100PlusClub™

世界に君臨するワイン「100プラス・クラブ」

「100プラス·クラブ」は世界のランキングに着目。世界中で引く手あまたのワインや造り手のセレクションです。
その高い名声から、100プラス·クラブのワインはほとんどに天文学的な値がついています。
その人気は世界的な需要に基づくものですが、それらは、一貫して卓越したワイン造りの技術、比類のないテロワール、
葡萄の特性を最大限表現できる能力を持つために高い需要を誇っています。
単一品種もブレンドも、最上級のパフォーマンスを見せてくれるワインばかりで、ワインのプロがワインの規準と見なしています。
この規準を知ることで、ワインの理解がより深まるとともに、世界中の他のワインと比較対照する視点も得ることができます。
シャトー・ラトゥール

Château Latourシャトー・ラトゥール

メドックの格付け第1級。ラトゥールはタワー(塔)の意。1680年にシャトーが造られましたが百年戦争で破壊され、給水塔だけが残りました。ラベルの獅子が踏ん張っているのがその塔。現在、シャトーにある円形の建物は鳩小屋です。太陽王ルイ15世が「神のワイン」と讃えたワインは近年、ビオディナミも導入。常に最高級のワインを造り出しています。
シャトー・オー・ブリオン

Château Haut-Brionシャトー・オー・ブリオン

1855年のメドックの格付けにメドック地区以外からランクインした唯一のシャトー。イギリス王室で愛され、アメリカ初代大統領トーマス・ジェファーソンをも虜にしました。格付けを作成したボルドー商工会議所も無視出来ない良い品質だったのです。1525年からの古い歴史を持ちますが、1961年にはステンレスタンクを導入する先進性も持ち合わせます。現在はルクセンブルク公国のロベール殿下が所有しています。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・リシュブール

Domaine de la Romaée-Conti, Richbourgドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・リシュブール

ヴォーヌ・ロマネ村でモノポール(単独所有)を除くと最上の特級畑。ロマネ・コンティの北側にあるリシュブールです。8.03haの畑を11軒の造り手が所有しています。もちろん最大所有者はDRCの3.51ha。醸造責任者が「強いが柔らかい」と表現する、風味のインパクトと洗練性が両立している味わい。18世紀の作家クールテペは「この村に普通のワインなどない」と断言する。
ボランジェ・ラ・グランダネ

Bollinger, La Grand Annéeボランジェ・ラ・グランダネ

007シリーズの「ゴールデン・アイ」ではアストン・マーチンのコンソール・ボックスに仕込まれていた「ラ・グランダネ」。ワイン好きの作家イアン・フレミングも含めイギリスで特に好まれるタイプがボランジェです。醗酵もオーク樽で行う。色は濃く、泡立ちも香りも良いしっかりとした酒質になる。その分、職人達の造る手間は大変になる。
シャトー・アンジェリュス

Château Angelusシャトー・アンジェリュス

シャトー名のアンジェリュスとは朝、昼、晩の祈りの時刻を知らせる鐘のこと。ミレーの名画「晩鐘」の中で鳴っているのもこの鐘の音です。印象的なラベルは「007カジノ・ロワイヤル」にも登場しました。シャトーの入口にもシンボルの鐘楼が建っています。2012年からサンテミリオンの最高格付けに昇格。サンテミリオン地区を代表する最高のワイン。
シャトー・ラフィット・ロートシルト

Château Lafite-Rothschildシャトー・ラフィット・ロートシルト

メドックの格付け第一級の筆頭。フランスワインの頂点に君臨するシャトーです。1868年からシャトー名の通り、フランス系ロスチャイルド家が所有。砂利交じりの小高い丘はポイヤック村で最も標高が高くジロンド川を見渡すことが出来ます。ボルドー地方の格言「最高の葡萄畑は川が見えるところにある」はラフィットの為のものです。ラベルは地味な農作業の絵。大げさな自己主張はしませんが、静かな自信が見て取れます。不作の年にも卓越したワインを造り出すラフィット。テロワール(土壌、気候、品種、造り手)の偉大さを味わうことが出来ます。
クリュッグ・グラン・キュヴェ

Krug Grande Cuvéeクリュッグ・グラン・キュヴェ

シャンパンの中で最も生産量が少なく、最高の品質を持つ。生地になるワインの発酵は今でもオーク樽。こことボランジェだけです。その希少価値ゆえに愛好家は「クリュギスト」と呼ばれ、フランスのエリゼ宮でも余程の国賓でない限り、リストにクリュッグは登場しません。約50種類のワインをブレンドする為に「NV」と呼ばす「マルチ・ヴィンテージ」と呼ぶ。
テヌータ・サン・グイド・サッシカイヤ

