猫を飼うということは、猫を家族として迎えることです。
これからの十数年間、長生きする子であれば二十数年間を一緒に暮らしていくということになります。
一時的な感情で飼い始めて、やっぱり無理、飼えないなんていうことになれば、あなたも猫も不幸になります。ですから猫を飼う前にじっくり考えてくださるようお願いしますね。
よく里親募集のホームページなどで、飼う前に心がけることや準備をと〜て(>_<)も念入りに確認していますが、それくらい確認しても確認しても飼えないケースは出てくるのですよ。
猫とお金のコーナーでも触れますが、猫を飼うことはお金も手間もかかります。
毎日の食事やケア用品そして病院代など様々なお金があなたの財布にかかってきます。
昔はそれほど、猫を飼うことは負担じゃなかったような気がしますが、やっぱり時代が変わってきたのですねえ。
それを確認してそれでも尚、猫との生活をはじめられるかどうかを確認してくださいね。ゴロにゃんママの願いです。どうぞ猫を迎えることでその家庭がとても笑いに包まれた幸せな家になりますようにと。
でも本来猫を飼うことはそれほど難しい事ではないと思います。
可愛い(=^^=)と思って、一緒に暮らしたいと思う事が第一歩だと思います。そう思わないと先へ進まないですもんね。それに一緒に暮らし始めると、すぐに猫はあなたの生活に無くてはならないものになります。
捨ててしまう人や、飼うことをあきらめてしまう人は、その人自体が、何か別の大きな問題を抱えてしまった人なのだと思います。
またそう思いたいです。逆に猫がいるから頑張れる人の方が、たくさんたくさんずーとずーと多いのではないでしょうか。だからよーく考えた後は、楽しく最初の一歩を踏み出して下さいね。
ペットフード工業会・ペットフード公正取引協議会「ペットフード工業会』によると、猫を飼育している理由に「かわいいから」「好きだから」というのが理由にあげられています。
そして特に猫の純血種を飼っている世帯が、「生活にうるおいを感じるから」という答えを出しているのが特徴です。
犬を飼っている理由は、「かわいいから」「好きだから」というのはかわりありませんが、特に犬の純血種を飼っている世帯の方は、「一緒にいると楽しいから」という回答が多く寄せられています。
雑種の場合は、番犬としてという役割を与えられているのもちょっとナットクですが…。
それでも、よく高齢の方が、今から猫を飼うと、自分の命とどっちが先に死んでしまうか分からないから、飼いたいけど飼わないっていう声を聞きます。
それは仕方の無いことですね。賢明な判断だと思います。
どんなに愛していても、猫は大抵、先に死ぬことになります。
死に方はいろいろありますが、それが自然の摂理なのです。
猫が死ぬと自分の子供を亡くしたようにとてもショックで悲しい出来事なのですが、飼い主が先に死んだら、残された猫は不幸な目にあうことが多いのですよ。
最後まで愛情を持って接してあげることができますか?
私も不安でしたが、「クロ」を最後まで看取ってやることができて今は良かったと思っています。
もちろんまだまだ涙が溢れてくる事もしばしばありまが、いろいろ考えさせられることがたくさんあるのです。
今日では、猫は完全室内飼いが一番良いとされています。
室内飼いも完全無欠な飼い方ではありません。猫にとっては、デメリットも確実にあります。
退屈によるストレスの問題や、住環境からくるハウスダスト、カビの問題、運動不足の問題、あまり知られていませんが太陽光の不足からくる体温調節の不具合など、やはりデメリットはたくさんあるのです。
でも一歩外に踏み出せば、命にかかわる危険がいっぱい。交通事故や近所とのトラブル、猫同士のケンカ、迷子になって帰って来れなくなったり、と〜ても怖い感染病や様々な病気の問題など。数え出したらきりが無いくらいです。
人間でも暮らしにくいこの世の中では、室内飼いの方が、まだましであるといえます。
もちろんあなたの住まいが自然あふれるとっても静かでのどかな所で、ご近所さんともゆったりとスペースが確保できる住環境のお住まいのご家庭なら、やっぱり猫は猫らしく自然体で飼ってあげることが一番だと思うのですが…。
それでも完全室内飼いの方がいいのかな。猫エイズのことなんて考えるとやっぱりそうなるのかなあ。
アメリカでは、特に完全室内飼いを奨励していて、本場のイギリスでは、特に室内飼いにはこだわっていないようです。
