Otium Select™

お値段以上の価値があるワインの特別セレクション「オーティウム・セレクト」

「オーティウム·セレクト」は、ハウス·オブ·オーティウム厳選の特別セレクション。
お値段以上の価値がある上質のワインが揃っています。
コンセプトはイタリアのスーパー·トスカーナやボルドーのスーパー·セカンドに近いと言えるでしょう。
初めは真のポテンシャルや卓越性が見過ごされていたワイン、または未だ完全には認知されていないワインです。
その中には、時間をかけて挑み続けたすえに当初の評価の限界をはるかに超え、
今ではまさに象徴的な存在となっている素晴らしいワインもあります。
有名な一流生産地のワインもあれば、新進気鋭の若手生産者のワインも含まれています。
いずれの場合も、世界のトップクラスに匹敵するワインです。
フォントディ・フラッチャネッロ・デッラ・ピエヴェ・コッリ

Fontodi, Flaccianello della Pieve Colliフォントディ・フラッチャネッロ・デッラ・ピエヴェ・コッリ

1968年創立。トスカーナ州キアンティ・クラッシコ地区の中心地にあるフォントディ。キアンティの先駆者が造るスター・ワインです。10haの単一畑、フラッチャネッロのサンジョヴェーゼを100%使用するスーパー・トスカーナの最高傑作。30年以上を経た樹は毎年、最良の葡萄を実らせます。ラベルの十字架は畑の一角にあった1200年前の教会のもの。
フェッラーリ・ブリュット

Ferrari Brutフェッラーリ・ブリュット

スプマンテはイタリアのスパークリングワインの事。創設者ジュリオは只者ではない。シャンパンの本場エペルネで苦労を重ねて修業。故郷のトレントにシャルドネを持ち帰り、そして1902年イタリアで初めてシャンパン方式(メトード・クラッシコ)でスパークリングワインを造り上げた。現在では大統領官邸や大使館の多くの晩餐会などで供されている。
クロス・デ・ロス・シエテ

Clos de Los Sieteクロス・デ・ロス・シエテ

「7人の畑」の意。フランスのフライング・ワインメーカーで有名なミシェル・ロランが仲間6人とアルゼンチンの中心地メンドーサで造るプレミアムワイン。もともとボルドーの品種で、アルゼンチンで成功を収めたマルベックを主体にボルドー品種+シラーがブレンド。葡萄畑も7か所なのでラベルには七芒星が描かれている。2002年に初リリース。
ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン イエロー・ラベル・ブリュット

Veuve Cliquot Ponsardin, Yellow Label Brutヴーヴ・クリコ・ポンサルダン イエロー・ラベル・ブリュット

ランスの銀行家クリコ家が1772年に創設。その息子の妻ニコル・クリコが27歳で未亡人になった時から事業の躍進が始まりました。ヴーヴ・クリコはクリコ未亡人の意。ロシアへの売り込みやシャンパンを透明な色に変えた功績は語り継がれ「ラ・グラン・ダーム」(偉大なマダム)と讃えられています。トップ・メーカーの黄色のラベルは世界で大人気。
ボランジェ・ロゼ

Bollinger Roséボランジェ・ロゼ

シャンパーニュの特級格付けアイ村にあるメゾン。創業は1829年の老舗。チャールズ皇太子のご成婚の際にはバッキンガム宮殿で「RD1973年」が饗されました。オーク樽で発酵、熟成させるのはこことクリュッグだけ。スケールの大きな強い味わいは「通向け」のシャンパンとして知られています。
アルマヴィヴァ

Almavivaアルマヴィヴァ

ムートンの故フィリップ男爵の令嬢、故フィリピーヌが父の意志を継ぎ、チリの最大手であるコンチャ・イ・トロと組んだダブルネーム。モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」に登場する伯爵からの命名。ラベルは古代チリのマプチェ文明で使用した祭礼の太鼓に描かれた文様。大地と宇宙を現わす。葡萄とオーク樽由来のキメの細かいタンニンが融合する。
シャトー・ソシアンド・マレ

