コルベッタ(フランチェスコ) Corbetta, Francesco
生没年 | 1615-1681 | 国 | イタリア |
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辞書順 | 「コ」 | NML作曲家番号 | 27128 |
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王のギター
フランチェスコ・コルベッタのギター音楽 [ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)、アレクサンドル・ブロック(指揮)、フランス国立リル管弦楽団]CORBETTA, F.: Guitarre Royalle (La) (Vallerotonda, Zuljan, I Bassifondi)
発売日:2024年01月12日 NMLアルバム番号:A556
CD価格:2,475円(税込)
ヴァッレロトンダとズリヤン。
異能の撥弦奏者二人が探る17世紀の光と闇フランスの太陽王ルイ14世が私的に愛奏したスペイン式ギター(バロックギター)の名手で、フランスと英国をまたにかけ活躍した名手コルベッタ。17世紀初頭にボローニャで生まれ、世紀半ばまではイタリア半島を拠点にスペイン式ギターのための曲集を何冊か出版していましたが、1650年代にルイ14世の祭典に加わり頭角をあらわし、1660年代には王政復古期のイングランドでも新王チャールズ2世や有力貴族たちから広く愛顧を受けました。 それぞれ英仏両王に捧げられた2集の『王のギター』(1671年と1674年に出版)は今日でもバロックギター奏者たちの重要なレパートリーとして有名ですが、イタリアの異才撥弦奏者が集うイ・バッシフォンディの主宰者シモーネ・ヴァッレロトンダはここで、イタリア時代に遡ってコルベッタの作品を集めた網羅的な選曲でこの作曲家の至芸を概観。ギター二重奏を中心に、曲によっては打楽器や歌唱も加え、長いネックが特徴的な南イタリアの民俗楽器コラショーネ、かき鳴らす奏法に特化したキタラバッテンテなども使いつつ、欧州各地の宮廷文化に留まらないこの作曲家の着想源の豊かさを広く伝える選曲と解釈を聴かせてくれます。 ギター二重奏のパートナーは、中世まで遡るリュート研究と幅広い演奏スタイルの使い分けで注目を集めるスロヴェニア出身の名手ボル・ズリヤン! 作品背景を適切にふまえながら流麗なサウンドを自在に駆使するヴァッレロトンダと共に、モンテヴェルディ存命中のイタリアからリュリ全盛期のフランス様式まで、既存の録音群とは一味違った新鮮なコルベッタ像をお楽しみください。 -
ヴィゼ(1660-1725):
2つのテオルボのための組曲 ホ短調・ト長調
コルベッタ(1615-1681):
2つのギターのための「王のギター」
2つのギターのためのコンセール ホ短調 [ベロック/モスカルド]CORBETTA / VISEE: Suites for Guitars and Theorbos
■器楽曲(ギター)
発売日:1999年12月01日 NMLアルバム番号:8.553745
CD-R価格:1,900円(税込)
ルイ14世のギターの師匠、その知られざる世界が明らかにコルベッタと聴いて反応できる方は相当の通です。彼はルイ14世にギターを教えた、知られざる重要人物なのです。おかげでローカルな楽器だったギターもヨーロッパで流行しました。彼の音楽は、ここで聴ける「王のギター」もそうですが戦争を題材にしたものが多く、さぞかし王様は喜んだことでしょう。ギターがちょっとお洒落な楽器だったことは古今共通、耳に心地よい感触です。コルベッタの弟子ヴィゼは更にメロディラインが素敵な曲を残しました。クレマン・ジャヌカン・アンサンブルのベロックと、コンセール・スピリテュエルのモスカルド、注目の競演で。
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Love Restor'd
イングランド王政復古期の歌曲集 [チェルレオ(古楽アンサンブル)]発売日:2023年01月20日
CD価格:2,100円(税込)
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芳しきことバラにもまさり
ヘンリー・パーセルと同時代の歌曲と組曲 [アンナ・デニス(ソプラノ)/サウンズ・バロック(アンサンブル)]発売日:2019年03月29日
CD価格:2,240円(税込)
フランスとイタリア、双方から影響を受けたパーセルの音楽は、名歌手たちによって歌われ、楽譜も数多く出版され聴衆たちを熱狂させました。このアルバムはパーセルが劇場のために作曲した様々な作品の中から、いくつかの洗練された美しいアリアを選び、同時代の作曲家たち(劇場の同僚だった)のチェンバロやギターのための組曲を併せた17世紀のイギリス音楽についての興味深い1枚となっています。 ここで表情豊かな歌唱を披露するアンナ・デニスは、ロンドンの王立音楽院で学び、イギリス作品やロシア作品を得意とするソプラノ歌手。ジュリアン・パーキンズ率いるアンサンブル「サウンズ・バロック」が細やかな伴奏で歌を引き立てています。
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ファーゴ(1677-1745):
独唱と通奏低音のためのカンタータ集 [ストラーノ/サンタ・テレサ・デイ・マスキ/マンツォ]FAGO, F.N.: Vocal Music (Strano, Santa Teresa dei Maschi, Strano)
発売日:2016年10月21日 NMLアルバム番号:TOCC0367
CD価格:1,950円(税込)
イタリア・バロックの作曲家、ニコラ・ファーゴ(1677-1745)のカンタータ集。彼の生まれた町ターラントは舞曲「タランテラ」の発祥の地(毒グモの名の由来でもある)とも言われています。1500年頃から1800年代初頭にかけて、ナポリには数多くの音楽院が存在し、数多くの孤児や女性を含む若者が音楽を学んでいました。ニコラ・ファーゴは音楽院の中でも、とりわけ才能ある音楽家を輩出したピエタ・ディ・トゥルキーニ音楽院の出身であり、ここの卒業生たちのほとんどは次世代の子供たちを教え、その伝統を伝えていました。 そんなファーゴは「室内カンタータ」の形式を発展させた人として知られています。ここに収録されている6曲のカンタータはいずれも独唱と室内楽によるもので、生き生きとしたリズムによる魅力的な曲ばかり。アルバムには同時代の作曲家の器楽曲を合わせ、全体が小オペラのようにに仕立てられてるところにもご注目ください。
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ジョン、今すぐ私にキスして
17世紀の室内楽作品集 [ブライヒ/シュテンプフェル]Chamber Music (17th Century) - PLAYFORD, J. / LOCKE, M. / CORBETTA, F. / PURCELL, H. (La Beata Olanda: John Come Kiss Me Now) (Bleich, Stempfel)
■室内楽
発売日:2012年11月21日 NMLアルバム番号:CD-16273
CD価格:2,475円(税込)