TOPページ > てんさい糖ってどんな砂糖? |
てんさい・てん菜・甜菜という名前の植物から作られた砂糖です。
砂糖大根(サトウダイコン)やビート(シュガービート)とも呼ばれています。
大根と言われるだけあり、カブのような丸くて白い根をしており、その根の部分を使用します。
ですが、種類はほうれん草と同じ、ヒユ科の植物になるようです。
(ダイコンはアブラナ科とのこと。)
そのせいか、地上に茂る葉っぱはほうれん草に似ているとのことです。
ちなみにそのまま野菜として食べることはめったにないみたいです。
砂糖の元になるだけに甘みはあるのですが、アクが強く後味の土臭さから食用としては向いていないからだそうです。
てん菜の原産はドイツになり、世界で見るとヨーロッパを中心に生産されております。
日本では気候条件が適しているという理由で北海道のみで生産されており、5月初旬前後に種付けされて、その年の10月〜11月頃に収穫されます。
いわゆる光合成をして地中の根っこに蓄えた糖分を煮詰めて抽出し、その糖分から作られた砂糖がてんさい糖となります。
てん菜は1つおよそ800g〜1kgほどになりますが、1kgのてん菜からは平均160〜170gの砂糖が取れるとのことです。
砂糖への製造までが北海道で加工されており、てん菜の産地もてんさい糖の産地も北海道産というものがほとんどです。
私が調べた限りでは、北海道産以外のてんさい糖は見つからなかったです。
●体を冷やしにくい。
●カルシウムやカリウム、リンなどの天然のミネラルが豊富。
●てん菜由来の天然のオリゴ糖が入っている。
寒い地域である北海道で作られた作物になるため、体を冷やさない(温める)効果があるといわれています。
よく温暖地方で作られるミカンは体を冷やすが、寒冷地方で作られるリンゴは体を温めるといわれているのと同じ理論です。
そういう理由で主に沖縄県など暖かい地方で作られているサトウキビを原料とした砂糖に比べ、体を冷やさない(温める)効果があるということになるとのこと。
ただし、特に科学的に実証されているという訳ではないのでこれはあくまでも言われているという範囲内になるようです。
てんさい糖は茶色の砂糖になりますが、これは自然の蜜を高温乾燥している砂糖の色です。
その茶色は自然由来の色になり、その中にはカルシウムやカリウムなどの自然のミネラルを多く含んだ状態となります。
黒砂糖など茶色い砂糖はミネラルを多く含んでいるってよく言われていますよね。
てんさい糖には、てん菜に含まれている天然のオリゴ糖が入っています。
白砂糖や人工甘味料である還元麦芽糖などにはオリゴ糖は含まれていないとのことです。
メーカーや容量での差はありますが、サトウキビ由来の白砂糖100g当たり20円〜30円ほどに比べ、てんさい糖は約2倍の100g当たり50円〜60円ほどが目安になっております。
原材料費で一部とはいえ、2倍となると結構なウエイトを占めます。
十二堂のおからクッキー・おからビスコッティの甘みは素材の自然な甘みの他にこのてんさい糖のみで甘みを付けています。
ですので普通の白砂糖や人工甘味料を使用しているお菓子に比べ、食べていただくお客様の健康を配慮していると考えております。
また、卵(卵加工品を含む)、乳製品(牛乳・バター、他乳由来成分含む)他も、動物性原材料を一切使用しておりません。
バターの代用品であるマーガリンやファットスプレッド・ショートニング等も使用していませんので、トランス脂肪酸を摂取することもありません。
また添加物もなるべく使っていません。
合成甘味料(人工甘味料など)、加工乳(牛乳由来の生クリームや脱脂粉乳など)、香料、保存料、防腐剤、乳化剤(それぞれ天然由来含む)の食品添加物を不使用。
ベーキングパウダー(アルミフリー)は少し使っているため、完全無添加ではないのですが、このベーキングパウダーに関しては別のページでまとめております。
これらの添加物不使用なところも、他のお菓子に比べ、食べていただくお客様の健康を配慮していると考えております。
このコラムの内容を確認していただいた際の注意として、ここに記載されていることはコラム担当がネットで調べたことを自分なりにまとめている内容になり、医学的見地からの話とかでは全くないので、治療等を必要とされている方はちゃんとしたサイト、もしくはお医者様にご相談を必ずして下さい。
間違えてもこのコラムを参考に独自治療をするなどをしないでくださいね。
あくまでも十二堂のおからクッキー・おからビスコッティは食べていただくお客様の健康に配慮して原材料を選んでいるという部分だけのお話になりますので。
よろしくお願いいたします。