Château Sociando-Malletシャトー・ソシアンド・マレ

メドックの北部に位置し、ジロンド川が見える絶好の立地。1997年にパリで行われた専門家の試飲ではグラン・クリュを抑えてトップになった事も。格付け3級以上の実力と言われますが格付け申請をしないのがポリシー。フランスの通たちに買われてしまう為、他国に出回るのが少ないシャトーとして有名です。25年は寝かす事が出来る水準が高いワイン。
モエ・エ・シャンドン・ブリュット

Moët et Chandon, Brut Impérial Roséモエ・エ・シャンドン・ブリュット

シャンパンの代名詞。シャンパーニュの最大規模のメゾン。ヘネシーと持株グループを形成し、ルイ・ヴィトンと提携したLVMHの中核企業。1743年にクロード・モエによって設立され、彼の孫はナポレオンと親しくアンペリアル(皇帝)の文字が入る。娘婿がシャンドンさんで現在の社名になる。基本のスタイルはすっきりと爽やかな味わい。安心して飲める逸品。
シャトー・タルボ

Château Talbotシャトー・タルボ

メドック格付け第4級。20世紀に入った頃の当主がこう話しています。「シャトーとワインの為に奉仕する。利潤や全てのものを犠牲にしても。シャトーを所有するのは恋に落ちるのと似ている」と。ポイヤック村の力強さとマルゴー村のエレガントさを兼ね備えたと評されるサン・ジュリアン村。その中でもよりエレガントなスタイルがタルボの持ち味です。
ディズノク・トカイ・アスー・5 プットニョシュ

Disznókö Tokaji Aszu 5 Puttonyosディズノク・トカイ・アスー・5 プットニョシュ

ディズノクは「猪の岩」の意味。100haある畑の頂上に岩があります。プットニョシュは葡萄が26㎏入る背負い桶の事。ゲンツィと呼ばれる136ℓ入りの樽にプットニョシュに摘んだ貴腐葡萄が何杯分入ったか、ラベルに数として表示されます。数が大きければ甘口です。2013年にワイン法が改訂され、数の記載が義務では無くなりました。その為、希少品です。
ヨハン・ヨゼフ・プリュム ヴェレナー・ゾンネンウアー カビネット

Joh.Jos. Prüm, Wehlener Sonnenuhr Kabinetヨハン・ヨゼフ・プリュム ヴェレナー・ゾンネンウアー カビネット

ドイツの高品質白ワインの産地がモーゼル地方。そのヴェーレン村にある日時計(ゾンネンウアー)という名の畑。モーゼル川の東南に向いた急斜面、粘板岩土壌。川、斜面、土壌の全てがドイツの日照を受け止めて葡萄を護り育みます。品種は国際品種のリースリング100%。カビネットは完熟した葡萄を使用。昔、良いワインの隠し場所がカビネットでした。
テヌータ・サン・グイド・グイダルベルト

Tenuta San Guido, Guidalbertoテヌータ・サン・グイド・グイダルベルト

スーパー・トスカーナの先駆者的存在は「サッシカイア」。疑う余地がない。そのセカンドラベルがグイダルベルトです。2018年のアメリカのワイン専門誌「ワイン・スペクティター」の年間トップ100で第一位に選ばれました。早く飲めるサッシカイアとして世界で大人気。テヌータは醸造所の意味。サッシカイアのサッシは「小石」カイアは「~な場所」
フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ・セルピコ

Feudi di San Gregorio, Serpicoフェウディ・ディ・サン・グレゴリオ・セルピコ

葡萄栽培を奨励した6世紀の教皇グレゴリオ一世に敬意を表して冠したワイナリー名。土壌と地元品種を重視し、最新テクノロジーを駆使して高品質ワインを生み出す。セルピコは樹齢100年を超す葡萄を一部、使用。品種はもちろん南イタリアの高貴品種アリアニコ。ワイン名はワイナリーが位置するソルボ・セルピコ村か由来。長期間のバリック熟成。
プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ

Produttori del Barbarescoプロドゥットーリ・デル・バルバレスコ

ピエモンテ州の数多くの醸造組合の中で質、量ともに群を抜く。バルバレスコの全生産面積は500ha。1894年当時、バルバレスコの葡萄はバローロの原料として売られると言う屈辱を味わっていました。バレバレスコの名前を冠した醸造組合を結成。今では良い年にしか生産されないクリュ(区画)がアジリ、モッカガッタなど南東向きで標高差が違う畑が9つある。
カリュアド・ド・ラフィット

Carruades de Lafiteカリュアド・ド・ラフィット

メドックの格付け第1級筆頭のセカンドラベル。飛地の畑や他のシャトーとの境目の畑の葡萄なども使用しますが、主に樹齢の若い葡萄が中心です。もちろんファーストラベルの技術で造り出すワイン。特にラフィットは選別が厳しくファーストは葡萄の3割しか使用せず、セカンドも4割。後はサードや他に回します。それが世界一の高品質に繋がるのです。
トリンバック・リースリング・ゲヴェルツトラミネール

Tribach Riesling / Gewürztraminerトリンバック・リースリング・ゲヴェルツトラミネール

ライン川とヴォージュ山脈に挟まれ、南北に伸びるアルザス地方。フランスとドイツの間で国籍が4回も変わりました。瓶はドイツ風ですが味わいは辛口のフランス。木組み( コロンバージュ)の家並みにゼラニュームの花が美しい街。トリンバックは1626年創業。食事とともに楽しめるワインが信条。端麗なリースリング、華麗なゲヴュルツトラミネールを造る。
アヤラ・ブリュット・マジュール

Ayala, Brut Majeurアヤラ・ブリュット・マジュール

シャンパーニュの中心地ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区にあるアイ村。地区に二か所しかない特級格付けの村です。高貴な葡萄が実る最上の場所と絶賛され、アヤラの規模は中堅ですがこの立地条件から高品質として知られます。ポリシーは「量より質の追求」。英国やスペインの王室ご用達の歴史を持ちます。酸がキリリとした爽やかな味わいです。
アンドレ・クルエ シャンパーニュ

Andrew Clouet Champagneアンドレ・クルエ シャンパーニュ

クルエ家の先祖はナポレオンの側近として彼から譲り受けた領地でシャンパン造りをスタートしました。現当主のジャン・フランソワは1974年生まれ。輝かしい伝統に独創的な考えを取り入れてきました。2004年にはスウェーデン王室御用達に。本物を知る人々が認めた一流のメーカー。特級畑ですが、ラベルには表記はなく、スタイルは重く芳醇な味わい。
セーニャ

Señaセーニャ

アルマヴィヴァと並ぶチリの偉大なダブルネーム。カリフォルニアのロバート・モンダヴィと永い歴史のあるチリのエラスリス家が造り上げたワイン。1995年に初リリースされました。ワイン名は「符号」の意。二つ以上のものがピタリと合う事。カベルネ・ソーヴィニョンやメルロー、そしてボルドー品種でしたがチリで大成功したカルメネールがブレンド。
レ・マッキオーレ・パレオ

Le Macciole, Paleoレ・マッキオーレ・パレオ

入手が困難なワイン。トスカーナ州海岸部ボルゲリの生産者。スーパー・トスカーナで著名なワイナリーは貴族出身が多いが、マッキオーレは地元の農家。ボルゲリのテロワール全てがワインに反映するとして単一品種でワインを造る。パレオは2001年からカベルネ・フランだけに。それまではカベルネ・ソーヴィニョンにサンジョヴェーゼ。どちらも希少品。
クラウディー・ベイ

Cloudy Bayクラウディー・ベイ

1973年、ニュージーランドの南島にあるマールボロに初めてソーヴィニヨン・ブランが植えられました。90年代に入り、冷涼な気候で生産されたワインはキレのある清冽な味わいで衝撃を与えました。マールボロはソーヴィニヨン・ブランの産地であると世界に知らしめたのです。現在ではニュージーランドのワイン産業を支える重要な品種となりました。
クネ・インペリアル・グラン・レセルバ

C.V.N.E. (CUNE), Imperial Gran Reservaクネ・インペリアル・グラン・レセルバ

高級赤ワインの産地、スペインのリオハ。醸造組合だが最強の造り手。綴りが間違えられてクネになったが、そのまま使用する大物です。アメリカのワイン専門誌「ワイン・スペクティター」で2013年のトップ100の第一位をスペインで初めて獲得した快挙を達成。テンプラニーリョを中心にグラシアーノ、マスエロなど。良い年にしか造らない拘りを持つ。
ルーチェ・デッラ・ヴィーテ・ルー