お国柄もあるのですね。この日本では、今や断然室内飼いの方がよしとされていますが…。
ゴロにゃんママのところは、ず〜と完全室内飼いをしているのですが、やはりどこかに疑問はあります。
猫は特に外には出たがりませんが確かに体温調節が、昔の猫に比べて劣っているように思います。
夏場になるとクーラーなしだと犬のようにハーハー言って、いわゆる「あえぎ呼吸」をしていますからね。昔飼っていた猫たちは、ほとんどクーラー大嫌いでしたから。
でも今の猫たちは平気で、むしろクーラー大好きです。
ゴロにゃんママも引越したくなってきました。のどかな田舎に(;^_^A。
とにかく猫を飼う前にはいろいろと注意すべき事があるので、できるだけ情報を集めて、自分なりの育て方を研究してみてくださいね。
猫を飼うには、毎日の食事、猫のお手入れ、トイレの掃除など、さまざまな世話が必要です。まあ犬と違って毎日の散歩は特に絶対必要というわけではないですが、都会に暮らす猫ちゃんを時々散歩させている方もみかけますねえ。
とにかく責任をもって世話をすることができますかってことなのですよ。
よくあるのが、子供が子猫をひろってくるケース。親が仕方なく飼う場合。
子供は飽きるとすぐに世話をしなくなることが多いです。
そんな場合でも一度飼おうと決めたからには、子供の親に責任があるということを忘れないでくださいね。
そして猫の世話を十分にする注意点とともに、猫を飼うことでのマイナス面も知っておく必要があります。例えば臭いの問題。
猫自身の体の臭いよりも、猫のトイレのお掃除を怠るとことですぐに困った状態になります。
それに家の柱や家具を爪研ぎでガリガリなんてことも。しっかりとしつけをすれば回避できますが、しつけきれずにどこでもガリガリなんて状態を作ってしまうことも。
抜け毛で人間の洋服がいつも毛まみれなんてことも良くあることです。もちろんそんな困ったことになっても、尚、可愛い存在なのですが…。覚悟を決めて下さいね。
あなただけではなくって、一緒に住んでいる家族全員の同意と協力も絶対に必要です。反対している人が一人でもいると、猫も幸せにはなれません。でもあたなの家族がテレビに出てくるような大家族なら、反対する人が少数なら、飼っちゃえばいいかな(^_^;)?
家族にアレルギー体質の方がいる場合には、飼わない方がいいでしょう。どうしても飼いたいときは、抜け毛の少ない猫を選んで(毛のほとんどない猫なんてのもおりますデス例えばスフィンクスなど)、飼うってのもひとつの方法です。
ゴロにゃんママからのお願いですが、今後の人生がどうなるかわからない確立が高い方は、猫を飼う前に(そう言うと誰でも先は分からないのですよね。と〜っても難しいですが…ということは、逆にあんまり考えない方がいいのかな?)よ〜く考えてからにして下さいね。
そんな事を言い出すと、今、経済的にも安定している仲の良いご夫婦でも…もしかしたら…なんて…家庭環境は、どう変化するか分からないですよね。困ったなあ。わからなくなってきました。まあとにかくどういう状況に陥っても、とにかく最善を尽くして飼ってあげて下さい。あなたと猫ちゃんは、出会うべくして出会ったのですから…。
動物を飼うとやさしくなれるので、世の中平和になってきっときっと良いことが起きると、信じています。
でも災害などは、別問題かなあ?
火事や地震や水害などの自然災害の時なんかは、避難場所にペットは持ち込めないんですよね。基本的に。
なにかしらさみしくなってきました。
阪神淡路大震災のときも避難所へは幸い行かなくて良かったのすが、あのとき自分がそういう立場になっていたらと時々考えてしまいます。
なんと難しい決断をしないといけないことがあるのかです。普段は、猫はゴロにゃんママの子供同様なのですが、世間からみると決して子供ではない。猫は猫なのです。
避難所ではきっと断られてしまう。
そのときどうするか。
難しい問題です。
眠れなくなってしまうので、そのときがきたら、考えることにしましょう。この問題は……(^_^;)。
そして集合住宅や密集した住宅地で、猫を飼う場合にも、ご近所さんへの配慮が必要です。
ご近所さんとのトラブルの原因は、これも犬ほどではないのですが、バルコニーやベランダなどから勝手に隣家に行かないようにすることや、意外に抜け毛の対策なんかも必要です。
でもきちんと世話やしつけをすれば防げることばかりなので、気をつけましょうね。
|