今年は冷夏で、雨も時々という悪条件です。ブドウの成熟はやや遅れ気味です。
今月9月4日に例の樽内マロのサンプル採取の為、レイノンを訪れました。実際こんなことやっている暇はないのですが、3ヶ月に一度のサンプリングがどうしても収穫期と重なってしまいます。
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ここでクイズを一つ。
樽からチューブでビンにワインを充填しますが、樽香の弱い順から採取していきます。
アメリカンオーク(1)、フレンチオーク(2)、フレンチオーク+マロの澱入り(3)、ではどの順序からサンプリングすべきでしょうか? |
答えは2、3、1、の順です。 |
ところで今年のブドウの出来ですが、この悪条件にもかかわらずレイノンでは白ブドウ品種は大変良い状態です。教授と畑を見て回りましたが、腐敗果もほとんどなく見事なものです。彼の栽培技術の手腕がものをいった結果でしょうか。
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全般に白品種は問題ないものの、赤品種に関して(特にカベルネ)は難しい状況のようです。今後の天候次第というところでしょうか。
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この日のレイノンは嵐の前の静けさ、といったところです。シェも綺麗に掃除されて、そして空の樽が今年のワインを待っている状態です。
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収穫日を決定するためのブドウのコントロールもこの時期のかかせない仕事です。 |