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飛騨清見『野中さん一家』


今回ご紹介するのは、飛騨清見(現在は高山市との合併で高山市清見町)の野中さんご夫婦。
野中さんは20年以上前からご家族でハーブ栽培に取り組んでいる清見のハーブ栽培先駆者的存在のご家族です。

今回は野中さん宅にお邪魔し、色々なお話しを伺いながら、家屋に隣接したハーブ園や、そのハーブを乾燥しドライハーブを作っている作業場にも案内して頂きました。

先ず野中さんご夫妻にお会いして驚いたのが、ずいぶん都会的な雰囲気。田舎の農家のご主人(失礼!)とは全く違って見えました。
そしてまた驚いたのが、清見という片田舎ではちょっと珍しい洋風のお宅です。玄関のアプローチもヨーロッパ風のモダンなタイルで随分立派なんです。リビングにも、よく別荘にあるような立派な薪ストーブがあって、その煙突が高い吹き抜けの天井まで伸びています。




(じまブロ元気村編集部 以下:編)
凄く立派なお家ですね。中もまるで別荘のようなお宅でビックリしました。失礼ですが野中さんはどちらの出身でしょうか?


(野中邦雄さん59才 以下:野中さん)
生まれも育ちもここ清見です。お米農家の長男なんですよ。でも僕は昔から新しい物が好きで、色々考えて作るのが好きなんです。あの玄関のアプローチも自分で作ったんです。何でも自分で考えて作るのが昔から好きなんですよ。

この薪ストーブは毎年薪を用意しなければいけないし温まるまでに時間もかかる。だけど温まるまでの時間、薪をくべたり、ストーブの上で食べ物を作ったり、、、そんな時間が心地いいんですね。




(編)
なるほど。ハーブの栽培は20年前からはじめたとのことですが、もともと奥様がご興味があったのでしょうか?


(野中さん奥さんの光子さん 以下:奥さん)
いいえ。これも主人が色々はじめたんです。わたしもハーブには興味はありましたが、どちらかというとお手伝いする方です。ハーブの入浴剤なども製品を試してみて主人に色々な意見を言ったりはしますが。


(野中さん)
僕がハーブに興味を持ったのは単純に面白そうだったからですよ(笑)
やっぱりこれも色々工夫して作るのが好きですからね。


(編)
でも20年前というと、ハーブ栽培をやられているところもあまり無かったんじゃないでしょうか?

(野中さん)
当時はハーブという言葉も一般的じゃあなくて、ハーブの種を入手すること自体が難しかったです。
あちこちに連絡して色々探し回って、徐々に種類を増やしてきました。
そのハーブの原産地を調べて、その気候を把握すればある程度上手に栽培することが出来ます。そんなことを色々調べるのも楽しいですしね。もともと野生に近い品種が多いですから清見の気候にあうものなら比較的簡単です。
でも中には害虫にかなり弱い物もあって害虫を1つずつ駆除していくのが結構手間がかかりますね。これは仕事だと思ってやると辛いかもしれませんが、自分が育てたハーブですからみんな可愛くてね。楽しみながらやってます。


(編)
ハーブの入浴剤を作ろうとしたきっかけは?


(野中さん)
ハーブというのは実は範囲が非常に広いんです。長い歴史の中で役立てられてきた、いわゆる薬草は全てハーブと言っていいと思います。美容効果が高い物も非常に多いいんですよ。
栽培するうちに種類も量もいっぱい収穫出来るようになってきましたから、これを手軽に活用しようと考えていたら入浴剤としての利用に行き着いたんです。ドライハーブを布袋に入れてお風呂に入れて家族で利用しだして、これがなかなかいい感じ。
そこでご近所にも配ったりしていたら、お子さん、奥さんからお年寄りまで「凄くいいよ」「肌が凄くきれいになった」っていうんで、嬉しくなって徐々に栽培の量も増やしていったんですよ。


(編)
もともと無農薬で栽培されていたんでしょうか?

