 ■ナチュラルミンク
シールポイントのシャム・ブラウン(セーブル)のバーミーズに対して、トンキニーズの最も濃色なもの。
■ニ毛〈にけ〉
主に黒と白の斑の猫の毛色で、英語のバイカラーに当たる言葉。
■ニューター(同=アルター、オルター)
雄猫を去勢、雌猫を卵巣除去すること。または去勢・卵巣除去された猫のことをいう。スペイと対応させて使う場合は、ニューターが去勢猫でスペイが卵巣除去猫の意味。アメリカではオールターという。

■ネックレス
首にある縞。

■ノースレザー(同=鼻鏡)
鼻先の被毛のない薄い皮の部分。純血種では品種とその毛色によって認められている色が審査基準に定められている。
■ノービス
初めてキャットショーに出場する猫、または出場していても賞リボンを獲得したことがない猫の総称。

■パーティカラー(同=斑)
2色以上の色の現れた被毛。カラフルなモザイク模様がパーティカラー。ここに優性の白斑遺伝子が働くとバイカラー(ニ毛)やキャリコ(三毛)になる。
■ハートシェイプ
コラットの審査基準に使われる言葉。前頭部がハート型をしていることが理想とされている。
■ハードボディ
筋肉質で、よく締まった身体。
■ハーレクイン
バンパターンをいい表すアメリカ式の語。
■バーリング
タビーの猫にみられるストライプ・パターンだが、ソリッド(単色系)の猫の場合は、欠点とされる。
■バイカラー【猫のタイプ別解説へ】
白の地色に、他の一色が斑になって入っている毛色。レッドアンドホワイト・クリームアンドホワイト・ブルーアンドホワイトなど、2色のこと。
■ハイブリッド、ハイブリゼーション
異なった種類、品種(ブリード)を交配して生まれた雑種のこと。一代限りの優秀な子を得ることができる。特にヒマラヤンとペルシャのブリーディングの際によく用いられる言葉。
■パイボールド
白黒のまだらな毛色。
■ハウスホールドペット〈ハウスホールドキャット〉
雑種の名称で、キャットショーにこの部門がある。
■バタフライ(同=バタフライマーク)
クラシックタビーの毛色の猫の肩にある、アゲハチョウの羽根のような斑紋。アメリカンショートヘアが代表的。
■バッククロッシング(同=戻し交配)
品種の確立を目的に計画繁殖の際、猫をその片方の親と交配させること。
■パッチ
地色に混じって部分的に入っている毛。例えばブルーの地にクリームが部分的に入ると、ブルークリームになる。
■パッチドタビー
トータシェルのこと。
■パッド
足裏の掌球のこと。肉球。この部分の色は猫種によってはスタンダードで定められ、ノーズレザーと共に審査上重要な部分とされている。
■バニーキャット
マンクスの愛称。尾のない(または極端に短い)マンクスの歩き方がウサギに似ていることから、こう呼ばれる。
■斑
「パーティカラー」参照
■伴性
性と形質の間に密接な関係があることをいう。性の決定は性染色体によるため、性染色体にある遺伝子は、性とともに遺伝する。オレンジ遺伝子がその例で、表現型としてはトータシェル、トービー、キャリコなどになる。
■バンディング
帯状の縞。
■ハンティングエリア
定住性の動物が行動する範囲。テリトリーに一致する場合もあるが、一般にはその外側で菜食活動が行われる区域。猫ではテリトリーとなる住居から半径100〜500メートルが行動圏となる。
■バンパターン
バイカラーの中で耳と尾の箇所だけ、地色の白に赤が入っている毛色。ターキッシュバンに見られる。「バン」はトルコのバン湖に由来する。

