2009年1月
12 件 / 12件中
-
ブルーノ・ワルター(1876-1962):
交響曲 ニ短調 [ボットスタイン/北ドイツ放送交響楽団]WALTER, B.: Symphony No. 1 (North German Radio Symphony, Botstein)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:777163-2
CD価格:2,445円(税込)
大指揮者として知られるワルターですが、当時の音楽家の常として彼も作曲に勤しんでいたことは案外知られているのではないでしょうか。今までにも歌曲など若干のリリースがあったのですが、今回はついに大曲「交響曲」の登場です。この作品は1907年に作曲されたもので、随所にマーラーの影響が感じられるのは否めませんが、もう少し表現的で柔らかい色調を持った傑作です。
収録作曲家:
-
グレート・コンダクター・シリーズ/カラヤン
ブラームス(1833-1897):
交響曲 第1番他 [カラヤン/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 - 録音:1943年]BRAHMS, J.: Symphony No. 1 / BEETHOVEN, L.: Leonore Overture No. 3 / STRAUSS, R.: Salome: Dance of the Seven Veils (Karajan) (1943)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:8.111298
CD価格:1,900円(税込)
-
アイヴズ(1874-1954):
歌曲集 第6集IVES, C.: Songs, Vol. 6
■声楽曲
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:8.559274
CD
通常価格:1,900円→ 特価!:390円(税込)アイヴズ(1874-1954)の歌曲を「タイトルのアルファベット順に聴く」という壮大なるプロジェクトもついにこの6巻で完結です。もともと曲によって作風が劇的に違う人であるだけに、このような辞典的な並べ方をしたほうが、先入観なく曲を楽しむことができるというものです。風刺的な曲も、叙情的な曲も、民謡風の曲も、どれもが個性溢れるステキな作品であることを改めて気付かせてくれる素晴らしいシリーズです。
収録作曲家:
-
ラング(1957-):
ピアス/ルー・リードの詩による「ヘロイン」
不正、嘘つき、盗み/祈る方法/結婚 [リアル・クヮイエット]LANG, D.: Pierced / Heroin / Cheating, Lying, Stealing / How to Pray / Wed (Real Quiet)
■現代音楽
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:8.559615
CD価格:1,900円(税込)
これは痛いけど気持ちいい!変拍子の嵐が体中を突き抜ける快感このアルバムに「クラシック的なもの」を期待してはいけません。ピューリッツァー賞を受賞したカナダの作曲家のデヴィッド・ラン作品集です。ジャズでもなく、ダンス音楽でもない、いわば、まだカテゴリーに属さない音楽ですが、現代の聴き手の耳には、するっと違和感なく入ってしまう不思議な味わいを有しています。 ウォーホルのバナナのジャケットで有名な『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ』から「ヘロイン」の詩を、独特の明度をもつテオ・ブレックマンの声が、遠くに誘うように、また置き去りにするように歌いあげます。少々暴力的な音の奔流によって体がぼろぼろになるような感覚が心地いい。そんな人にオススメです。
-
ムーン(1969-):
ピアノ作品集 [ベアタ・ムーン]MOON: Piano Works
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:8.570347
CD
通常価格:1,290円→ 特価!:390円(税込)韓国系アメリカ人の女性作曲家ベアタ・ムーン(1969-)の自作自演集です。どれも過去の慣習にとらわれることのない自由な作風による音楽で、瞑想的な部分はとことん静かに、躍動的な部分は驚くほどに暴力的にと、さまざまな情感を湛えた小品の集合体はまるで大都市の風景のようにめまぐるしくその姿を変えて行きます。1996年から2006年までの10年間、彼女の素晴らしい成果を味わってください。
収録作曲家:
-
リスト(1811-1886):
ピアノ協奏曲集 [ネボルシン/ロイヤル・リヴァプール・フィル/ペトレンコ]LISZT, F.: Piano Concertos Nos. 1 and 2 / Totentanz (Nebolsin, Royal Liverpool Philharmonic, Petrenko)
■協奏曲
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:8.570517
CD価格:1,900円(税込)
ハンガリーの血脈とロシアの昂り、ピアノと管弦楽の熱く華麗な戦いを聴け!エルダー・ネボルシンは1974年ウズベキスタン生まれ。サンタンデール国際ピアノコンクールなどの国際コンクールを制覇し、華々しい活動を行いいくつかのCDもリリースしている実力派なのです。NAXOSレーベルには既にラフマニノフの前奏曲集(8.570327)がありますが、このリストも文句なく素晴らしい演奏です。豪放な1番、真摯な2番、そして「死の舞踏」。ペトレンコの熱い指揮も嬉しい「燃える」リストをどうぞ。
収録作曲家:
-
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ三重奏曲集 第1集 [クングスバッカ・ピアノ三重奏団]MOZART, W.A.: Piano Trios, Vol. 1 (Kungsbacka Trio)
■室内楽
