美しい景観を誇る、世界遺産で育まれるドウロワイン

こんにちは、ちえこです。今日もこのコラムをお読みいただきありがとうございます。

8月も最終週!!夏から秋へと変わりつつある二十四節気は処暑、暑さはひと段落したようですね。
過ぎてしまうと、名残惜しい夏。この夏休みは海へ山へ、大自然に触れた方々も、そうでなかった方にも、秋を迎えるこの季節にぴったりのワインをご紹介したいと思います。

ファミリーセールでの試飲ワイン

今日のワインは、ポルトガルの世界遺産、ドウロ川上流ワイン生産地域で生産された白ワイン。

ドウロ川とはポルトガル北部、スペインに源流を持つ渓谷を形成する川で、その地域でのワインづくりは12世紀ころまで遡ります。
長く、イギリスとの交易では赤ワイン、ポートワインが市場において発展し、16世紀にはポルトガル宣教師によって日本の戦国武将へ送られたことなどが知られていますね。

赤ワインの銘醸地として一世風靡している産地ではありますが、標高の高さ、土壌の複雑さ、気候の特徴は赤ワインのみならず、素晴らしい白ワインもできて然り。しかもコストパフォーマンスが高いとなれば、ぜひとも試していただきたい!

メアンドロ ブランコ 2015

生産者のキンタ・ド・ヴァレ・ミアオンは19世紀後期に、「ドウロに、手本となるワイナリーをつくる」という夢を抱いたひとりの婦人が300ヘクタールの土地を購入するところから始まり、家族によって継がれ、今では世界に注目されるポルトガルワインとして名声を得ています。

グラスに注ぐと

メアンドロ・ブランコ 2015は、アリント50%、ラビガト50%と、どちらもフレッシュな酸が感じられるぶどう品種を使用してつくられた白ワイン。

グラスに注ぐと、グリーンがかった透明感のあるイエローの色調。スイカズラのような白い花と、新緑のような爽やかさがあり、香りからフレッシュな気分にさせてくれます。

口に含むと、舌にキリっとした酸により爽やかさが感じられ、後から熟したライムのような果実感が口中に広がり、塩気を含んだ旨みをもたらしてくれます。

新サンマの季節ですね!

食欲の秋を迎えつつあるこの季節、新サンマを香ばしく焼いて、今晩のテーブルにいかがでしょう。片手には、キリっと冷えたメアンドロ・ブランコ2015がオススメです♪