Tenuta San Guido, Sassicaiaテヌータ・サン・グイド・サッシカイヤ

イタリア赤ワインの実力を世界に知らしめたワイン。当主の父親がどういう訳かイタリア嫌い。フランスワインが大好きなのに戦争が始まり手に入らない。それなら作るしかないと始めたもの。サッシは小石の意。トスカーナ海岸部の土壌はボルドーの左岸に似ていた為、大成功。1994年には単独ワイナリーで唯一のDOC(原産地呼称ワイン法)に昇格しました。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ

Domaine de la Romaée-Conti, La Tâcheドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ

ロマネ・コンティと並ぶDRCのモノポール(ブルゴーニュでは希少な単独所有)。もちろん特級畑です。標高は250mから300m。最強の有機栽培であるビオディナミを採用。テロワールを大切にする為、よりフルーティな味わいに仕上がる。それでいて濃密でスケール感が大きい。飲めない負け惜しみか、ロマネ・コンティより好きだという人が多い。
ドン・ペリニヨン・プレニチュード・ドゥジェム

Dom Perignon P2 (Deuxième)ドン・ペリニヨン・プレニチュード・ドゥジェム

世界最大の規模を持つ大シャンパン・メゾン。このモエ社の最高級品がドン・ペリニヨン。誰もが知っているドンペリです。シャンパン造りに貢献したオーヴィレール修道院のDominus(ドミナス 師の意)のペリニヨンから付けられました。P2は2回目のPlénitude(プレニチュード 完全な熟成)。16年以上の熟成を経てリリースされたものです。
ディズノク・トカイ・アスー・エッセンシア

Disznokö Tokaj, Aszu Eszenciaディズノク・トカイ・アスー・エッセンシア

フランス国王ルイ14世が「王のワインであり、ワインの王である」と称賛したエッセンシア。貴腐葡萄の重力で自然に流れ落ちた果汁だけで造られた極甘口ワイン。世界三大貴腐ワインの1つでもある。デイズノクは1743年にハンガリー王室から「特級葡萄畑」に指定。この伝統に加え1992年には最新の醸造設備が導入され躍進する造り手。
ル・パン

Le Pinル・パン

ドルドーニュ川の右岸にある小さな地区がポムロール。その中でも栽培面積が約2ha、生産量が約7000本と希少なル・パンは「ポムロールのロマネ・コンティ」とも呼ばれボルドーで最も高価なワインの1つです。パンは「松の木」1979年に現在の所有者が買い取った時にポツンと松が生えていたことからの命名です。
シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ

Château Leoville Las Casesシャトー・レオヴィル・ラス・カーズ

第1級格付けに迫る勢いの第2級「スーパー・セカンド」。それがレオヴィル3兄弟の筆頭、ラス・カーズです。もともと3つで1つのシャトーでした。レオヴィルの下に付く名前は分家した当時の名前。ラベルを見るとシャトーの文字はなく「ラス・カーズ侯爵の偉大なワイン」と記され本家本元を謳っています。「サン・ジュリアンの王」は今でも君臨し続けているのです。
シャトー・マルゴー

Château Margauxシャトー・マルゴー

世界一、エレガントなワインと呼ばれるシャトー・マルゴー。昔は貴族の特権で村と同じシャトー名を付けることが出来ました。マルゴー村の唯一、格付け1級です。数多くのVIPを虜にし、グランパことヘミングウェイが孫娘に「マーゴ」と名付けたのは超有名なエピソード。そして2016年に亡くなった総支配人ポール・ポンタリエ氏はマルゴーを「ベルベットの手袋をした鋼鉄の拳」とエレガントさに秘めた力強さを的確に言い表しました。
シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン

Château La Mission Haut-Brionシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン

メドックの格付け1級であるオー・ブリオンと並び、グラーヴ地区を代表するシャトー。そして1983年に一族の揉め事で売りに出された時に購入したのもオー・ブリオンでした。畑が道を挟んで隣接していた為、ライバルとして切磋琢磨した間柄。今も昔の名声は変わらず、偉大なシャトーとして知られています。ラベルの十字架はミッション修道院から由来。
シャトー・ムートン・ロートシルト