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:8.570518
CD価格:1,900円(税込)
下手な飾り文句は必要ない真の美しさと霊感に溢れた熟成の音楽モーツァルトの作品の中では、比較的地味な分野に入ってしまうピアノ三重奏曲集。しかし形式も曲の完成度の高さも極めて優れた作品群なのです。ピアノとヴァイオリンとチェロが対等に会話をするというのは、それまでの室内楽作品にはなかったことでもあり、その萌芽が見られるチャーミングなディヴェルティメントから魅力がたっぷり。まさに宝石の山。ドイツ物に定評のあるクングスバッカ・ピアノ三重奏団の滋味あふれる演奏で。
収録作曲家:
-
アルウィン(1905-1985):
弦楽四重奏曲集 [マッジーニ四重奏団]ALWYN, W.: String Quartets Nos. 1-3 / Novelette (Maggini Quartet)
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:8.570560
CD価格:1,900円(税込)
生涯いつも何かを創造していたアルウィン、彼の本質を聴くのなら、この弦楽四重奏曲をNAXOSレーベルから精力的にリリースされるアルウィンの作品集。今回は弦楽四重奏曲集の登場です。1953年に作曲された第1番はとてもこの時期に書かれたとは思えないほど叙情的な風情を持っています。ツルゲーネフの小説にインスパイアされた第2番は1975年に作曲されたもの。第1番から22年の月日を経た貫禄が感じられることでしょう。彼の実質上最後の作品である第3番の強烈な冒頭と、それに反発するかのような穏やかなアダージョ、そして奇怪な舞曲らしきものも強烈な印象を残します。
収録作曲家:
-
ドイツのフルート協奏曲集 [マイアー/プラハ室内管/ハラディル]
WINTER, P. von: Flute Concertos Nos. 1 and 2 / LACHNER, F.P.: Flute Concerto / ROSETTI, A.: Flute Concerto (B. Meier) (German Flute Concertos)
■協奏曲 ■器楽曲(フルート)
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:8.570593
CD価格:1,900円(税込)
-
馬思聡(1912-1987):
ヴァイオリン作品集 第1集 [顧小梅/魯寧]MA, Sicong: Music for Violin and Piano, Vol. 1 (Hsiao-Mei Ku, Ning Lu)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:8.570600
CD価格:1,900円(税込)
中国の悲しい歴史に翻弄された作曲家、胸をえぐるような悲痛な旋律も明るい五音階で包んで馬思聡(マー・スツォン。マ・シコンとも表記される)は11歳のときにヴァイオリンを学ぶためフランスに留学し、1931年にはパリ音楽院に入学しています。中央音楽学院の院長も努めましたが、1966年の文化大革命で迫害を受け、アメリカに亡命。一生を終えるまでアメリカで過ごしました。彼の功績はここで聴けるように五音階を駆使した「いかにも中国のメロディ」をモティーフとし、個性的な音楽を作りあげたこと。フォーレを思わせるトラック7の美しい「子守歌」も、どことなくエキゾチックな味わいに満ちてます。
収録作曲家:
-
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
2台ギターのための音楽全集 第1集 [ブラジル・ギター・デュオ]CASTELNUOVO-TEDESCO, M.: Music for Two Guitars, Vol. 1 (Brasil Guitar Duo) - Sonatina canonica / Les guitares bien temperees: Nos. 1-12
■器楽曲(ギター)
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:8.570778
CD価格:1,900円(税込)
端正で精緻な対位法、そして憂愁と熱き息吹、大作「平均律ギター曲集」をしみじみ聴いてみるその生涯に200以上もの作品を書いたカステルヌオーヴォ・テデスコですが、そのどれもが親しみやすいメロディと明確な形式を用いているため、今でも多くの演奏家と聴き手を魅了して止みません。とりわけギター曲にはすばらしい物が多く聴き応えのある作品が並びます。ここに収録したのは、快活な「ソナティナ・カノニカ」、そしてJ.S.バッハへの深遠なる賞賛である「平均律ギター曲集」。これは対位法を極限まで駆使した大作です。ここでは前半の12曲を俊英ブラジル・ギター・デュオが奏でます。
収録作曲家:
-
ブレイク(1938-):
ピアノと弦楽器のための作品集 [ミッチェル/ロトスタイン/エセックス/ウィルソン/ブレイク]BLAKE, H.: Violin Sonata / Piano Quartet / Penillion / Jazz Dances (Mitchell, Rothstein, Essex, Willison, Blake)
■器楽曲(ヴァイオリン) ■現代音楽
発売日:2009年01月14日 NMLアルバム番号:8.572083
CD価格:1,900円(税込)
まるで映画を見ているように聴いているだけで次々と風景が目に浮かぶような音楽集ハワード・ブレイクの名前を知らなくても、あの映画「スノーマン」の物悲しいメロディだったら知っている人も多いのではないでしょうか? 映画音楽の作曲家として高名な人で多数の曲を書いていますが、ここで聴けるのはどちらかと言うとクラシック寄りの作品です。天性のメロディストらしく、どれもが美しく伸びやかな旋律に満たされています。ピアノ四重奏曲はまるでフォーレの作品を聴いているかのような錯覚にとらわれるかも知れません。静かな癒しをもたらしてくれそうな1枚です。
収録作曲家: