TOPページ > 太白ごま油ってどんな油? |
ごまを生のまま搾ることで、色や香りを抑えたごま油のことです。
私たちが日頃よく使うごま油は「焙煎ごま油」と言って、煎ったごまを使用したごま油です。
そのため、色も茶色くごまの香ばしい強い香りが特徴のごま油になっています。
太白ごま油は原料となるごまを焙煎せずに生のまま絞っている分、色も少なく、強い香りがない油になっています。
そのためにクセが少ない油としてお菓子やスイーツによく使われているようです。
しかし、ごま油のうまみや栄養価などは変わらずにごま油のいいところは十分含まれているとのことです。
ちなみに「太白」とは金星の別名とのことらしく、他の星より夜空に光り輝く金星にちなんで普通のごま油より優れたごま油という意味を込めてオイルメーカーさんが命名したとのことです。
尚、十二堂の太白ごま油はごま油自体は愛知県産のものを使用していますが、原料となるごまはアフリカやアジア、中南米などから輸入しているようです。
日本産のごまは年間100tほどしか生産されておらず、その量だと現在流通しているごま油の生産量に到底追いついてないそうです。(1日で使い切るレベルだそう!)
基本的に十二堂のおからクッキーとおからビスコッティにはバターの代用品として使用しています。
まずバターは動物性原材料になるために使用しないと決めました。
ではクッキーに油は必要なのか?
油抜きでクッキーを作った場合、かなり堅いクッキーになります。
食感や風味も粉っぽさやモサモサ度があがります。
いくら健康に良くてもおいしくないと食べ物はその役割を果たしていませんから、おいしいおからクッキーを作るために油は必要とのことになりました。
色々な油を試した結果、素材の味を殺さず、おいしかったのが太白ごま油でした。
ちなみによくバターの代用品と言えば、マーガリンやショートニングなどの植物性の人口油脂が使われることが多いと思います。
実際、某ショッピングモールで販売されているおからクッキーの成分を調べてみましたところ、ランダムで調べた10社中7社の商品がマーガリンかショートニングを使用して作られていました。
ではなぜ、十二堂ではマーガリンやショートニングを使用しないのか?
それは人口油脂には「トランス脂肪酸」が含まれているからです。
トランス脂肪酸は以前より摂りすぎると健康への悪影響があるといわれてますよね。
中には低トランス脂肪酸マーガリンとかあるみたいですが、トランス脂肪酸が入っているのには変わりがないなと思います。
(トランス脂肪酸についての詳しいことは、横道にそれすぎますのでここでは割愛します。詳しく知りたい方はネット検索してみてください。)
余談ですが、私の知り合いのパティシエさん達は、マーガリンのことを「冷蔵庫に入れなくても腐らないバター」とか
「ラップをしないで放置していても虫がたからないバター」とか呼んでいます。
体が小さい虫は、マーガリンのことを「摂ると体に毒だ」ってことを本能で分かっているそうです。
だからマーガリンがむき出しで置いてあっても虫はたかることはしない。
人間はそのマーガリンという人工油脂をたっぷり使ったお菓子をおいしい!と喜んで食べている怖さをもっと知ってほしいとパティシエさん達は言っていました。
人工油脂が入ったお菓子を安いからと言って買っている方は、その値段の対価で自分の健康を犠牲にしているということを
分かってほしいとも力説していました。
ちょっと余談にそれちゃいましたが、人工油脂には危険性があるという事を分かっているからこそ、十二堂は安易に人工油脂を使用せずに危険性の低い油として太白ごま油を採用しています。
人工油脂を使わない目的だけではなく、太白ごま油の体によいことがいくつかある部分も採用した理由のひとつです。
●コレステロールがない。
●女性特有のリズムを整える。
●劣化しづらい。
コレステロールは元々動物の細胞由来になるため、動物性油脂でない時点でコレステロールはありません。
入っていても微量とのことで食品表示法では植物性油脂はその他の条件を満たす必要はありますが、コレステロールゼロと表記してもよいとされています。
ごま油には原料がもちろんごまということでゴマリグナンを多く含んでいます。
ゴマリグナンは体の中で女性特有のリズムを整えるといわれています。
特に更年世代の女性の体のバランスを整えて日々の元気サポートに期待できると言われているようです。
大体の油は空気や光、熱に触れると劣化をします。
油は劣化をすると毒性の物質が発生して健康を害する危険性が出てきます。
その点、ごま油には先ほどのゴマリグナンのおかげで劣化しづらい特性を持っています。
ちなみにその劣化しづらさはごま油の中だけではなく、体の中でも活躍します。
内側からの身体機能、環境のサポートなどが期待できるようです。
その他美容にも良いというようなことを書いてるのもありましたが、どうも食用としての摂取ではなく直接肌や髪に塗る的な感じでしたので、このコラムでは省きます。
メーカーや商品や容量での差はありますが、マーガリン・ショートニングが100g当たり大体100〜200円ほどに比べ、太白ごま油は約2倍の100g当たり200円〜400円ほどが目安になっております。
てんさい糖の時と同じく、原材料費で一部とはいえ、2倍となると結構なウエイトを占めます。
十二堂のおからクッキー・おからビスコッティの風味と食感はこの太白ごま油が一役買っています。
ごま油も、もちろんいいところだけではありませんが、バターやマーガリンを使用しているお菓子に比べ、トランス脂肪酸摂取することがない部分だけを見たとしても、食べていただくお客様の健康を配慮していると考えております。
また、他の原材料も卵(卵加工品を含む)、バターの他の乳製品(牛乳、他乳由来成分含む)など動物性原材料を一切使用しておりません。
また添加物もなるべく使っていません。
合成甘味料(人工甘味料など)、加工乳(牛乳由来の生クリームや脱脂粉乳など)、香料、保存料、防腐剤、乳化剤(それぞれ天然由来含む)の食品添加物を不使用。
ベーキングパウダー(アルミフリー)は少し使っているため、完全無添加ではないのですが、このベーキングパウダーに関しては別のページでまとめております。
これらの添加物不使用なところも、他のお菓子に比べ、食べていただくお客様の健康を配慮していると考えております。
このコラムの内容を確認していただいた際の注意として、ここに記載されていることはコラム担当がネットで調べたことを自分なりにまとめている内容になり、医学的見地からの話とかでは全くないので、治療等を必要とされている方はちゃんとしたサイト、もしくはお医者様にご相談を必ずして下さい。
間違えてもこのコラムを参考に独自治療をするなどをしないでくださいね。
あくまでも十二堂のおからクッキー・おからビスコッティは食べていただくお客様の健康に配慮して原材料を選んでいるという部分だけのお話になりますので。
よろしくお願いいたします。