Château Mouton Rothschildシャトー・ムートン・ロートシルト

現在では当たり前のシャトー元詰め。(mise en bouteilles au Château) 1924年にその先駆者となったのが故フィリップ男爵でした。1855年に制定されたメドックの格付けを1973年に2級から1級に覆した唯一のシャトー。毎年、有名画家によって描かれるラベルも収集癖をくすぐります。その画家の代金は自身のラベルが5ケース、好きなヴィンテージが5ケースの計120本だそう。ムートンはイギリス系ロスチャイルド家が所有しています。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ

Domaine de la Romaée-Conti, Romaée-Contiドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ

ローマ時代からの歴史と宮廷の伝説に彩られた奇跡のワイン。至上至高のピノ・ノワール。約1,8haの畑には石の十字架が建っています。年に数千本しか生産されず世界一、入手困難なワインです。ドメーヌ名にもしているようにロマネ・コンティはDRC(こう略します)のモノポール(ブルゴーニュでは希少な単独所有)。テロワールが完璧で長命な赤ワイン。
アンジェロ・ガヤ・ソリ・ティルディン

Angelo Gaja, Sori Tildinアンジェロ・ガヤ・ソリ・ティルディン

イタリアで最も優れた生産者は?の答えは堂々の第一位がアンジェロ・ガヤ。1961年から父の後を継いでいる。祖母の教えは「畑は最高のものを買いなさい」ソリは「高品質を生む南向きの畑」ティルディンは祖母の名前です。1995年まではバルバレスコの単一畑物でしたが自分の本当のスタイルを貫く為に格落ちのランゲで販売。ネッビオーロ主体。
ペトリュス

Pétrusペトリュス

トマス・ハリスの「羊たちの沈黙」の続編が「ハンニバル」その中で主人公のレクター博士が味わうのは超一流のワインばかり。特製のテンダーロインに合わせたのがこのペトリュス。格付けなどに惑われることなく我が道を行くポムロール地区の神話の象徴です。ラベルの聖ペテロは天国の鍵だけではなくワインも護っています。ポムロールの丘の中央にだけある独特の土壌(crasse de fer)から深みのあるメルローが生まれます。
ドメーヌ・アルマン・ルソー 
・シャンベルタン

Domaine Armand Rousseau, Chambertinドメーヌ・アルマン・ルソー ・シャンベルタン

ピノ・ノワールで知られるブルゴーニュ地方、ジュヴレ・シャンベルタン村の特級畑。 ナポレオンが愛飲していたことでも有名です。アルマン・ルソーは1930年にドメーヌ元詰め運動を行った先駆者で最も偉大な造り手。シャンベルタンは新樽100%。最高品質として多くの評論家が口を揃えています。
ルイ・ロデレール・クリスタル・ミレジム・ブリュット

Louis Roederer, Cristal Millesime Brutルイ・ロデレール・クリスタル・ミレジム・ブリュット

遮光性のある緑瓶の中で一際、目立つ透明瓶のシャンパンが「クリスタル」1876年、ロシア皇帝アレキサンドル2世がお気に入りのシャンパンを一目で判るようにと本物のクリスタル製ボトルに詰められたのが始まりです。つまり最古のプレスティージュ気品のある香り、滑らかな口当たり、長く続く余韻。皇帝が飲むに相応しいシャンパン。
ルイ・ジャド・モンラッシェ・グラン・クル

Louis Jadot, Montrachet Grand Cruルイ・ジャド・モンラッシェ・グラン・クル

コート・ドール(黄金丘陵)を中心にブルゴーニュワインの殆どを網羅する三大ネゴシアンの1つ。ラベルに描かれているのは酒神バッカス。ワインの品質を護る為、樽工場も作る拘りがある。作家アレクサンドル・デュマが「脱帽し、跪いて飲め」と命令口調になるほど品格と芳醇さに満ちるモンラッシェ。厳しく育成管理をして瓶詰された逸品。
テヌータ・デッロルネッライア・オルネッライア

Tenuta dell’ Ornellaia, Ornellaiaテヌータ・デッロルネッライア・オルネッライア

1981年に名門アンティノリ一族によって設立。ボルドー品種を使ったスーパー・トスカーナの1つ。サッシカイヤ、ソライアと並び三大ボルゲリと呼ばれる。トスカーナ州の海岸部にあるボルゲリはボルドー右岸の土壌とカリフォルニアの気候を持つ奇跡の大地。あまりの高品質にボルゲリは1984年にDOCに格上げ。パッシオーネ(情熱)が結晶したワイン。
ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレ・コルトン・シャルルマーニュ