Luce della Vite, Luceルーチェ・デッラ・ヴィーテ・ルー

トスカーナにあるフレスコバルディ家の土地所有面積は4000haを越す。流石は長く続く侯爵家。そしてカリフォルニアワインの父、ロバート・モンダヴィ。このイタリアの伝統とアメリカの革新がボトルに融合したのが「ルーチェ」。サンジョヴェーゼとメルローがブレンドされたスーパー・トスカーナです。ワイン名は「光」1997年に初リリースされました。ルピコ村か由来。長期間のバリック熟成。
ポル・ロジェ ブリュット・レゼル

Pol Roger, Brut Reserveポル・ロジェ ブリュット・レゼル

1849年に創立。1876年には英国に販売され、しっかりとした味わいが人気を博しました。元英国首相チャーチルも愛飲し、現在も英国王室のレセプションに供されます。機械化が進むシャンパン造りですが動瓶も手作業。シャンパーニュで最も深く二重になったカーヴ(地下蔵)でも有名です。温度が低く熟成がゆっくり進み、バランスが取れ熟成感がある味わい。
ワレズ・ヴィンテージ・ポート

Warre’s Vintage Portワレズ・ヴィンテージ・ポート

イギリス系で最も古く1670年創立。ポートワインの拠点、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイヤに最初に大倉庫(ロッジ)を構えたシッパー(メーカーの事を指す。船に積んで出荷した事から)もちろんポルトガルを代表するヴィンテージ・ポートで知られる造り手。複雑さと優雅さに溢れる味わい。社名は1729年に経営に参加したウイリアム・ワレに由来する。
ヒューゲル

Hugelヒューゲル

フランスとドイツの国境沿いにあるワイン産地がアルザス地方。何世代にも渡ってこの地の最大手ワイナリーであるのがヒューゲル社。リクヴィール村の目抜き通りにあり、そこかしこで巣を作るコウノトリが見られる。アルザスの銘酒、ヴァンダンジュ・タルディヴ(遅摘み甘口)のパイオニアであり、飲み頃に達したワインしか販売しないというのが矜持。
カレラ

Caleraカレラ

憧れのドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティで働き、同じワインが造りたいと願ったジュシュ・ジェンセン。アメリカでは「ハート・ブレーク・グレープ」と呼ばれるピノ・ノワールへの挑戦でした。石灰質の土壌を探して2年。1971年にソノマ・コーストのマウント・ハーランに。自ら、造って売り歩く苦労が報われロマネ・コンティに匹敵するとまでの成功を収めました。
ティント・ペスケラ

Tinto Pesqueraティント・ペスケラ

「スペインのペトリュス」と呼ばれる至宝。1975年からアレハンドロ・フェルナンデスが農機具メーカーを辞め、ワイン造りに転身。それまではリベラ・デル・デュエロのワインは「ウニコ」で有名なベガ・シシリア社だけ。テンプラニーリョ種に最適な土地で伝統的な製法に拘り、リベラ・デル・デュエロを超高級赤ワインの産地として定着させました。
オー・ボン・クリマ

Au Bon Climatオー・ボン・クリマ

気まぐれなピノ・ノワールを御しているのがカリフォルニア州、サンタ・バーバラ。1982年に設立した、略してABCのジム・クレンデネンはピノ・ノワールの伝道師と呼ばれ、造り手集団の先頭を走る。ブルゴーニュの「ワインの神様」故アンリ・ジャイエを信奉していて写真を撮る時の言葉も「チーズ!」ではなく「アンリ・ジャイエ!」
フォンタナフレッダ・バローロ

Fontanafredda Baroloフォンタナフレッダ・バローロ

1878年創業。初代イタリア国王ヴィットリオ・エマヌエーレ二世の息子が所有権を譲り受けて始めたもの。セッラルンガ・ダルバ村にある広大な敷地には「白鳥の湖」があり、源泉は「フォンタナフレッダ」(冷たい泉)。バローロは最も厳格で長期熟成能力が高いとされる。セッラルンガ・ダルバのネッビオーロ種を使用。大樽熟成らしいおおらかなタイプである。
パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー

