モネ「睡蓮」作品一覧
クロード・モネ(Claude Monet)
1840年 パリに生まれる。光の画家とも称され、時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化を、生涯にわたり追求した。
1874年 保守的なサロン・ド・パリから独立した第一回の展覧会に「印象 日の出」を出品。印象派の名前の由来になる。
1883年 フランス・ノルマンディー地方のジヴェルニーに移り、風景画制作を始める。
1899年 睡蓮シリーズを描き始める。同じ風景を、時間帯や視点を変えて何度も描く表現方法を確立した。
1926年 逝去。享年86歳。
●19世紀後半にヨーロッパで流行した日本趣味(ジャポニスム)にモネもまた魅せられ、移住したパリ郊外のジヴェルニーの家には、日本風の庭園を造った。そして太鼓橋を、時間や視点を変えながら何枚も描いた。
●モネは、約30年間に渡り250枚以上の睡蓮シリーズを描いた。庭の風景を描くうち、池のみに集中するようになる。
●花や水を表わす筆触や色彩は、初期の印象主義的な手法とはかなり異なり、時には表現主義的ともいえる厳しさで、池の水面の神秘なまでの美しさを捉えている。ダイナミックな筆跡は、モネの衰えない熱意を感じさせます。
1つの部屋を『睡蓮』の巨大なキャンバスで埋めつくした「大装飾画」を制作する構想をもっていたモネ。白内障や身内の不幸などの困難に悩みながらも、80才を超えて大作を完成させた。オランジュリー美術館の展示室はモネの要望により明るいパノラマの展示になっており、展示室内を歩きながら鑑賞し「絵画の中に入り込む」感覚は、日本の襖絵の影響も指摘されている。
※ 横長の作品のため、額装ではなく、フレームなしのパネルになります。幅(約)200cmまでの寸法でご用意できます。
≪睡蓮≫ 大装飾画プロジェクトの習作として、壁画サイズの作品群が制作されている。モネは生前これらの関連作品を決して手放すことはなかったという。
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