■ガードヘア（同＝ガードヘア・オーバーコート・プライマリーヘア・上毛・一次毛・保護毛・刺毛） （反⇔アンダーコート・ダウンヘア・オーンヘア・下毛・二次毛）
上毛で長く硬い毛。オーバーコートと同じ意味。
■カール
くるりと巻いた被毛やひげのこと。アメリカン・カールでは反り返っている耳のこと。
■カールド・イヤ
アメリカン・カール独特の反り返った耳のこと。
■鉤尻尾（かぎしっぽ）
しっぽが途中でカギ型に折れ曲がっている状態。日本では金目銀目（オッドアイ）と黒猫と並んで縁起が良いとされている。
■飾り毛
長毛種の猫に見られる。耳や足指の間、胸元、首などに生えている華やかな長い毛。耳はイヤータフト。足指の間はタフト。胸元はフリル。首周りはラフと呼ばれる。
■カシミア
ヒマラヤンのソリッドタイプ。毛色はチョコレート（ブラウン）とライラックとがある。
■カテゴリー
キャットショーで、ネコを区分するときに使われる言葉。団体によって違うが、
トラデシショナル・カテゴリー
セピア・カテゴリー
ミンク・カテゴリー
ポインテッド・カテゴリー
に分かれて、上記カテゴリ−がディヴィジョンに分かれる。
■カッパー
オレンジ色の濃いもので、赤銅色の目色。ペルシャによく見られる。
■カメオ
クリームまたはレッドのティッキングがある毛。チンチラ、シェーデッド、スモークの猫に対して用いる語。
■カラー
一般に毛色、目色などを指す言葉。これに対し顔つき、体形はタイプという。
■換毛
毛がはえ換わること。猫は春先から初夏にかけて下毛が抜ける。
■キツン
子猫のこと。
■キツン・クラス
キャットショーにおける生後4ヶ月から8ヶ月未満の子猫のクラスのこと。
■ギャザリング（同＝集会）
猫は基本的に単独生活を好む動物だが、交尾期の集合とは別に宵の口から夜半にかけて公園や建造物の陰の空き地などに数匹から１０数匹で集まる事がある。これが俗にいう猫の集会というもので、行動件の重なる猫同士がお互いを確認しあったり、ある種の情報交換をしたりしているらしい。
■キャッテリー
猫の飼育や繁殖を行う場所。そこで生まれた猫は、すべてその猫舎の名前が姓としてつけられる。
■キャッテリーネーム（同＝猫舎号）
ブリーダー（繁殖家）がキャットクラブに登録している登録屋号。
■キャット・ファンシー
純血種を繁殖させ、展覧会を行ったりする愛好家の集まり。
■キャット・ファンシャー
猫の繁殖、販売、ショーへの参加に関係する人。通常、純血種を扱う。
■キャリコ（同＝三毛）
更紗模様の毛色のこと。白地にクリーム・赤・黒の斑がくっきりと配色されている。
■キャリビー
トービー＆ホワイトのこと。キャリコの黒と赤の部分にタビーがある毛色。
■求愛行動
発情期を迎えた猫が、交尾に先だって起こす予備行動。
■去勢手術
睾丸摘出手術。生後８〜１２ヶ月の間に手術を受けるのが望ましい。
■キンク
尾にみられるねじれなどの奇形だが、シャムあるいはオリエンタル起源を持つ品種にとくに多くみられる。
■近親繁殖
「インブリーディング」参照
■金目銀目
「オッドアイ」参照
■クイーン
避妊手術を受けていない雌猫。繁殖用の雌猫の特別な呼び名。
■クラシックタビー（同＝ブロッチドタビー）【猫のタイプ別解説へ】
古代縞または雲形と呼ばれる縞模様の毛色。四肢・尾にはリング上に細い縞（テイル・リング、ブレスレット）、前額部にはＭ字形のマークが入り、目じりから頬にかけては明確な線（クレオパトラライン）が走る。また両脇腹には大きく丸い雲形の縞（ブルズ・アイ）、肩には蝶の羽のようなバタフライマークがあり、下胸と腹部には２列に並ぶベストボタン斑が入る。
■クラス
キャットショーにおける審査部門のこと。
チャンピオン・クラス（成猫）
プレミアシップ・クラス(避妊去勢猫)
キツン・クラス（子猫）
ハウスホールド・ペット（家庭猫）にクラス分けされている。
■クリーム
前身むらのない黄褐色の毛色で、毛根部から毛先まで同色。薄く明るい色が好ましく、差し毛や縞模様は好ましくない。ペルシャ・アメリカンショーとヘア・ブリティッシュショーとヘアなどに子のカラーがある。
■クリームアンドホワイト
バイカラーの１色相で、クリームと白の斑。
■クリームタビー
唇・顎先を含む淡いクリーム色の体色に、体色より濃いクリームまたは淡黄色の縞模様が入る。地色と縞とのコントラストは、鮮明なものほど理想的とされる。ペルシャやアメリカンショーとヘアにこの毛色がある。
■グルーミング
被毛の手入れ・耳掃除・爪切りなど、猫の全身を手入れすること。
■クレオパトラライン
目尻から頬にかけて入る明確な線。
■クロスアイ
斜視。シャムに時々見られるが、これは遺伝力が非常に強いので繁殖には十分な注意が必要。また審査上では大きな欠点となる。
■クロースライイング
シャムのように、被毛が体表にピッタリと密着して生えていること。
■グローブ
スノーシューやバーマンの前足にある白足袋をさす。
■グロス・アイ
斜視のこと。キャットショーにおいては大きな欠点となる。
■ケージ
金属製の猫舎。
■系統繁殖（同＝ラインブリーディング）
同系統に属する血統的に繋がりのある雌雄間での繁殖方法。近親繁殖による弊害を避け、比較的安定した形で形質を次代に存続させる事ができるので、繁殖経験の少ないブリーダーには最適な方法。
■毛づくろい（同＝セルフグルーミング）
猫が自分で自分の被毛の手入れをすること。舌や前肢の掌球・後肢の爪・歯などを使って被毛についた汚れを取り除き、毛並みを整える。
■血統
直接血のつながりのある系統。血統書のいちばん上のラインは、雄だけの血糖のメール・ブラッドラインといわれる。
■血統書
純血種ネコの両親・祖父母・曾祖父母など、３〜４代にさかのぼってその血統が明記された書類。子猫が生まれた場合、その猫の繁殖者が必要な書類と料金を添えて各協会へ申請すると、その協会より発行される。
■検疫
疾病の広がりを防ぐために一定期間隔離すること。検疫の期間は各国の補法律によって異なる。
■ゴーストマーキング
ブルー・クリームなどのソリッドの毛色のペルシャの幼猫期に現れる、薄い縞模様。成長するにしたがって、徐々に消えていくことが多い。
■コート
被毛全般のこと。審査用語では、毛質・毛量・毛の長短を指す。
■コーミング
被毛をクシでとく（すく）こと。
■コーリング
発情期の雌猫が、独特の声で盛んに鳴くこと。
■公認
愛猫家協会(キャットクラブ）の規定に準じて、品種や毛色・目色・その他の身体各部の特徴などを、ショーの出陳対象として公式に認めること。
■コビータイプ【猫のタイプ別解説へ】
ペルシャやヒマヤランのように、短肢短胴でずんぐりとしたコンパクトな体型。
■コブラヘッド
大きく突き出た後頭部のこと。ロシアンブルーの頭部は前頭骨が平坦であることが理想だが、横から見ると蛇が鎌首を持ち上げた形になっており、こう呼ばれる。
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