簡単・時短!圧力鍋初心者にオススメ、T-fal(ティファール)

著者

2017.12.11

大場 里江

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T-fal(ティファール)クリプソミニット パーフェクト


ここ数日でめっきり寒くなりました。
私の住む地域は、雪こそ降らないものの、遠州地域特有のからっ風がぴゅーっと吹き抜けて、思わず「おー、寒い寒い」と身を縮こませてしまいます。
家の中に入ると、難から逃れたかのように少しほっとして、こんな時には温かい料理が食べたいなとしみじみ。
時間のある時には、少し手の込んだ煮込み料理をコトコトと煮ていくのも、楽しいですね。
夏場はキッチンに長時間経つのは暑くて、少し疲れてしまうけれど、寒い冬は火の元でしゅんしゅんと立ち込める蒸気を眺めながら、のんびりじっくり煮込んでいる時間も愛おしく感じます。

忙しい毎日の中で、のんびりじっくりお料理する時間を取れる方は割と少ないかもしれません。
仕事をしていたり、子育てをしていたり、忙しい合間で料理する時間を設けて、やりくりする方が多い時代です。
丁寧に暮らしたいと思っていても、1週間の中でゆっくりお料理を作れる時間をどれだけの方が取れているのでしょうか。

そんな時には、「圧力鍋」という手があります。
最近では、書店の料理本コーナーでも圧力鍋を使ったレシピ本が多く出版されていますし、興味のある方も多いのではないでしょうか。
でも、何だか難しそう・・・圧力をかけるって怖そう・・・等々躊躇してしまう理由は人それぞれ。

フライパンで有名な「T-fal(ティファール)」の圧力鍋

今回紹介するのはこちら。
ティファール クリプソミニットパーフェクト」 サイズは 4.5L6Lがあり、こちらは 6L

T-fal(ティファール)クリプソミニット パーフェクト

本体は丈夫で、におい移りや色移りがしにくいステンレス製
ステンレスならではの光沢感で存在感がありつつも、蓋の丸みを帯びたデザインと色合いが家庭に馴染む温かさを醸し出しています。
そして、両手鍋ですから、持ち運びしやすいです。
圧力鍋だと割と片手鍋のものも多いですが、やっぱり量をたくさん仕込んだ時には、両手の方が持ちやすく安心感がありますね。
鍋本体も見た目よりずっと軽い。
従来のものと比べて30%も軽くなっているそうです。

ティファール 」といえば、フライパンや鍋、電気ケトルにミキサー等々、様々なキッチン商品を製造販売するメーカー。
消費者が使いやすく、料理を楽しめるよう、暮らしに寄り添う製品を数々生み出し、世界中に愛用者がいることは、説明不要ですね。
「こびりつかないフライパン」として評判のフライパンの先駆けでもあり、食材を入れるベストなタイミングを目で見て判断しやすい「お知らせマーク」など、ヒット商品多数の企業です。

底を見てみると、キズが目立ちにくいように、模様が施されています。
そして、真ん中には、「MADE IN FRANCE」の文字。
ティファール の生まれのフランスと言えば、共働きが多い事でも知られます。
働く女性が多く、働くママはごく普通の存在。
男性が家事や育児に積極的に参加する姿も多くみられるようです。
そんな中で圧力鍋はごくごく日常の存在で、どの家庭にも比較的置いてあるそう。
忙しい合間にも、楽しんで食事をしたいと考えるのは私たちも一緒ですから、圧力鍋は自炊生活をするうえで、強力な味方になってくれそうです

「ティファール クリプソミニット パーフェクト」を細かくチェック!

T-fal(ティファール)クリプソミニット パーフェクト

箱を開けると、中はこんな感じ。
普通の料理にも使えるガラス蓋、蒸し料理に便利な中カゴ、そして安心のレシピブックが入っています。

何といっても、こちらの素晴らしいところの一つが「カンタン片手開閉」ができるところ。
ハンドル部分を持ち上げれば蓋のロックが外れ、ハンドルを下げればロックされるという代物。
「ロックの解除/ロック」と「ふたの開閉」同時にできるので片手で操作が簡単にできるのです。
調理中は、いろんな作業を同時進行で行うことも多いですから、簡単に開閉ができるのは便利ですね。

T-fal(ティファール)クリプソミニット パーフェクト

そして、初めての方でも安心な火加減調節のタイミングを知らせてくれるアラームがついています。
初めて圧力鍋を使うと、どのタイミングで火を調節するのか不安になりますが、こちらはアラームで知らせてくれるので安心。
鍋の中が加熱され、蒸気が出てくるとアラームでお知らせ。
失敗の不安なく使えます。
火加減を示す表示もついているので、分かりやすいですね。

圧力鍋の最大のメリットは、何といっても「時短調理」です。
密閉して100℃以上の高温で加熱できる圧力調理なので、普通のお鍋と比べて調理時間を最大1/3迄短縮できます。
短い時間で火の通りにくい塊のお肉がホロホロになったり、ふっくらとした玄米が炊きあがったり、まるで時間をかけて作ったかのような料理を楽しめることが最大のポイント。
そして、それに伴い電気やガスの使用量も抑えられるので、省エネ効果も生まれて、更に嬉しい調理器具です。

