電球の選び方

お好みの照明を見つけたら、次は電球を選びましょう。

用途や照明のタイプに合った電球を選べば、より暮らしの中で灯りを楽しめるようになります。

白熱球とLED電球の違い

白熱球

旧来のフィラメントを利用し、価格も安く最もポピュラーなもの。
あたたかみのある暖色が特徴。

ペンダントライトに取り付けてダイニングテーブルの上に吊るせば、料理を美味そうに見せてくれます。
また、リラックス空間との相性が良いので寝室にもおすすめです。
LED電球と比較して電気代は高く、寿命は短くなります。

また、LED球と異なり熱を持つため、照明器具側で指定されている以上のワット数の電球を
取り付けると、過剰な発熱・発火等の恐れがあります。

LED電球

近年急速に普及している、省電力なダイオードを利用したもの。

白熱球と比較し価格は高くなるものの、電気代は約1/8かつ寿命が20倍以上と、
非常にコストパフォーマンスが良いです。
白熱球と異なり熱を持たないことも特徴です。

調光機能(明るさの調節)ができるものとできないものがあるので、確認が必要です。

番外編:蛍光灯

蛍光管を球内に収めるように捻じ曲げられた構造で、その分球自体が大きくなる傾向にあります。

白熱球と比べ約1/4の電気代で、昼光色(青白い爽やかな光色)、白昼色(白い自然な光色)、
電球色(暖かみのある光色)の色味が選べるのも特徴です。

ただし、構造上大きくなってしまうので、取り付け可能な照明器具は限られてきます。
特性上スイッチを入れてから100%の明るさになるまで数分程度かかります。
同時に、特性上敏感な方にはチラつきが気になることがあります。

電球の選び方 5STEP

電球を選ぶポイントは多くあり、ちょっと分かりにくい…。

そんな方に向けて、こちらでは5つのステップに分けて電球を
お選び頂けるようにまとめました。

ぜひぴったりの電球を見つけてみてください。

STEP① 口金サイズ

電球を差し込むネジ状の金属部分のことを指します。

照明器具によってサイズが指定されていますので、必ず指定のサイズをご購入下さい。

STEP② 明るさ

白熱球の場合は「ワット(W)数」、LED電球の場合は「ワット(W)相当」「ルーメン(lm)」という
単位で明るさが表されます。

照明器具の指定する明るさの電球をご購入下さい。

STEP③ 電球の形状

様々な形の電球がございますので、お好みのものや照明器具と合うものをご購入下さい。

ただし、ボール球など大型の形状のものはシェードの形状などにより取り付けができない場合があります。

<白熱球>
<LED電球>
STEP④ 光の色(LED電球の場合)

LED電球には「電球色」「昼白色」「昼光色」があります。

あたたかみのある電球色や白熱球は、リラックス空間に向いています。

昼白色は自然光に近く、リビング等どんな空間にもマッチします。
昼光色は青みがかかり最も明るいため、仕事・作業・勉強等をする場所に向いています。

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色温度について

色温度とは、「光の色」を表す尺度のことで、
ケルビン(K)という単位で表します。

照明の利用シーンに合った色温度の電球を選ぶ
ことで、より快適に灯りを楽しめます。

暖色
   
寒色
色温度単位
(ケルビン)
イメージ利用シーン例
約2000Kろうそくの炎、焚火
電球色約3000K朝焼け、夕焼け、白熱電球ベッドルームで読書
温白色約3500K
白色約4200K
昼白色約5000K太陽光勉強やデスクワーク
昼光色約6500K

約2000K(ケルビン)

イメージろうそくの炎、焚火

約3000K

色温度電球色
イメージ朝焼け、夕焼け、白熱電球
利用シーン例ベッドルームで読書

約3500K

色温度温白色

約4200K

色温度白色

約5000K

色温度昼白色
イメージ太陽光
利用シーン例勉強やデスクワーク

約6500K

色温度昼光色

※ 光源の温度や明るさとは関係ありません。

STEP⑤ 光の広がり方

主に3種類の広がり方があります。

  • 全方向:全体的に光が広がるため、広く明るさが必要なリビングやダイニングにおすすめです。
  • 広配光:広い空間を均等に照らすことができるため、ダイニングや玄関におすすめです。
  • 下方向:効率よく足元を照らせるので、狭く・暗くなりがちな場所(トイレ、階段、廊下等)におすすめです。
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