ランドセルは、毎年夏期から販売をスタートしますが、発売時にはすでに翌年モデルの開発が始まっています。
より良いものづくりを目指すがゆえに次年度への「課題」は必ず生じ、その課題を見つけるきっかけのひとつが、“社内モニター制度”です。毎年、社員やパート従業員など子どもをもつ親を対象にして、20名以上のモニター公募が社内で行われています。モニターには、4月の入学期からランドセルを使用してもらい、夏休みにいったん回収してその状態をチェックします。そして、生地やベルトの劣化を調べる、金具の変化を確認する、実際に使っている社員の親子にアンケートを取るなど、多角的に商品の反応をみます。
「一般のお客様としての率直な意見が聞ける」と商品開発において評価され、長年続けられてきました。社内モニター制度はランドセルだけでなく、その他多くの商品においても行われています。