ロック(マシュー) Locke, Matthew

生没年 1621-1677 イギリス
辞書順 NML作曲家番号 25907
  • 商品番号:CKD737

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    発売日:2024年01月26日 NMLアルバム番号:CKD737

    CD価格:2,475円(税込)

    バロックへ舵を切る転機の英国音楽。
    魅力的な多声語法をファンタズムの名演で
    「英国のオルフェウス」と呼ばれた大家パーセルが現れる前、17世紀中盤の英国楽壇で大きな活躍をみせたマシュー・ロックによる過渡期ならではの室内楽曲を集めたアルバム。1640年代の清教徒革命による文化活動への妨害によって、他の地域のように通奏低音を使ったイタリア・バロック流の音楽の導入が大きく遅れたイングランドでしたが、1660年の王政復古はその流れを大きく変え、ルイ14世を頼って亡命していた新王チャールズ2世によるフランス音楽推進のかたわら最新のイタリア音楽にも注目が集まります。 その活況を準備したのは1650年代以来、共和政時代の文化抑圧を尻目に大陸の音楽をじっくり学んでいた新世代の作曲家たちで、1620年代初頭生まれのロックもまさにその一人でした。ルネサンス期以来この国で愛されてきたヴァイオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を使いながら、声部の数を3パートに絞り軽快な曲構造で仕上げられた一連のコンソート作品は、英国古来のポリフォニー偏愛を垣間見せながら新しいトリオ・ソナタ流儀への志向を如実に感じさせる、まさに美意識の転換点を飾る名品揃い。フラット系の調の曲を多く含むところから「フラット・コンソート」と呼ばれるようになった曲集からの作品をアクセントに、1656年にまとめられた『小さなコンソート集』からの名品を多数収録。 宮廷舞踏のリズムと英国音楽特有の高雅な浮遊感が同居する作品の魅力を、コンソート音楽に通暁した英国屈指のアンサンブル、ファンタズムのシャープな名演でじっくりお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CKD594

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    ロック(1621/3頃-1677)
    「コンソート(合奏)を愛する人たちのために」
    ~ ヴァイオル・コンソート集 詳細ページ
    [ファンタズム/エリザベス・ケニー/エミリー・アシュトン/ジョナサン・リース]

    発売日:2018年10月24日

    CD価格:2,475円(税込)

    数々の賞を受賞し、世界最高のヴァイオル・コンソートの一つとされている「ファンタズム」。中でも英国のコンソート・ミュージックはたいへん高い評価を得ていますが、今回初めてマシュー・ロックの作品集を録音しました。ドラマティックな作風で、当時「コンソート・ミュージックを愛する人たち」に好まれたロック。ローレンス・ドライファスは、ロックのユーモアや抒情性、そして甘美な表現が、それまでの慣習にとらわれず、予測不能な変化を見せる面白さを効果的に聴かせてくれます。 そのためにこのアルバムでは、2017年にグラモフォン・アワードとディアパソン・ドールをダブル受賞した名盤「ダウランド:ラクリメ」(CKD527)で共演したテオルボの名手、エリザベス・ケニーを再び迎えました。ロックのパート・ライティングは通奏低音の華やかな活躍に引き立てられることが多いため、彼女の独創的なサポートにより、アルバム全体に奥行きが出ています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.573020

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    ロック(1621-1677)
    ブロークン・コンソート 第1部 詳細ページ
    [ウェイワード・シスターズ]

    LOCKE, M.: Broken Consort (The), Part I / Tripla Concordia: Suites in G Major and E Minor (Wayward Sisters)

    ■室内楽

    発売日:2014年04月23日 NMLアルバム番号:8.573020

    CD通常価格:1,900円特価!:490円(税込)

    あのヘンリー・パーセルに強い影響を与えたと言われるイギリスの作曲家ロック(1621頃-1677)の作品集です。彼はイギリスで初めてオペラを作曲し、また劇音楽の分野でも素晴らしい作品を残しています。ここで聴ける室内楽作品は、リネサンス時代の作風を基調にしながらも、新しいものを取り入れた当時としては斬新な音楽。「ブロークン・コンソート」とは様々な楽器を含むグループで演奏する音楽の意であり、各々の楽器が野心的に活躍する表情豊かな組曲です。 こんな優雅な作品を書き、イギリス王室からも重用されたロックですが、性格はかなり攻撃的で嫉妬深かったとか。時としてぐいぐい攻め込んでくるメロディはそんなところにも起因しているのでしょうか。演奏はNAXOSが主宰した、2011年アメリカ・古楽レコーディング・コンクールの優勝団体ウェイワード・シスターズによるものです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10472