■ピークフェイス
鼻がぺちゃんこで、目が突き出た顔の猫。アメリカではペルシャとは別の独立した品種として審査する。
■ヒート(同=シーズン)
雌猫の発情期。シーズンともいう。
■鼻鏡
「ノーズレザー」参照
■ヒマラヤン・パターニング
ボディーの末端に現れる色の濃いパターン。体温の影響を受けて変化することがある。
■ピューター
オレンジまたはカッパーの目色のシルバー・シェーデッドの猫を表す語。
■猫舎号
「キャッテリーネーム」参照
■品種(同=ブリード)
同種の定義にあてはまる似通った容姿、血縁関係にある祖先を持つ猫のグループ。
■フード
シャムやヒマラヤンなどが成長するにしたがって、顔のポイントが広がり頭全体を覆うようになったもの。審査上では大きな欠点となる。 ■ファイン
シャムのように細くて長い骨格を示す審査用語。
■フェオメラニン(反⇔ユーメラニン)
レッドやクリームのもとになる色素。フェオメラニンは性染色体にあるオレンジ(レッド)遺伝子によって表され、伴性。
■フェラル
野生型。飼い猫が野生にもどったもの。
■フォーリンタイプ【猫のタイプ別解説へ】
アビシニアンやソマリのように、細身でエレガントな体形をいう。
■フォーン
アビシニアンではクリーム色といわれ、オリエンタルショートヘアでは黒と茶に区別される。
■ブラッシュ
長毛種によくみられる。ふさふさした尾を表現するのに使われる語。
■プラチナ
バーミーズのブルーが脱色し、銀色のようになった毛色。
■ブリーダー
純血種の猫の繁殖を専門的に行っている人や団体のこと。
■ブリーディング
「育種」参照
■ブリード(同=品種)
家畜のそれぞれの種の中で、実用あるいは愛玩用の目的で、形態または能力上の特徴が確立して他と区別されている集合。品種。
■フリル
長毛種の、首の下から前胸にかけて生えている、長く豊富な飾り毛。
■ブルズ・アイ
クラシック・タビーの猫の両方の脇腹に見られる的状の模様。牡蠣の模様。
■ブレイク(同=ストップ)
鼻筋が途中で、明瞭にくぼんでいること。ペルシャやバーミーズの鼻がその典型。ストップという言い方もある。
■ブレイズ
トータシェルの理想的な毛色で、鼻梁・のど・前額の部分で、毛色が半分づつ2色に分かれているもの。
■ブレーズ
額の中央から鼻筋に現れる白毛斑。
■ブレスレット
前肢にある、輪状の縞模様。
■プレミア
避妊・去勢猫に与えられる、チャンピオン相当のタイトル。
■フレーメン
雄ネコが首を立てて半ば目を閉じ、唇をゆがめ、口をあけて匂いをかぐ仕草。
■フロストポイント(同=ライラックポイント)
氷のような白の体色に、ピンクがかったグレーのポイントが入った淡灰色の毛色。
■ブロッチドタビー
「クラシックタビー」参照
■ヘアボール(同=毛球症)
猫が自分の被毛をなめて飲み込んだ結果、胃や腸の中にできた毛の塊。
■ヘアレス
遺伝的に全く無毛に近い猫のこと。
■ヘイゼル
わずかにグリーンがかった、黄褐色の目色。
■ペディグリー
何世代にもわたる純血種の猫の祖先。
■ペルジャン
イギリスでいう長毛種(ロングヘア)にあたる。
■変種
ある品種の中から突然変異によって生まれた、明らかに違った特徴のもの。

■ホイップテイル(ホイップ)
細くて先細りになっているほっそりとした尾。(テーパーの尾)
■ポイント(ポインテッド)
頭部、耳、肢、ポウの被毛に現れる濃い色の部分。シャムやヒマラヤンのようなポインテッドの品種にみられる。アルビノ系のサイアミーズ遺伝子は色を薄くする遺伝子だが、低温では働かないため、体より温度の低い末端部分に濃い色をもたらしている。
■ポウ(同=ポー、パウ)
足先(足指)の部分。握りともいわれる。
■ホック
後肢の飛節の部分。
■ボディカラー
体部の毛色。ポイントを持つ猫は、ボディカラーとポイントカラーとのコントラストが明瞭になっている事が、審査上重要視される。
■ボブテイル
途中で切れたり、短くねじれたりしている尾。
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