空はどこまでも高く澄み渡り、心地よい風が緑の香りをはこんでくる
「花の都」フィレンツェの近郊どこまでも広がるトスカーナの田園を抜けると、
中世から時を紡ぐ町がある
大きなあくびをして、まどろんでいる道端の猫…
日陰でジェラートをほおばる子供たち…
優れた文化を今に引き継いで、町にあるたくさんのジュエリー工房…
ふと見つけた工房の中を窓越しにのぞいて見る
すると、中にいた幼顔の彼は手を休め、親しみにあふれた笑顔を投げかけてくれる
そんな彼の首もとには品の良いシンプルなネックレス…
素朴で優しいイタリアに出会ってほっとする
かつて数多くの芸術家がこの町に、そして芸術史に足跡を残していった
彼らの遺産は今も光の中で輝き、この町の小路を歩けば、ルネッサンスの息吹を感じる |