Domaine Bonneau du Martray, Corton Charlemagneドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレ・コルトン・シャルルマーニュ

トランプのキングやクイーンにはモデルがある。ハートのキングはカール大帝。フランスではシャルルマーニュ。西ローマ帝国の初代皇帝。大男で白い顎髭が特徴的です。彼が775年に教会に寄進した畑を後年、所有した造り手がこのボノー・デュ・マルトレ。この世で最も劇的なブルゴーニュのシャルドネです。
シャトー・モンローズ

Château Montroseシャトー・モンローズ

「サンテステフ村のラトゥール」の異名を持つスーパーセカンド。粘土質の上に水はけの良い深い砂利質の層があり葡萄は完熟し、濃厚な味わいが特徴です。シャトー名は「薔薇色の山」。昔々、シャトーのある丘陵地にはヒースの花(ピンク色の花が咲く。別名はエリカ)が秋に咲き乱れ遠くからは薔薇色の山に見えたことから由来します。
ジャック・セロス・ミレジメ

Jacques Selosse, Millésiméジャック・セロス・ミレジメ

特級格付けアヴィーズ村のRM。RMはRécoltant-Manipulantの略。ラベルに極小な文字で記されている。自社畑の葡萄だけで瓶詰めまで一貫生産する造り手のこと。ボルドーのシャトーやブルゴーニュのドメーヌと同じ。シャンパーニュでは非常に数が少ない個人生産者。自然酵母での樽発酵やビオディナミの採用など品質の為には最善を尽くす。
ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン
・ラ・グランダーム

Veuve Clicquot Ponsardin, La Grande Dameヴーヴ・クリコ・ポンサルダン ・ラ・グランダーム

27歳で未亡人になったニコル・クリコ。自らをヴーヴ・クリコ(クリコ未亡人)を名乗り、亡夫の意志を継ぐ。それまで濁っていたシャンパンをピュピートル(動瓶台)を使い、透明にするなど手腕を発揮。晩年はその功績から「グランダム」(偉大なマダム)と呼ばれた。彼女に捧げられたミレジメ。ミュズレには彼女の肖像が描かれている。
サロン・ブラン・ド・ブラン
 ・ブリュット

Salon Blanc de Blancs Brutサロン・ブラン・ド・ブラン ・ブリュット

1914年創立の異色で型破りなメゾン。ウジェーヌ・エメ・サロンさんという完璧主義者が自分の為に作ったもの。拘りは強く単一畑、単一品種、単一年だけ。つまりシャルドネの極致と言うべきシャンパン。20世紀の100年間でリリースは37回。現在でも41回しかリリースされていない幻のシャンパン。味わいは「端麗」の一言に尽きる。
オーパス ワン

Opus Oneオーパス ワン

アメリカのワイン総生産量の80%以上を造り出すカリフォルニア州。オーパスワンはこの地を代表するダブルネームです。第1級格付け、シャトー・ムートンの故フィリップ男爵とカリフォルニアの先駆者、故ロバート・モンダヴィの最強コンビが生み出したワイン。1984年に1979年と1980年がリリースされました。ラベルのシルエットは男爵が上に。サインはモンダヴィが上に記されています。ワイン名は「作品番号第1番」の意。
シャトー・カロン・セギュール

Château Calon-Ségurシャトー・カロン・セギュール

ラベルのハートマークで人気のあるシャトー。そのハートには深い意味があります。18世紀、当時の持ち主であったセギュール侯爵はラトゥール、ラフィット、ムートンなど錚々たるシャトーを所有する「メドックのワイン王」と呼ばれていた凄い人。ある日、どのシャトーがお気に入りか聞かれた時に「カロンが一番好き」と答えた事からラベルにハートが描かれました。結局、このワイン王は賭け事がワインより好きだったらしく最後には何もかも無くしてしまいましたが。
ドン・ペリニヨン・ヴィンテージ

Dom Pérignon Vintageドン・ペリニヨン・ヴィンテージ

知らぬ人がいないほど超有名なシャンパン。シャンパン製法の様々なアイデアを生み出したとされる1639年生まれのドン・ペリニヨン。彼の名前が付けられたモエ・エ・シャンドン社の最高級品です。最良の区画から収穫した葡萄で造り、8年間熟成されたもの。P2は16年熟成でエノテークの後継。P3は25年熟成でレゼルヴ・ド・ラベイの後継です。
フォントディ・フラッチャネッロ
・デッラ・ピエヴェ・コッリ

