無肥料野菜について 腐る野菜 遺伝子組み換え まとめ  なぜ無肥料で野菜が出来るのか? 土と種と愛情

  無肥料野菜について

 

■種
無肥料自然栽培の条件として「タネ」の問題が上げられます。

現在一般的に流通している野菜の種は一代交配種(F1)という技術のものがほとんどです。
これが何かと言うと、作物を流通させる上で極めて都合がよく人為的に操作されたものです。

例えば、“トマトM”で考えると箱に24個入るようにタネを設計します。
キャベツなら平箱に8個入るように人為的操作をします。
見栄えがよく、市場流通にもってこいの野菜の設計をタネに組み込みます。

翌年、F1種から作った野菜のタネを採ろうとしても種ができなかったり出来たとしても
親と全く別物の野菜になってしまいます。

そんな理由で農家の方は自分でタネを採れません。
毎年、タネ屋から種を買うのが当たり前になっています。
子孫が出来ない、別物になる野菜を人が食べる。
今後どうなるのでしょうか? 

このF1種は農薬・化学肥料を使用する事を前提として作られています。

無肥料栽培に適した「タネ」は在来種、自家採取でなければいいものが出来ないようです。
自家採取を続けることにより、より土に合った、よりその風土に合った野菜に変化してゆきます。

■遺伝子組み換えの現状
遺伝子組み換えがなぜ悪いのか?
良くない様な感じだがなぜと言う方が非常に多くいると思われます。
以前の私もそうでしたが調べてみると怖い現状になっています。

●生物特許問題
バイオテクノロジー企業が種を支配してきた大きな原因に「生物特許」が挙げられます。

これは、種などに「知的所有権」があると主張して、他の人がそれを使うなら「お金を払いなさい」、
もしくは使えないように独占する権利のことを言います。

これは1980年代にアメリカの最高裁判所が、遺伝子組み換えの微生物に対して
はじめて「特許」を与えたことに始まりました。原油流失した際に、汚染源を分解する力を持ったバクテリアに対し与えられたのです。

その後、遺伝子を改良し、ガンになりやすくした実験用のマウスにも特許を認め、
そして遺伝子組み換え作物にも特許を与えました。
それから国際条約にまで及ぶのです。

「植物新品種の保護に関する国際条約(UPOV条約)」が改定され、
新しい品種を開発した人には権利が認められるのです。
開発者の権利は以前も認められていたわけですが、
それにプラスして、「特許権」も認めるということが条約の内容です。

つまり「二重保護」を認めるということです。
「品種登録権」として認められていた植物は限られていた訳ですが、条約改定によりあらゆる植物に
特許を認めるということになったのです。
こうして開発者の知的所有権の強化が図られていったわけです。

これらのことにより種子産業は、非常に旨みのある産業になったのです。

●バイテク企業の世界戦略
遺伝子組み換えの開発企業は世界規模で種会社の買収をしています。

アメリカのモンサント社は北米・南米の主だった種子会社をことごとく買収し、
小麦・大豆・とうもろこし・綿花の種をほとんど手中に収めています。
スイスのノバルティス社もモンサントと同じような活動をし、1997年には韓国で業界2位の
ソウル種苗を買収しました。

そしてそれを足掛かりに、日本、東アジア地域への戦略を立てています。

日本の大きな種会社といえば、サカタのタネ、タキイ苗種などがあげられますが、
サカタのタネにも大株主として、ノバルティス社傘下のスイスの投資会社の資本が入っています。
アルゼンチンはこのモンサントの買収により、ほぼ全ての種会社が傘下に入りました。

世界第2位の生産量を誇るアルゼンチンの大豆は、90%以上がモンサントの販売する遺伝子組み換え大豆になっています。

また、インドにおいては、産業の中心である原種の綿花が、遺伝子組み換えのモンサントの綿に
切り替えられようとしています。

メキシコは、とうもろこしの原種があるところです。
そこに家畜用の餌として輸入された遺伝子組み換えの種から花粉が飛び、
そしていつの間にか原種のとうもろこしを汚染している事も報道されているのです。

組み換え技術は、環境に対する脅威になっていることが現在認識されています。

●復活したターミネーター
多国籍企業が種会社を買収し、遺伝子組み換えの種を世界中に売っていく。
農家との契約で種の自家採種を禁止。

特許のかかった種であるから、自家採種は特許権の侵害にあたる訳です。
北米では農家を監視できますが、インドや中国といった具合に、色々な国にまで販売が及んでいくと
監視が不可能になってしまう。

そこで開発されたのが「ターミネーター技術」です。

これは植物やねずみなどから毒素を作る遺伝子を取り出し、作物に導入します。
結果、農家が自家採種した第2世代の種は、蒔くと胚芽しようとする時に遺伝子にスイッチが入り、
種の中に毒素が出て、種は自殺してしまう。
つまり自家採種してもその種は芽が出ないというものなのです。
この技術は、世界中で反対の声が高まりました。

この結果、遺伝子組み換え技術は世界の飢餓を救う技術、農民により良い種を供給する技術という
宣伝が繰り広げられてきましたが、実際は一握りの多国籍企業が利益を最大化し独占するための道具として使おうとすることが世の中に明るみになりました。

そこで「ターミネーター技術の応用化は当面しない」という発表になった訳です。
強い反対の声にひとたびは応用化を見送りましたが、
2001年、アメリカ農務省はモンサントの綿花にターミネーター技術の応用化を認めました。

いよいよスタートしたのです。

さらにアメリカで特許を取った技術として、「トレーターテクノロジー」という、
ターミネーター技術をもっと洗練化したものが登場しています。

自家採種した種が自殺してしまうというのはあまりにも露骨に反倫理性が際立つというので、
トレーター技術へ改良したということのようです。

これは取った種はそのまま播くと芽が出ないが開発企業が販売する薬剤に漬けるとか、
散布すれば、人為的に入れた成長や発芽を止めるブロック遺伝子が外れ、発芽するようになるというものです。
種子と薬剤のセット販売商法です。

非常に問題のある技術ですが、アメリカは去年の5月特許を認めました。
種会社が買収されて、ターミネーターやトレーターというテクノロジーが認められていく段階に来ています。

日本の場合は、ほとんどがF1で“種は毎年買うもの”ということが当たり前になっていて、
ターミネーター技術のことは農家さんにとって今までと同じ事なので今ひとつピンと来ません。
種屋が売りたい種しか買えないというのは、農民の自主性を自ら手放してしまっているということです。
それが「米」に来た時に、私たちは一体どうなるのだろうか、

このことを真剣に考えなければならない所にきています。

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