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    〈5月24日発売予定〉予約受付中

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    取り戻されたミューズ
    ~英国バロックの室内楽を集めて~ 詳細ページ
    [レイチェル・ポッジャー、ブレコン・バロック]

    発売日:2024年05月24日

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ポッジャーと実力派古楽奏者たちが追求する、英国バロック室内楽の真髄バロック・ヴァイオリンの世界を席捲する英国の名手レイチェル・ポッジャーによる、17~18世紀初頭の英国室内楽を集めた充実プログラム。15世紀から16世紀にかけたエリザベス女王の時代に欧州最大級の洗練された音楽文化を誇ったイングランドは、17世紀半ばの清教徒革命による文化破壊でその伝統が途絶えかけたものの、1660年の王政復古を経て徐々にかつての活況と豊かさを取り戻し、フランスやイタリアの最先端の流行からも大きな影響を受けつつ新たな音楽世界を花開かせます。 本盤はその勢いの只中で活路を見出したドイツ人作曲家ヘンデルのソナタに始まり、王政復古期の新潮流の礎を築いた革命前夜の室内楽まで時代を遡った後、バロック期の英国人たちを惹きつけたスコットランドやアイルランドの伝承音楽にも触れながら、徐々に18世紀へと年代を追って英国音楽の変化を辿ってゆく流れ。ポッジャーのヴァイオリンはもちろんのこと、英国を拠点に幅広い活躍をみせてきたガンバ奏者の市瀬礼子や、ルネサンス・バロック2種のリュートを使いこなす撥弦奏者エリザベス・ケニーなど、全ての奏者が音楽的対話を通じみずみずしい存在感を示し続ける様子はさながら、自発性と高いコミュニケーション感覚で紡ぎ出されていった英国貴族たちの語らいのよう。 名技師ジャレッド・サックスならではの精妙なエンジニアリングもそれぞれの古楽器の味わいを最大限に伝え、やんごとなき人々の社交の嗜みの中で大きな意味を持った当時の音楽芸術の素顔がありありと蘇る奥深い1枚です。

  • 商品番号:RAM2002

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    『劇場の夕べ』
    ~17世紀イングランドの演劇を彩った舞曲の世界~ 詳細ページ
    [ザ・シアター・オヴ・ミュージック]

    Stage and Dance Music (English) - BALTZAR, T. / BYRD, W. / EYCK, J. van / HUME, T. (The Theater of Music, Fermé) (An Evening at the Theatre)

    発売日:2021年11月12日 NMLアルバム番号:RAM2002

    CD通常価格:2,475円特価!:1,790円(税込)

    フランス発ならでは!
    生々しい息吹とともに甦る、17世紀英国の劇場世界
    昔から数多の劇場が人々のフラストレーションを飲み込み、スタイリッシュな文化へ昇華させてきた大都市ロンドン。その勢いは革命に揺れた17世紀にも健在だったどころか、フランスやイタリアから新しい音楽がもたらされ、高度に発展していた英語演劇のステージを華やがせていました。 特定作曲家によるまとまった曲が印刷譜で残っている例が少ないため、復元が困難で埋もれがちな分野ですが、それら17世紀の英国劇付随音楽は現代の古楽器奏者たちにとっても魅力的な演目。セーヴルに拠点を置くザ・シアター・オヴ・ミュージックは、一座の花形歌手ジャンヌ・ゼプフェルをはじめフランス語話者たちのアンサンブルだからこそ、ともいうべき演目との相性をみせながら、今の英語よりもずっとフランス語に近かったという17世紀英語の演劇世界を鮮やかに音で活写してゆきます。 しっとり抒情的な歌声に緩急自在のガット弦サウンドが絡み、アイリッシュ・トラッドにも通じる雰囲気抜群の舞曲トラックから、詩句の響きの妙をじっくり聴かせるナンバーまで、ルネサンス末期やバロック期の英国ならではの豊かな音楽をさまざまに味わえる演奏。 オペラ前夜の音楽劇分野ともいうべき「マスク」や、風刺を効かせ奇想天外な展開に特化した「アンティマスク」など、当時の演劇上演のあり方を意識したプログラム構成も興味深いところ。活気に満ちた昔日のロンドンの舞台が思い浮かぶような瞬間の連続です。

  • 商品番号:NYCX-10087

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    「コーヒーの来た道」
    ~ 欧州人は、いかにしてコーヒーに魅せられるに至ったか
    (デデ、ベルニエ、マレ、カジオカ、ロック、ベイ、バッハ) 詳細ページ
    [アンサンブル・マスク(古楽器使用)、ハナ・ブラジコヴァー(ソプラノ)、レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)、リザンドロ・アバディ(バス)]