Fontodi, Flaccianello della Pieve Colliフォントディ・フラッチャネッロ ・デッラ・ピエヴェ・コッリ

1968年創立。トスカーナ州キアンティ・クラッシコ地区の中心地にあるフォントディ。キアンティの先駆者が造るスター・ワインです。10haの単一畑、フラッチャネッロのサンジョヴェーゼを100%使用するスーパー・トスカーナの最高傑作。30年以上を経た樹は毎年、最良の葡萄を実らせます。ラベルの十字架は畑の一角にあった1200年前の教会のもの。
ポール・ロジェ・キュヴェ・サー・ウィストン・チャーチル

Pol Roger, Cuvée Sir Winston Churchillポール・ロジェ・キュヴェ・サー・ウィストン・チャーチル

ポール・ロジェのデラックス・キュヴェには世界で最も有名なイギリス人、チャーチルの名前が冠されています。シャンパンが大好きでディナーはもちろん、ランチにも必ず飲んだのはポール・ロジェ。お気に入りの競走馬に同じ名を付けるほどでした。彼に敬意を表して、このキュヴェは地下35mの深く特別なカーブで丹念な手作業で造られています。

Winston Churchill  Aphorism
ウィストン・チャーチルの箴言
「シャンパーニュのない人生は退屈だ」
シャトー・コス・デストゥルネル

Château Cos d’Estournelシャトー・コス・デストゥルネル

メドック地区の中で異彩を放つシャトーが第2級格付けのコス・デストゥルネルです。
外観は異国情緒に溢れたパゴダ(仏塔)風。これは19世紀の初めに創立したルイ・ガスパール・デストゥルネルがインド航路を開拓し、ワインの輸出を行っていた為。彼は大成功し「サンテステフ村のマハラジャ」と呼ばれました。2000年に新オーナーになりましたが創立者の想いはそのままに醸造設備やホテル、ワイン博物館などが最先端に一新されました。
シャトー・デュクリュ・ボーカイユ

Château Ducru-Beaucaillouシャトー・デュクリュ・ボーカイユ

1855年に制定されたメドックの格付けに第2級にランクイン。その実力は第1級の4シャトーを凌ぐとして、早い段階からスーパーセカンド(超2級)と言われ現在も続いています。
シャトー名は1795年にベルトラン・デュクリュ氏が買い取った事からの命名。畑名のボーカイユを続けて現在の名前になりました。ボーカイユは「美しい砂利」の意味です。
シャトー・ピション・バロン

Château Pichon Baronシャトー・ピション・バロン

メドック地区にあるポイヤック村は1級格付けを3シャトー、2級格付けを2シャトー輩出しているワインの聖地。シャトー・ピション・バロンは超1級の力を持つ2級の最高峰として「スーパー・セカンド」と呼ばれています。街道を隔てて位置するシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドとはもともと1つだったもの。バロンは男爵、コンテスは伯爵夫人。貴族の館らしく荘厳な眺めのシャトーも注目の的です。
テヌータ・デッロルネッライア  マッセート

Tenuta dell’Ornellaia Masseto テヌータ・デッロルネッライア マッセート

1968年から1985年の間に相次いで造られたスーパートスカーナ。「オルネッライア」は三大ボルゲリの1つです。このワインには続編があります。1986年にリリースされた「マッセート」ボルゲリの小石混じりの粘土質に最適なメルロー100%で造られました。発表当時はオルネッライア・メルローの名称。1987年から「大きな石」の意であるマッセートに。
カサノヴァ・ディ・ネリ

Casanova di Neriカサノヴァ・ディ・ネリ

モンタルチーノの地に畑を取得したジョヴァンニ・ネリ氏によって、1971年に創設された家族経営のワイナリー。 現在当主は息子のジャコモ氏で、情熱と専門知識を活かして収穫量を抑えた思い切った剪定により、凝縮感ある素晴らしいワインを生み出している。 2010年代より新樽比率が減り、濃厚さより優美さを優先する古典的なスタイルへ回帰。 卓越した個性と独自性で、世界から注目されるワイナリー。
ベガ・シシリア