そして、更に嬉しいポイントが「栄養をキープ」できるという点。
野菜などの栄養分を閉じ込めたまま加熱する圧力調理は、普通の鍋での調理と比較して、長時間の加熱に弱いビタミンCを最大80%キープできるそう。
よく美味しく、尚且つ栄養を逃さないのは、良いですね。

ステンレス製なので、ガスはもちろん、IHにも対応可能です。
長く愛用できるよう、対象箇所には10年間の保証がついています。
壊れたら買い替えるよりも、大切に長く使って行きたい。
そんな気持ちに寄り添う10年保証は安心ですね。

圧力鍋ユーザーにオススメ「ティファール クリプソミニットイージー」

そして、もう一つ。
こちらは「 ティファール クリプソミニットイージー 」。
こちらもサイズは 4.5L6L
写真は4.5L 」。
クリプソミニットパーフェクト」と作りはほぼ同じですが、こちらにはタイマー機能は付いていません。
圧力鍋ビギナーさんはパーフェクトを、2代目3代目という方は、 イージー でも良さそうです。
T-fal(ティファール)クリプソミニット パーフェクト

いざ時短調理!ティファール圧力鍋を使ってみる

さて、使ってみましょう。
今回は市販のルーを使って、チキンカレーを。
前日に、鶏肉を下処理してカレー粉やヨーグルト、塩、胡椒で下味を揉み込んでおきました。
玉葱と生姜、ニンニクをバターで炒めて、ホールトマトとほんの少しの水、そして漬け込んでおいた鶏肉を入れて加圧スタート。
レシピブックをチェックすると、他のレシピでカレーは7分と書いてありますので、そちらに合わせてみます。
シューっと蒸気が立ち上がりましたが、昔の圧力鍋と比べると少し静かになってますね。
昔の圧力鍋は、シューっという音が大きくて何だか失敗すると爆発でもしちゃうんじゃないかって不安になったことがありました。
ですが、こちらは割と静かなので、(それでもシューっとはもちろん言いますけどね)初めてさんにも安心です。

使ってみると蓋には安心設計がいくつか。
安全ロックピンがついていて、加圧中は絶対に蓋は開かないようになっていますし、蓋がしっかり閉まらないと圧力はかかりません。
そして、圧がかかりすぎないように、常に一定に保つ工夫が施されていますので、初めてにも使いやすいです。
圧力鍋って初めての方からしたら怖いってよく聞きますが、こちらは安心して使えそうです。

また、この圧力鍋は、ステンレス製でさびにくく、臭い移りしにくい素材で安心です。
ただ、料理によっては、蓋のパッキング部分に臭いがついてしまうことも。
その時は、蓋から外したパッキング部分を、お米のとぎ汁酢水に漬けこんだり、重曹水の中で沸騰させるとよいですよ。
その後、十分に洗ってすすぎ、風通しの良い場所で乾かしてくださいね。

T-fal(ティファール)クリプソミニット パーフェクト
加圧が終わって、蓋を開けると、ふんわりとカレー粉の良い香り。
ルーを加えて溶かしたら、完成。
ターメリックライスと共にいただきます。

ハチミツやビネガー、オリーブオイルなどマリネした紫キャベツのサラダと茹で卵、パクチーを添えて。
そうそう、レタスやアスパラ、トマトやキュウリ、具だくさんのサラダも忘れずにね。
さ、あったかいうちに召し上がれ。
寒い冬には体の中から温まろう。

まるで手の込んだ料理みたい!時短調理ならやっぱり圧力鍋

T-fal(ティファール)クリプソミニット パーフェクト

食べてみると、お肉やわらか〜い!ほぐれる〜!おいしー!
まるで長時間コトコトと煮たみたいに、鶏肉がホロホロとしていました。
たった7分の加圧でこれは嬉しい!
これだけ柔らかくなるなら、忙しい中で半ばあきらめてしまっていた、じっくりと時間をかけて作る料理も挑戦したいと思う方がいらっしゃるんじゃないかな。
料理のバリエーションも増えそうだし、圧力鍋を使うことであれもこれも作ってみたいって前向きになれる気がします。
さらに、調理器具一つで、ライフスタイルにゆとりができて、作った料理も美味しければ、時短調理で生まれた時間も有効に使えて、その分できなかったあれこれもできる時間が作れるかもしれません。
単なる調理道具にあらず、限られた時間の中で暮らしを見つめるきっかけともなりうるかもしれません。

大げさかな・・・。
いや、そんなことは無いと思います!

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プロフィール

PROFILE

大場里江(料理教室saji 主宰)

調理師学校卒業後、大手企業の料理教室にて料理講師として勤務し、2015年8月「saji」の名で独立。料理教室、フードコーディネート、ケータリングを主に活動しています。『食べる・つながる』をモットーに、身近な方に喜んでいただく、日常で食べたいごはんやおやつを提案しています。

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