猫と人との出会いについてここでは触れてみたいと思います。
約1万年前のヨーロッパや中東アジアの遺跡から、小型のネコ科の化石が多数見つかっているそうです。
でもこれが人に飼われていたという証拠にはなりません。食料として食べられていた?可能性もあります。約1万年前といえば 、氷河期の終わり頃になるので、まだまだ食料的には厳しい年代ですよね。
そのころにとてもペットととして、飼われていたとはゴロにゃんママ的には考えられません。でももしかしたら、可愛いから飼ってたのかもって考えると、それはそれで単純にあり得るとも思ってしまうのです。
果たしてどうっだったのか。専門家の方でもなかなか分からないらしいです。
そして人間の生活の変化が、猫との関わりを劇的に変える出来事へと移っていくのです。そう考えるととても不思議ですよね。
出会うべくして出会ったのです。人と猫は…。そしていま飼っているあなたのそばの猫ちゃんとも出会うべくして出会った。
ちょっと運命的なものも感じてしまう今日このごろのゴロにゃんママなのです。
紀元前4000年頃になると巨大な農耕文化が登場して、それまでの狩猟生活から脱却した人間は、収穫した穀物を倉などに貯蔵して生計を立てるようになりました。これがそもそもの始まりになりました。
毎年毎年収穫した大量の穀物を貯蔵することで、それまでの自然環境ではありえない事が次々と起こるようになったのです。
まず、周辺に穀物目当ての小動物、特にネズミなどが集まってきます。そりゃあネズミにすれば、願ったり叶ったりの環境ですよね。
ほとんど苦労なしで、毎日毎日、食料にありつけるわけですから…。
私がネズミだったら絶対参戦していると思います。
そしてそれまで、夜行性で、夜に狩をして森で暮らすと〜っても臆病な猫は、人間の生活圏から離れて生きていました。
とても人間のそばになんていけないっと思っていたに違いありません。
ものすごーく考えたと思いますよ。夜も寝られなかったに違いない!!あああ、そもそも夜は寝ないのか〜〜。(^_^;)
が、が、が、好物のネズミを追いかけて人間の生活のそばにやってきたのです。人との出会いの始まりです。人間の近くで生活することは、猫にとってまさしく「一大決心!!!」だったに違いありません。
ネズミが集中して集まっていて、こんなに狩が楽にできる場所はなかったのでしょう。だからこそ人間がいるけれど、勇気をふるって近づいてきたにちがいありません。きっと後にも先にも、猫のこれほどの決心は猫の歴史上なかったと思われます。
でもでもこれが、地球上の動物の中で、どの動物も成し得なかった不労所得を得るという優雅な生活を手に入れる第一歩だったのです。このころはまだ自分でネズミを捕っていましたが…。やがて何にもしなくていい地球上の唯一の動物になっていくのです。でもこれは幸せなのか不幸なのか、猫に聞いてみないとわかりませんね。
そしてゴロにゃんママとも後生、運命的に出会うわけです!!!
きっときっかけは、ケガをした猫をかわいそうに思った人間が、かえがえしく世話をしたんじゃないですかねえ。それは、子ネコだったのかも…。
そのお礼にネズミでも捕ってやろう(多分猫はそんな気持ちはサラサラないと思いますが!!)と、住み着いた事がきっかけとなって。
人間の方もこれは使える!!!っと思ったかどうか…。
それまで、人間の方も、ネズミには手を焼いていたに違いありません。そのネズミの天敵をなんとか手なずけて駆除してやろうと思ったに違いないでしょう。
そして猫と共存共栄できることが確認できたのです♪(o^o^o)。
でもそれは飼われた後の話であって、そもそも、やっぱり猫は、可愛い動物で、食べてもおいしくない動物だったからではないでしょうか。え、極端すぎるって?
人間もつい1世紀ほど前まで、「食べる」「生きていく」ということだけが人生の大きなテーマであり、雑食である人間はいろんな動物を食べてしまいます。
犬を食べる習慣は、韓国や北朝鮮、そして中国などで習慣として残り現在も食べられていますし、猫料理はさほど多くありませんが、中国広州やイランなどの国の高級料理として食べられていました。
でも普及しなかったのは、全然おいしくなかったのではないでしょうか。だから家畜にしなかった。もしおいしい食肉であれば、普段はネズミを捕らせて利用して、ここぞというときには家畜として食料になるっていうのが通例です。猫はおいしくなかったのです。牛や豚や鶏はとてもおいしかったのです。
おいしくなければ、今度は役に立つか立たないかとなります。犬はとても利口で、人間の生活に深くとけ込んでいきます。即戦力となる動物の労働としては、犬は、はるかに猫よりも役に立ちました。役に立つようになった犬も、そのうち食べられなくなっていったのです。
そして猫は、夜の間に狩をする本能を利用されて、人間から知らない間に役目を与えられ、どんどん飼われていくようになったのです。
でも基本的にえさはいらないから、と〜っても自立した関係だったに違いありません。
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