キムラとシマダは、普通に高校、大学を出て、企業に就職してというよくある道を歩んできました。少なくとも、幼い頃より将来独立しようと思って、経験を積んできていませんので、「はて独立はしたがこれはどうやってやるんだろう?」ということが多々あるわけです。しかし、今回のテーマなら司法書士の方にお願いしようと人任せにはせず、極力自分らで調べて自分らでできる事は自分らでやって行こうと今までやってきています。 |
会社設立 |
私たちの登記簿上の正式な社名は「有限会社ベアレン醸造所」です。 さて、私たちの会社は有限会社ですが、株式会社と違って有限会社はなにが違うのか、つまり何かに限りがある訳ですが、それは出資者の人数です。有限会社では出資者は 会社設立のもろもろの手続きはほとんどキムラが行いましたが、わからない事は図書館で関連の本を借りてきたり、インターネットで調べたりしました。最近は大変便利な本やサイトが多く、感謝の念が絶えませんでしたが、それに伴って手続きを進めました。 |
定款の作成 |
さて、この定款、普通にワードでバチバチと打っていった訳ですが、もちろんこれだけではただの文章が書いてある紙切れです。まず社員(有限会社では出資者の事をこう呼ぶんですね)の印を押し、公証人役場に行って認証の手続きを行います。盛岡の公証人役場は大通の七十七銀行の向かいにありますが、机が二つだけの寂しい事務所でした。ここで印を押してもらって、出来上がりですが、不思議なもので朱色の印が押してあるとそれらしく見えてくるものですね。 会社の登記にはこれと、出資金を銀行で引き受けてもらい、この証書を持って法務局で行います。盛岡の法務局は県庁の向かいにありますが、ここで6万円の登記手数料を印紙で払って手続き完了です。この窓口に提出した日が2月20日で、会社設立日となります。残念ながら結婚記念日のような、しゃれたエピソードはこの日にはありません・・・ |
社名について |
マークはその熊をモチーフにして、当社マイスターのイヴォがデザインしたもの。詳しくは、近いうちにこのコーナーの中でご紹介します。 そして、ベアレンに醸造所とつけたのは実はキムラの強いこだわりです。日本に多いビール会社の呼び名は「○○ビール」や「△△ブルーイング」「□□ブロイ」などですが、醸造所とお堅い名前にしたのはこの言葉から時代に流されないこだわりや本格感を感じられると考えたからです。いかがでしょうか? けど、結構言いにくいんですよね。「ジョウゾウショ」、初めての方に電話で名乗る時など、まず一回では聞き取ってもらえません。皆さんにきちんと認識してもらえる、これも私たちの頑張りの成果の一つの指標だと思っています。 いかがでしたか?実際にはもっと細かなやり取りや準備がありましたが、かなり端折って書きました。けど、雰囲気は伝わったかなあと願っております。 |
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