今回は前回に引き続き一昨年の11月にドイツの醸造見本市へ行った時の様子をご紹介します。
11/16本日も前日に引き続き電車でニュルンベルクの見本市へ、と思ったところ線路内に馬が侵入したたため、電車が1時間ほど遅れる。お昼近くに見本市会場へ到着。
この会場は「メッセ」(MESS)という見本市会場で、世界最大規模のおもちゃの見本市が開かれる事でも有名です。ビール醸造の見本市は、通常の年はこの会場で開かれますが、4年に一度ミュンヘンでもっと大掛かりな見本市が開かれるとのこと。
この見本市では、機械から原料、広告品などビールにかかわるありとあらゆる会社がブースに出展しています。入場のときにもらうカタログに出展企業の一覧が乗っていますが、これが小型の時刻表ぐらいの厚みがあります。一方入場できるのはビール業界の人に限られ(入り口で名刺を出して受付)、世界中のビール関係者が集まります。中では日本人とおぼしき人も多数見かけました。
この見本市で面白いのは、出展企業が必ずビールと簡単なつまみ(ソーセージなど)を出すカウンターを設けていることで、このカウンターでビールを一杯飲みながら商談をするわけですが、夕方近くなると結構お酒の入っている人が増えてきて会場全体が怪しい雰囲気になってきます。ほとんど仕事しに来てるのか、飲んでるだけなのか分からない人も結構います。
聞いてみると、商談というほかに世界中にちらばっている知り合いに一年に一回、ここで会って情報交換をするというのも目的のひとつとのとで、あちこちで「よう、久しぶり」みたいな挨拶が交わされています。
この日は夕方からニュルンベルク市内を歩いて観光。この季節のニュルンベルクの名物にレーブクーヘンがあります。しょうがのきいた柔らかめのクッキーのようなものですが、年末にかけての季節、この地域の人は知り合いや親戚に、このお菓子を贈るのが慣わしになっています。街にはいたるところにこのレーブクーヘンを売る出店が並んでいました。見本市会場の中にもレーブクーヘンの出店がしっかりとありました。
再び電車でバンベルクへ戻る。夜は市内のギリシャ料理店へ。何故かドイツではどの街にもギリシャ料理店とトルコ料理店がありますがどこも結構安くてボリュームがあります。ここでもスタートはラオホビール。続いてヘレス(南ドイツのラガービール)ヴァイツェンと続きます。この日は結構飲んで3人で90マルク(約4500円)
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