Pavillon Rouge du Château Margauxパヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー

Pavillonはパビリオン。離れの意味。19世紀より存在するシャトー・マルゴーのセカンドラベルです。セカンドラベルとは一流のシャトーで主に樹齢の若い葡萄から造られるワイン。当主の家族や親戚が楽しむものとして造られていました。現在の名称は1908年から100年以上の由緒正しい歴史があります。サードは「マルゴー・デュ・シャトー・マルゴー」
クメウ・リヴァー・マテス・ヴィンヤード・シャルドネ

Kumeu River, Mate's Vineyard Chardonnayクメウ・リヴァー・マテス・ヴィンヤード・シャルドネ

ニュージーランドの北島、オークランド。20世紀初め、現クロアチアからの移民によってワイン産業が築かれた地域です。クメウ・リヴァーは最も上質で長命なシャルドネを造り、品質は世界クラスと絶賛される造り手。醸造責任者のマイケル・ヴラコヴィッチは同国初のマスター・オブ・ワインを取得する快挙。世界の30カ国396人の中に入りました。
レ・フォール・ド・ラトゥール

Les Forts de Latourレ・フォール・ド・ラトゥール

メドックの格付け第1級、シャトー・ラトゥールのセカンドラベル。評価は以前より格付け改訂があれば必ずランクインすると言われている実力派。支配人のフレデリック・アンジェラは「これはセカンドラベルではない。格付け2級に匹敵する。」と豪語する。確かにファーストラベルとは別の区画の葡萄で造られている。どちらにせよ最良のフランスワイン。
ヨハン・ヨゼフ・プリュム・ヴェレナー・ゾンネンウアー・シュペートレーゼ

Joh.Jos. Prüm, Wehlener Sonnenuhr Spätleseヨハン・ヨゼフ・プリュム・ヴェレナー・ゾンネンウアー・シュペートレーゼ

ドイツ、モーゼルを代表する造り手。東南向きの急斜面にはゾンネンウアー(日時計)の由来となった本物の日時計がある。シュペートレーゼは収穫を遅らせて糖度を高めた甘口。優雅でエレガントな味わい。シュペートレーゼには収穫の許可を得る伝令の帰りが災難で遅くなり、仕方なく水分が抜けた葡萄を搾ったら芳醇な甘口が出来たという伝説がある。
ボランジェ・スペシャル・キュヴェ・ブリュット

Bollinger, Special Cuvée Brutボランジェ・スペシャル・キュヴェ・ブリュット

シャンパーニュの特級格付けアイ村にあるメゾン。創業は1829年の老舗。チャールズ皇太子のご成婚の際にはバッキンガム宮殿で「RD1973年」が饗されました。オーク樽で発酵、熟成させるのはこことクリュッグだけ。スケールの大きな強い味わいは「通向け」のシャンパンとして知られています。
ディズノク・トカイ・アスー・6 プットニョシュ

Disznókö Tokaji Aszu 6 Puttonyosディズノク・トカイ・アスー・6 プットニョシュ

ディズノクは「猪の岩」の意味。100haある畑の頂上に岩があります。プットニョシュは葡萄が26㎏入る背負い桶の事。ゲンツィと呼ばれる136ℓ入りの樽にプットニョシュに摘んだ貴腐葡萄が何杯分入ったか、ラベルに数として表示されます。数が大きければ甘口です。2013年にワイン法が改訂され、数の記載が義務では無くなりました。その為、希少品です。
ボデガス・ラ・リオハ・アルタ

Bodegas La Rioja Altaボデガス・ラ・リオハ・アルタ

高品質赤ワインで有名なスペイン北部のリオハ地区。スペインワイン法最高位DOCa(特選原産地呼称)2ヶ所の内の1つです。ボデガスは醸造所の意。ラ・リオハ・アルタ醸造所の創業は1890年とスペインで最も古い造り手です。旗艦ワインはワイン法の規定期間よりも長く熟成。リオハ地区、屈指の熟成ワインを造り出す。時の長い流れを感じる伝統的な味わい。
ビービー・グラーツ

