものでも硝酸態窒素の量がEU基準値を上回るものも販売されています。

VEGAN RICEは、動物性堆肥だけでなく、合鴨農法も含め、動物を利用せずに栽培された米であることを認証基準のひとつとしています。