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十二堂のおからクッキー・おからビスコッティは、その主成分をおから中心で作られています。
原材料表示は「量を多く使っているものから記載」になっていますので、十二堂の商品全て「おから」が一番最初に記載しています。
現在販売されているおからクッキーの中には小麦粉が一番多く入っている商品がかなり多く、この見極めはこの原材料表示を見てみると判断できますので、おからクッキーを選ぶ際は是非原材料を比べてみてください。
ちなみに十二堂はおからを60%使用しています。
これは砂糖などの原材料を省いた状態で使用している原材料の割合が60%として計算しています。
一部で「おから100%」と書いているおからクッキーがあるとは思いますが、その商品にも砂糖などの原材料が入っていますよね。
砂糖などの原材料も含めて全ての割合で100%と言わないといけないのだとしたら「おから100%」ということは、それはもう単なるおからになってしまいますから(笑)
そういう意味でのおから60%なのですが、ちなみに先日全原材料での割合計算をしてみたところ、大体半分以上はおからになっていました。
なので媒体によっては「おからを半分以上使用」や「おからを一番多く使用」と表現している場合があります。
そして十二堂のおからは豆腐を絞った後の生おからを使っています。
その日の朝に豆腐を作るために絞ったおからです。
朝には搾りたてになるため、まだ熱が残っていることもあります。
それを〇〇(企業秘密)して、□□(企業秘密)することで、おからクッキーに最適になるように下加工をしております。
そのおからの下加工の部分も、十二堂のおからクッキー・おからビスコッティだからこその味わいの要素の一つになりまして、最初から粉末加工されたおからパウダーを使っている商品では出せない風味になっております。
十二堂のおからは消泡剤不使用のおからになります。
消泡剤ってなに?
そうですよね。私も最初よくわかっておりませんでした。
書いて字のごとく「泡を消す薬」です。
「しょうほうざい」と読みます。
豆腐を作る際に必ずと言っていいぐらい使う、要するに添加物です。
豆腐を作る工程でこの消泡剤を使っていない製造はかなり珍しいです。
大豆の中にはサポニンという成分が入っており、このサポニンが天然の界面活性剤(乳化剤)の一つで、水に溶かすと石けんのように泡立つ性質を持っています。
そのため、豆腐を製造するときにはどうしても大量の泡が発生するので、それを除去しないと気泡だらけの豆腐になってしまいます。
気泡だらけの豆腐はいわゆる「すが立った」豆腐として商品価値を落とすために、泡を消すためのものが必要となります。
それが「消泡剤」(グリセリン脂肪酸エステル)です。
消泡剤は体には害がないとは言われていますが、添加物の一つです。
ちなみに消泡剤の存在は我々が豆腐屋だからこそ知っている知識です。
これを使用していないおからを使っているという訳です。
十二堂のおからクッキー・おからビスコッティは食べていただくお客様の健康を配慮して、添加物をなるべく控え、おからや豆乳以外の原材料にも健康を配慮しているので、このおからの段階での添加物不使用という要素にも着目しております。
十二堂のおからクッキー・おからビスコッティは大豆そのものの味わいを楽しめるために生おからを使用しており、そのおからには消泡剤という添加物を使用していないために、食べていただくお客様の健康を配慮していると考えております。
また、卵(卵加工品を含む)、乳製品(牛乳・バター、他乳由来成分含む)他も、動物性原材料を一切使用しておりません。
バターの代用品であるマーガリンやファットスプレッド・ショートニング等も使用していませんので、トランス脂肪酸を摂取することもありません。
また添加物もなるべく使っていません。
合成甘味料(人工甘味料など)、加工乳(牛乳由来の生クリームや脱脂粉乳など)、香料、保存料、防腐剤、乳化剤(それぞれ天然由来含む)の食品添加物を不使用。
ベーキングパウダー(アルミフリー)は少し使っているため、完全無添加ではないのですが、このベーキングパウダーに関しては別のページでまとめております。
これらの添加物不使用なところも、他のお菓子に比べ、食べていただくお客様の健康を配慮していると考えております。