伊豆の山葵について
わさびと名前のつくものには、沢わさび、畑わさび、西洋わさび、ユリわさび、アイヌわさび等があります。
※ 沢わさびと畑わさびは、植物学上は同じものですが、栽培方法が 違い、清流で育てる本わさびに対して、畑わさびは、種子をそのまま畑に蒔いて栽培したもので、わさび漬けや練りわさびなどの加工用として、使用されています。
伊豆で栽培されているわさびは、そのなかの沢わさび(本わさび)です。
さらに本わさびには、種類がたくさんあります。
伊豆では大きくわけて「実生」と「真妻(まづま)」の二種類が栽培されています。
実生わさび
〜 茎の色が緑色で、わさび自体も緑色が強い 〜
苗を植え付けてから約1年で収穫となり、成長が早いです。
茎の伸びも真妻に比べて長く、色も緑色でわさびらしいのが特色です。
しかし、早く成長するため、少々水っぽく、辛味も真妻より薄くなります。
真妻(まづま)わさび
〜 茎の色が紫色で、わさび自体は深い緑色 〜
真妻種のわさびは、苗を植え付けてから約1年半から2年で収穫で、実生に比べて成長が遅いわさびです。茎の色が、紫色なのが特徴です。
わさび自体にねばりがあって、味は辛さの中にほんのりした甘みがあります。また、風味が抜群で日本で一番優れた品種といわれています。
但し、栽培が他の品種より難しいわさびです。
栽培されているのは、伊豆天城が主で、富士山のすそのの御殿場等にもありますが、全体的に栽培されている量は他のワサビと比べ少ないです。
そのため、伊豆の旅館や料亭で使われていて、市場にはほとんど出回らない希少なわさびとなります。
※ わさびの匠 山本氏がわざわざ、わさび田に行って、とってきていただいたとれ立ての真妻のわさびです。
セレクトフードでは、本わさびは、伊豆天城の真妻(まづま) わさびを取り扱っています。