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ひんやりが続く夏用冷感敷きパッドとは

夏に人気のひんやり敷きパッド、いざ使ってみると冷たくない、ひんやりするのは最初だけ、汗をかくと蒸れると感じることはありませんか。
どの商品も冷たい!q-maxが0.4越えと謳っていても、がっかりすることも少なくないと思います。

専門家であれば素材や割合、生地の構造などをチェックすれば、どのような使い心地がわかるものですが、普段寝具に接点のない方には難しいでしょう。
まず初めに言ってしまえば、ずっと冷たいひんやり敷きパッドなどないということです。

接触冷感というのは、そもそも触れた瞬間だけ冷たいということを意味します。
長くて数分、安い冷感敷きパッドなどは、もしかしたら数十秒とひんやり感は持続しないかもしれません。

q-maxが0.4あっても次第に0.3、0.2と使っているうちに暖かくなるのは仕方がないことであり、寝具メーカーも嘘をついているわけではありません。
最初は冷たく感じても、肌の熱が寝具に移ってしまえば、ぬるいと感じるようになってしまうのは当たり前のことなのです。

それでは意味がない!と感じられるかもしれませんが、寝ているときに体を冷やし続ける寝具が睡眠に良いわけではありません。
ただ寝苦しさを軽減する程度に、冷たさを持続させるために工夫されたひんやり敷きパッドが本当に良い寝具といえるのではないでしょうか。

昨今登場している朝まで冷たい冷却ジェルマットなどは体を冷やし続けるため、あまり健康にはよくないと思ったほうが良いでしょう。
夏の眠りを快適にするには接触冷感の敷きパッドの方が丁度良いというわけです。

ちなみに冷たさを示す尺度にq-maxという値があるのをご存知ですか。
主観にはなりますが、q-max別にどの程度ひんやり感を感じられるか下記に記載しました。

q-maxだけに左右されるのも考え物ですが、ひんやり敷きパッドを選ぶときの一つの目安にはなるでしょう。
あくまで接触冷感ですから、q-maxが高くてもずっと冷たいわけではないので、あしからず。

ちなみにこの0.4以上の数値がある素材は何かというと、昨今注目を浴びているポリエチレンです。
ついでナイロンといった具合ですが、ナイロンで0.4前後の値になります。

天然の接触冷感素材といわれる麻で0.3程度になりますから、0.4がいかにすごい数値かわかると思います。
ただポリエチレン自体に吸水性はなく、寝具に応用する場合は吸水性のある素材と混紡されていることが必須です。

人間は寝ている間に大量の汗をかきますが、これは深部体温を下げて熟睡するために必要な生理現象です。
この汗を敷きパッドが吸ってくれなければべたべたとして蒸れ感を生じ、冷感性も持続しないので注意しなければなりません。

吸水性のある素材とは、たとえば綿やレーヨン、テンセルなどがあります。
レーヨンやテンセルはそれ自体が接触冷感素材なので、ポリエチレンと合わせると良質なひんやり敷きパッドになると個人的には思います。

この割合をどれくらいにするかによって、敷きパッドの特徴も変わってきます。
ポリエチレンの量を増やせばひんやり感や強度も増しますが、一方で吸水性や心地よさが少なくなってしまいますから、バランスが重要です。

またメッシュ構造にして通気性を確保したり、パイル地にして接触面積を増やしたり、吸水性を上げることでよりひんやり感を持続させることもできます。
このように加工法を工夫することで使用感も変わり、より快適なひんやり敷きパッドになるというわけです。

>>接触冷感寝具特集はこちら

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