(野中さん)
観賞用ではなくて料理や入浴剤に利用するのが前提ですから、農薬がかかった物は使う気になりませんし、、、
ハーブは基本的に丈夫な野生種に近い栽培植物ですから、手間さえ惜しまなければ出来るんです。
それに自分が作った物で皆さんに喜ばれるのは、とっても楽しいですからね。

昔の話ですが、あるドライブインで、露天のドライハーブのお店を出して家族で販売したことがあったんです。
台の上にドライハーブを山盛りにして、来た人に袋を渡して詰めるだけ詰めてもらって「1袋1000円ポッキリ!」なんてね。
これは本当に喜ばれて飛ぶように売れましたね。ドライハーブを山もりにすると、辺り一面いい香りが漂って、お客さんがどんどん寄ってくる。
でも、あまり沢山売れるんで最後にはドライブインのオーナーに「迷惑だ」って閉め出されちゃいました。(笑)
ああいうのって露天の店であまり沢山売れるとドライブインの中にお客さんが入って来なくなっちゃって、ドライブインはかえって迷惑なんだそうですよ。

(奥さん)
あの時は本当に凄い勢いで売れまして、ハーブがどんどん無くなっていって、、
だから私が商品をとりに家とドライブインを何回も急いで往復しました(笑)
でも嬉しかったですねぇ



ハーブ園から、ドライハーブの作業を行う場所を案内して頂きました。
このドライハーブの作業スペースは実はもともと野中さんご家族が住んでいた部屋なんだそうです。




(編)
随分沢山のハーブが吊してありますね。

(野中さん)
これでも今の時期は少ない方です。ハーブは種類によって収穫時期が違いますから順番に作ってストックしていくんです。自然乾燥でやっているので湿気が多い梅雨の時期は大変ですね。
今は機械を使った乾燥をしている所があると思いますが、自然乾燥の方がハーブの風味が飛ばないので、自然乾燥にこだわってやっています。天気がいい日には天日干しして室内にも外気を通す。湿気が多い日は室温調整のために締め切ったりして色々調整してうまく仕上げていくようにします。


(編)
入浴剤に使うハーブというのは、どうやって選んできたんでしょうか?

(野中さん)
わたしは専門の研究家ではありませんから難しい成分などは解りません。でも長年育てて、実際に色々な種類を自分や家族、それにご近所の皆さんに使っていただいて意見を聞きながら選んできました。ハーブの中には刺激が強い物もあるので、実際に自分で使って使用感を確かめるという方法が一番確かだと思うんです。

同じ名前のハーブでも、実は色々な種類があって微妙に違ったりしますが、施行錯誤しながら今の種類に落ち着いたという感じです。でもハーブは農産物で、ドライハーブといっても状態が季節によって変わってきます。だから季節によって一番いい状態の入浴剤にするために多少種類を変える場合もあります。

(編)
これからのハーブ栽培で考えていることはありますか?

(野中さん)
ハーブというと西洋の物というイメージが強いですが、日本のヨモギなども立派なハーブです。昔からヨモギ風呂ってよく利用されてきましたが、これを入れるとさらに身体がよく温まるので、ネオナチュラルさんの入浴剤にも入れることにしました。
他にも身体にいいハーブというのはたくさんありますから、これからも色々勉強していきたいですね。
季節に応じて違うタイプの物を作ったり、、、
息子(野中逸郎さん)も一緒にやるようになりましたし、これからもお客さまの意見などもどんどん取り入れて、もっと多くのお客さまに喜ばれる製品を作っていきたいです。せっかく清見というハーブに適した土地ですから。


(編)
ありがとうございました。
これからも是非皆さんに喜ばれるハーブの栽培をよろしくお願い致します!




野中さんの家のリビングからは、いつもハーブ園が見渡せるようになっています。

ハーブ園の裏には雪が積もった源氏岳から注ぐ渓流が流れ、野中さんのご自宅の前には湧き水が流れる水路にクレソンが青く茂っていました。 そんな家の造りからも、野中さんご夫妻のハーブに対する想いが解るような気がしました。
ここ清見のハーブ園にはいつも清々しい空気が流れているようです。


おまけ↓ 野中さんちのウサちゃんみる君です(^.^)


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