Vega Siciliaベガ・シシリア

「スペインのロマネ・コンティ」と呼ばれるベガ・シシリア。世界の誰もが認める実力と名声を持つ造り手です。スペインの内陸部リベラ・デル・ドェエロで誕生しました。看板ワインの名は「ウニコ」(ユニークの意)。収穫しても最低25年は世に出ないという壮大なワイン。英国のエリザベス女王の婚礼にも供された歴史あるスペインワインを造り出します。
シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド

Château Pichon Longueville Comtesse de Lalandeシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド

メドックの格付けシャトーの中で最も長い名前がここピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド。第1級の4シャトーの内、3つを輩出して力強さが特徴のポイヤック村産。しかし、このシャトーは華やかで女性的とされ「ポイヤックの貴夫人」と言われます。それは昔から女性がワイン造りを紡いできたから。エレガントでとても人気があるシャトー。
シャトー・ディケム

Château d’Yquemシャトー・ディケム

フランスのソーテルヌ地区は世界で最も素晴らしい貴腐ワインの産地。シャトー・ディケムは金に糸目をつけないワイン造りで1本の樹からグラス1杯しか作らず、悪い年は生産もしません。輝く黄金色。アカシアの蜂蜜のような香り。極甘口で杏のような酸味。世の憂さが一瞬にして吹き飛ぶ「天上の味わい」。飲み頃期間は収穫から100年とも言われます。
テタンジェ・コント ド シャンパーニュ・ブラン ド ブラン

Taittinger, Comtes de Champage Blanc de Blancsテタンジェ・コント ド シャンパーニュ・ブラン ド ブラン

シャルドネ100%で造られるブラン・ド・ブラン。1本だけ選ぶとしたらテタンジェでしょう。テタンジェ家のシャンパンはピノ・ノワール主体の味わいの重いものから軽やかなシャルドネを主軸にした最初の造り手です。1957年から販売されたブラン・ド・ブランのコント・ド・シャンパーニュは不思議な味わい。熟成しているのに若々しいという二律背反性。
シャトー・グリュオー・ラローズ

Château Gruaud Laroseシャトー・グリュオー・ラローズ

ラベルに「ワインの王、王のワイン」と記されているシャトー。ポイヤック村のパワフルさとマルゴー村のエレガントさを兼ね備えた良いとこ取りのサン・ジュリアン村にあります。19世紀に建てられたシャトーは美しく政府から歴史的建造物に指定。近代的な設備を導入しながら、発酵は昔ながらのコンクリート・タンク。伝統と革新で秀逸なワインを造ります。
エゴン・ミュラー

Egon Müllerエゴン・ミュラー

エゴン・ミュラー家と言えば「シャルツホフベルガー」(Scharzhofberger)。ドイツにたった五か所しかない特別扱いされる単一畑の1つ。所有する畑の63%は45度を超える目も眩むような急斜面。手入れや作業は人手に頼るしかなく重労働。これがリースリングの理想郷なのです。人気も値段も世界最高クラス。一回でも飲んだら忘れられないと言われています。
スケアクロウ

Scarecrowスケアクロウ

スケアクロウ(案山子)というワイン名。その上には案山子のアイコン。そしてヴィンテージ。そのシンプルなラベル故に物語性と大きな自信を感じるワイン。これがカリフォルニアの新プレミアム・ワインです。ワイナリーのウェイティング・リストには5000人以上が名を連ね、手に入れる事が超困難。映画「オズの魔法使い」に出てくる案山子がワイン名の由来です。
シャトー・レオヴィル・バルトン

Château Léoville Bartonシャトー・レオヴィル・バルトン

1855年に制定された「メドックの格付け」。シャトーの次に同じ名前が並ぶものがあり、その1つが第2級のシャトー・レオヴィル・バルトン。もとはラス・カーズ侯爵が所有する大きなシャトーを分割して購入したもの。実はレオヴィル・バルトンには城館も醸造所もなく、ラベルに描かれているのは同家が所有する第3級のシャトー・ランゴア・バルトンの城館。
アルマン・ド・ブリニャック

Armand de Brignacアルマン・ド・ブリニャック

世界一、派手なボトルのシャンパンと言えば、この「アルマンド・ド・ブリニャック」 ブリュットは輝くメタリック・ゴールド。ラベル代りはピューターで手作りされたスペードのエース。カードで最高のランクを意味し、もちろんアルマンドのAも意味します。その見た目の派手さと味わいは対極。繊細でエレガント、軽やかで肌理が細かく気品があります。