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オーダーメイドと既製品の違い
既製品のゴルフグローブの場合、多くは合皮を使用し、定められた数パターンのサイズに裁断し、主に海外の工場で大量生産されます。
しかしオーダーメイドゴルフグローブをお作りするアスキューでは、一枚のゴルフグローブを作るのに約9.3デシ(約93平方センチ)の革が必要で、一頭の子羊から3枚程度のゴルフグローブしか作ることが出来ません。
その貴重な、厳選された革を使って白鳥町(香川県東かがわ市)の誇り高き手袋職人たちがお客様の手形を元に裁断し、一枚一枚縫い上げ、グローブへと仕上げていきます。
熟練した職人でなければ出来ない、甲の部分に厚みを出させるための微妙な調整。指先の特徴を捉えたわずかな工夫。そういったものをお客様に取っていただいた手形や測っていただいたサイズなどを元に、職人ならではの技術で仕上げていくのです。
かといって匠がこだわるのは形ばかりではありません。ゴルフグローブは単なる手のカバーではないのです。手や指といった繊細な動きをするその動作を予測しながら、常人では想像できないほど丹念な仕上げをしていくのです。
かつて手袋の町として栄えた白鳥町も、残念ながら今では工賃の安い海外に殆どの仕事を奪われてしまいました。そんな現在でも頑なに職人道を貫いているわずかな方々がアスキューのオーダーメイドグローブを作ってくださっているのです。
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