BIBI GRAETZビービー・グラーツ

2000年にイタリアで衝撃的なデビューした赤ワインが「テスタマッタ」造り手は無名の若者ビービー・グラーツでした。ワイン名の意味は「クレイジー」それも良い意味での頭のおかしい人の意味です。抽象的で印象的な不思議なラベルも本業は画家の彼自身がデザインしたもの。ここに今に続くトスカーナ州最高のスーパートスカーナが誕生したのです。
クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン

Clos de la Coulée de Serrantクロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン

フランス、ロワール地方にある珍しい単独所有畑。1130年にシトー派修道院が開墾したものです。当主ニコラ・ジョリーは有機栽培の中でも究極とされるビオディナミ農法の実践者。フランス五大白ワインにも数えられ、ワインは抜栓して1週間経ても味が変わりません。桁外れのミネラリティと余韻の複雑さ。濃縮度と力強さでは他の追随を許しません。
テヌータ・ディ・トリノーロ

Tenuta di Trinoroテヌータ・ディ・トリノーロ

トスカーナ州はイタリアの中で最も人気のある産地。トリノーロ醸造所は西にトスカーナ州の最高峰、アミアータ山を臨むサルテアーノというあまり知られていない土地にあります。この地から独学で造った1997年のテヌータ・ディ・トリノーロが大絶賛され、世界の頂点に立ちました。凝縮した味わいにサルテアーノの自然と造り手の哲学が詰め込まれています。
ウマニ・ロンキ

Umani Ronchiウマニ・ロンキ

イタリア半島中部に位置するマルケ州。ウマニ・ロンキ社は1955年に創業。1963年には魚のワインと言う名前で魚型のペッシェヴィーノを発売。ユニークな名前と瓶形で世界中に愛されています。いち早く近代的な畑の管理法や葡萄の栽培法、新しいワインの醸造法を取り入れたマルケ州のリーダー的な存在。南隣アブルッツォ州にも葡萄畑と醸造所を所有。
サセッティ リヴィオ ペルティマリ

Sassetti Livio-Pertimaliサセッティ リヴィオ ペルティマリ

イタリアで「贈答品にはブルネッロ」と言われるブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。ワイン評論家ロバート・パーカーが著書で「もし、私がブルネッロ・ディ・モンタルチーノをたった一本だけ味わうとすればペルティマリのものになるだろうと思う」その造り手がサセッティ・リヴィオ。自然の力を最大限に生かす農法により、ますますブルネッロの評価を高めています。
テタンジェ ・ブリュット レ ・ゼルヴ

Taittinger, Brut Reserve.テタンジェ ・ブリュット レ ・ゼルヴ

シャルドネ100%で造られるブラン・ド・ブラン。1本だけ選ぶとしたらテタンジェでしょう。テタンジェ家のシャンパンはピノ・ノワール主体の味わいの重いものから軽やかなシャルドネを主軸にした最初の造り手です。1957年から販売されたブラン・ド・ブランのコント・ド・シャンパーニュは不思議な味わい。熟成しているのに若々しいという二律背反性。
フリッツ・ハーク

Fritz Haagフリッツ・ハーク

「モーゼルの真珠」と讃えられる単独畑の名前は「ユッファー=ゾンネンウーア」意味は乙女の日時計。フリッツ・ハークが所有する畑の最大斜度は72度! 日時計が出来るほどの日照を誇っています。ミシュランの三ツ星レストランの多くがオンリスト。有名ワイン評論家のロバート・パーカーもフリッツ・ハークに生産者として五つ星の「傑出」を付けました。
シャトー・レオヴィル・バルトン

Château Léoville Bartonシャトー・レオヴィル・バルトン

1855年に制定された「メドックの格付け」。シャトーの次に同じ名前が並ぶものがあり、その1つが第2級のシャトー・レオヴィル・バルトン。もとはラス・カーズ侯爵が所有する大きなシャトーを分割して購入したもの。実はレオヴィル・バルトンには城館も醸造所もなく、ラベルに描かれているのは同家が所有する第3級のシャトー・ランゴア・バルトンの城館。