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TAKAのボルドー便り


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24.アルザスの一日

10月の下旬のある日、アルザスへ行ってまいりました。
昨年グラン・プリを授与してくれたアカデミー・アモリムからの招待です。それは今年のグランプリ受賞者の選考資格を与えられた為で、そしてその受賞者の受賞式が今年はアルザスで行われたからです。
当日は受賞に先立ち、アルザスの生産者とのディスカッションが行われました。大変多くの人達が集い、ジントゥ・ウン・ブレヒトや、マルセル・ダイス、ロレンツ等の顔ぶれも見えました。約一時間半程の討論後にグラン・プリの発表がありましたが、今年はモンペリエ大学の方がその栄誉に輝きました。

さて、 翌日はドメーヌ・ワイン・バックの訪問です。私の大好きなアルザス・ワイン生産者の一つです。そのドメーヌはカイゼルスベルグという街に所属しています。


貴腐を待つゲヴェルツトラミネールです。
なんとも感傷的な雰囲気に満ちています。セミヨンと違い、この品種は貴腐にならなくてももともと果皮がチョコレートのような色合いを呈しています。

これは貴腐がブドウ表面に発達しはじめてきたところです。

醸造場の中をみせてもらいました。圧搾器が3器、鎮座しています。

フードルと呼ばれる大樽での醗酵です。

樽の頭に付いているアンテナみたいなガラス管はこれです。



樽に装着された様子です。

このガラス管に水をいれておけば醗酵中の二酸化炭素は外へ逃げるけれど、空気は中に入らないという具合になっています。
ところでこの意義ですが、実は質問しそびれました。しかし考えるにこのフードルという大樽は殆ど開口部がありません。果汁を入れて、蓋をしめたらそれで終りです。これでは中の果汁の具合がどうなっているのかわからないでしょう。多分醗酵具合を探るために付けられるのではないでしょうか。訪問したときにはある一つのフードルがゴボゴボと大きな音を発てていました。みると上部に取り付けられたそのガラス管からの音です。これは醗酵がうまくいっている、とはこのドメーヌのお嬢さんの話。やはり、醗酵の具合をみるアンテナなのでしょうか。

当日は沢山のワインを試飲させてくれました。
中央の女性がマダム・テオ・ファーレイです。

このあと街の中心に移動しました。あのシュバイツアー博士の生家があるということで有名なところです。



ここで私はやっと待望のシュー・クルトを食べました。
合わせたワインはドメーヌ・ワイン・バックのリースリング、キュベ・テオですから不足はありません。



アルザスでのお土産といえば民族衣装をまとった人形かコウノトリのぬいぐるみ、または幸せを呼ぶというフクロウが定番です。大好きなハムやソーセージを買って帰りたかったけれど、これは次回の楽しみとしてボルドーへの帰途につきました。

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