    BACH, J.S.: Schweigt stille, plaudert nicht, BWV 211, "Coffee Cantata" / BERNIER, N.: Le caffe (Routes du café) (Ensemble Masques, Fortin)

    発売日:2019年09月13日 NMLアルバム番号:ALPHA543

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    多芸派アンサンブルがおくる、コーヒーの伝播に関わる音楽の旅2019年ラ・フォル・ジュルネでの来日公演では別所哲也氏の絶妙な狂言回しとともに、300年前のヨーロッパ貴族の大旅行を音で活写してみせたアンサンブル・マスク。満員公演続出だったのも頷ける国際多芸派の彼らがAlphaレーベルで問う最新アルバムのテーマは「コーヒーの伝播」。中近東からヨーロッパに流入してきたコーヒー文化の流れをたどりながら、中近東の伝統音楽をまじえ、バロック期の大都市での音楽がいかに多様な魅力にあふれていたかを伝える好企画になっています。 選曲の妙を活かすのは、多忙な名手ばかりで構成されたアンサンブルの素晴しい音楽性……古楽器で聴くからこその18世紀音楽の魅力がここに詰まっています。意外に新録音が少ないバッハの『コーヒー・カンタータ』が、これほど周到な企画盤の一部として全曲聴けるのも嬉しいところ。 企画性の高いプログラムだけに解説の充実度も魅力。ルイ14世歿後の時代を支えた隠れ名作曲家ベルニエのカンタート、ネイやザルブなど民俗系の楽器を活かした中近東の音楽が折々に興趣を添えるなか、バロック期の人々が味わったコーヒーの魅力が音楽的興奮と重なる体験は実にユニークなものとなるでしょう。

  • 商品番号:OC1702

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    From Byrd to Byrd - バードからバードへ 詳細ページ [フリーデリケ・シュレク(チェンバロ)]

    Harpsichord Recital: Chylek, Friederike - BYRD, W. / DOWLAND, J. / LOCKE, M. / LAWES, W. / PURCELL, H. / GIBBONS, O. (From Byrd to Byrd)

    発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:OC1702

    CD価格:2,475円(税込)

    ウィリアム・バードはイングランドで活躍したルネサンス時代の作曲家。ラテン語のミサ曲広く知られていますが、鍵盤音楽の分野でも当時最先端の様式を用いた革新的な作品を残し、同時代の作曲家たちに大きな影響を与えました。バーゼルのスコラ・カントルムで学んだチェンバロ奏者フリーデリケ・シュレクはこの時代の音楽の研究者であり、アルバムではバードの作品を中心に、彼を取り巻く作曲家たちの作品を配置し、バードの音楽の持つ独自性を探求していきます。

  • 商品番号:RES10194

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    発売日:2017年10月27日

    CD価格:2,100円(税込)

    17世紀、イングランドで勃発した“イングランド内戦”は清教徒革命におけるイングランドの騎士党=国王派と円頂党=議会派の軍事衝突であり、その戦いは長期間に及んだだめ、国中が疲弊したことで知られています。 このアルバムは、1644年に起きた「ヨーク包囲戦」をモチーフにした作品を集めたもので、敵に包囲されながらも長期間持ちこたえたという「ヨークの攻防」に触発されたローズの詩篇を中心に、いくつかの曲が組み合わされています。政治的、社会的、宗教的に混乱していた激動の時代を音楽で辿ります。

  • 商品番号:CD-16273

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    ジョン、今すぐ私にキスして
    17世紀の室内楽作品集
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    [ブライヒ/シュテンプフェル]

    Chamber Music (17th Century) - PLAYFORD, J. / LOCKE, M. / CORBETTA, F. / PURCELL, H. (La Beata Olanda: John Come Kiss Me Now) (Bleich, Stempfel)

    ■室内楽

    発売日:2012年11月21日 NMLアルバム番号:CD-16273

    CD価格:2,475円(税込)

    イングランドの楽譜出版者J.プレイフォードが収集した「英国式舞踏指南」は1651年に初版が出版され、以降100年に渡って17回もの再版を重ねたという当時のベストセラー。17世紀イングランドの舞曲を知る上での貴重な資料として知られています。とはいえ、演奏自体は自由度が高く、演奏家の裁量に任されている部分の多いものです。同時代の作曲家たちの舞曲を合わせつつ、ラ・ベアタ・オランダが即興的、かつ柔軟で楽しい音楽を聞かせています。