今年は湿度が多く、腐敗がなきにしもあらずですが、早期のエフイヤージュで葡萄はこのとおり見事なまでに健全です。
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もうお馴染みのひとコマではありますが、房から葡萄粒を丁寧にはずしてミニ圧搾機にいれて果汁を搾ります。このあともいろいろな操作があるのですが、3年間セシルにまかせていた作業を久しぶりにやると、これが大変疲れます。
昔はなんでもなかったのに・・・。 |
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さて、収穫期のサンプリング以外にもやることは山程あります。
そしてその仕事を増やしてくれるのが、これまたDD教授です。イケムにサンプリングに行くように、とのご命令です。面倒いなァ、だってイケムって結構遠いんです。しかもグニャグニャ路を通らなければなりません。
まっ、それはともかく、目的はイケムのソーヴィニヨン。
そのソーヴィニヨンの畑からシャトーをみたところです。 |
今回の目的はこの熟成度の葡萄です。勿論まだ収穫せず、貴腐が完全に付くまで待ちます。畑では沢山の葡萄をかじりながら、目的のアロマを持つ葡萄を探しだしてサンプリングしました。栽培担当の方が案内してくれたのですが、接ぎ木されている台木の種類によってこうも味のニュアンスが違うものかと改めて驚きました。 |
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サンプリングのついでにメートル・ド・シェにシャトーを案内して貰いました。
ここは1年目の樽熟成庫です。2年目以降の貯蔵庫は地下にあり、大変見事なのですが、何故か撮影し忘れました。 |
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さて、帰り際にソーヴィニヨンの果汁を貰いました。
勿論、こちらがお願いしたのですが・・・。イケムになるかもしれないキューブから10L程・・・。
笑顔でタンクから果汁をとりだしてくれているのが、ここのメートル・ド・シェ、サンドリーヌさんです 。私と彼女は修士時代の同級生です。 |
もうすっかり時間もたちました。
帰ろうとしたところ、試飲していかない?と、嬉しいお誘い。
私の為にわざわざ、2003年のイケムを抜いてくれました。濃縮されているけれど、重くはなくかなりフレッシュです。非典型のイケムである、とは彼女の意見です。
イケムのテーステイングルームには古いヴィンテージが展示されています。。どんな味がするのでしょう。グラスに注いでくれたイケムをすべて飲み干し、サンプリングした葡萄を処理しなければならないので、タランスの醸造学部への帰路につきました。 |
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