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蒸留竹酢液<白竹の滴>製造『熊崎寛雄さん』

竹酢液職人


今回ご紹介するのは、蒸留竹酢液原液『白竹の滴』を製造してもらっている熊崎寛雄さんです。
熊崎さんは元大手の銀行マン。13年前に銀行を退職し故郷の岐阜県中津川市の山間に戻り、地元の仲間と一緒に一から炭焼きを勉強し炭焼き工房をはじめました。

竹酢液工房
工房裏の渓流
現在は竹炭や竹酢液を生産する傍ら、野菜作りなども行って素晴らしいスローライフスタイルを築かれています。

場所は現在市町村合併で中津川市になっていますが、中津川市の中心街から熊崎さんの竹炭工房に向かう途中にはいくつものキャンプ場や廃校になった小学校があるような山深い場所で、工房の裏には岩魚が住む清らかな渓流が流れる素晴らしい環境の中にあります。

古民家 お住まいは築160年の古民家!(つまり建てられたのはなんと江戸時代)色々住みやすいように手を加えてはいますが、天井の太い梁などは歴史を感じさせる立派な風格を感じさせます。
今回は熊崎さんの奥さんの手作りの栗きんとんを頂きつつ、色々なお話しを伺いました。



(じまブロ元気村編集部 以下:編)
熊崎さんは元銀行マンで、お住まいも都会だったそうですが?


(熊崎寛雄さん 以下:熊さん)
中津川 ここに来たのは単に元々ここが実家だったということです。(笑)
でもここは山深い場所で大変不便な面もありますが、都会では出来ない色々な楽しみもあります。もともと好奇心旺盛でしたからね。炭焼きだって都会ではできません。不便な田舎には田舎なりに色々な楽しみがたくさんあるんですよ。


(編)
周りを見ると畑もたくさんあるようですが?

(熊さん)
畑もここに来てはじめて始めたんですよ。周りの皆さんに教わりながらやってるのですが、やってみると非常に難しいですね。農家の皆さんは長年培ってきたノウハウを持っていて、今このくらい雨が降ったら次はこうするとか、この肥料をやるとかいわれるんですが、それが全く解らないし、実際に出来た物もあきらかに違います。やっぱり農業も技術だって実感します。

スローライフ こういう田舎に住んでいると色々な事があって、先日は突然”ハチ追い”をしている人が突然ふらっとやって来ました。
「クマバチを追っている」なんて言うんですよ。(笑) クマバチに小さな肉を持って行かせて、その飛び方を地べたに寝っ転がってずっと見てるんです。ハチの飛び方や方向を見ながらハチの巣のありかを突き止めて蜂の子をとるという趣味なんですね。この趣味のために全国旅をしているそうですよ。


(編)
都会では考えられないような出来事があるんですね。
そういえば池の上に巣箱みたいな物が、、、


(熊さん)
ミツバチ あれは日本ミツバチの巣箱です。
小さな巣箱ですが、あれで蜂蜜も採ることができるんですよ。でも気まぐれで、突然家出しちゃったりします。(笑)
他に休耕田と湧き水を利用して錦鯉の養殖なんて事も実験的にやってます。




(編)
この炭焼き工房をはじめられたきっかけは何だったのでしょうか?


(熊さん)
地元の友人達と何か一緒にやろう、と話していたんですが、やるなら地元の資源を生かした事をということを色々考えて結局竹炭に行き着きました。

昔は何処でも炭焼きをやっていたんでしょうが、私どもは全くの素人で色々調べながら一から試行錯誤ではじめたんですよ。指導して頂ける人もいなかったですし、竹炭の製造方法なんて説明書ありませんから数年間の試行錯誤の末、ようやく上質な炭や竹酢液が出来るようになりました。


(編)
『白竹の滴』は、愛用者の皆さんから「他の竹酢液とは随分違う」「お風呂に入れると、肌の状態が凄くよくなる」という話をよく頂くのですが、一般的な竹酢液と何が違うのでしょうか?


(熊さん)
竹炭 特別に何か製法が違うとかいうことはないと思います。
原料の竹が孟宗竹を使用していることと、市販の多くの物は竹酢液原液ではなく見た目をよくするために竹酢液の原液に水を混ぜて蒸留して見た目が綺麗な物を製造します。白竹の滴は孟宗竹をよく乾燥して水分量を減らし、それを窯で焼くときにでる竹酢液を蒸留したものですから濃厚ということは言えるかもしれません。
その代わり、量的には非常に少量しかとれませんからコストの面では厳しいですね。でもお客様を裏切るような製品はやっぱり作りたくないですからね。


(編)
竹酢液を作る難しさというとどんなことでしょうか?


(熊さん)
やはり自然の素材が相手ですから、同じ孟宗竹を使 竹乾燥 っても毎回出来具合は変わってきます。質としては問題ないのですが、お客さまから見ると、見た目が変わってくると不安になってしまいます。一般的に市販されている竹酢液は、そのために水分を入れて調整するようですが、それをやってしまうと本当の意味で原液になりませんから、それはしたくない。この品質の管理が一番難しいですね。



(編)
原料の竹は、どこの物になるんですか?


(熊さん)
竹は孟宗竹です。地元で竹林をお持ちの皆さんから間引きの依頼を受けて、定期的に竹取に行きます。
竹は成長力が強くてどんどん増えるので原料代はほとんどタダですね。
でもこの竹の伐採というのは見た目以上に大変で単に竹を採るだけではないんですよ。伐採した後の処理とか竹の中でも使用出来ない部分の処理とか、非常にかさばるので運搬にもかなりの費用がかかってしまいます。
夏はマムシがいるので、あまり行きたくないですね(笑)


炭焼き教室 (編)
炭焼きの教室なども行っていると聞きましたが、


(熊さん)
地元で『竹炭を焼いている変わったヤツ』が居るということで、地元の森林の保護活動を行っているNPOの団体に頼まれて時々出張して教室を行ったりします。

2,3時間あればいろんな素材で炭を作ることが出来るので、お子さんから大人まで結構楽しまれていきますよ、『白竹の滴』の愛用者の皆さんも、是非体験してもらうと面白いと思いますよ。


寿司 (編)
そういえば、先日頂いた奥さん手作りの朴葉(ほおば)寿司、本当に美味しかったです。


(熊さん)
ここでは都会的な楽しみは全くありませんが、季節に応じて山菜とりなど色々なことを楽しめます。
是非皆さんでお越しください。いつでも歓迎します。


(編)
将来は会社の研修とか、竹酢液の愛用者の皆さんとも是非お邪魔させてください。
本日はありがとうございました。
これからも竹酢液の生産をよろしくお願い致します。


ビオトープ この取材の日も、自家製のパンや野菜などいっぱいオミアゲを頂いてしまいました。
熊崎さんは非常に素朴な方ですが、素晴らしいスローライフの達人です(もちろん本人はそんなこといいませんが)。

敷地の中には熊崎さんが休耕田を利用して作ったビオトープに綺麗な菖蒲の花が咲いていました。(写真右)

皆さんもご一緒に熊崎さんのところへスローライフを学びに行きませんか?


 ↓この日頂いた自家製栗きんとん
栗きんとん

  ↓熊崎さんと高柳(2007年8月)
竹酢液職人


★ 熊崎さんの蒸留竹酢液はこちら ★
お風呂に入るだけでツルスベ♪
白竹の滴
詳細はこちら>>


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