愛らしいラブラドールがラベルに登場

ワイン好きな皆さんの中にも、ワンちゃん愛好家の方も多いのではないでしょうか。日本でも欧米でも人気な犬種ラブラドール・レトリバー、街中でもよく見かけますね。

大型犬でありながら、性格はおとなしく、人と接することが好きなので介護犬として働く姿や、先日はTVで、病院に常駐し、長く入院するストレスを抱えた子どもの心を癒すよう、特別に訓練されたファシリティ・ドッグというラブラドールが紹介されていました。

老若男女を問わず愛され、「知らない」という人はいないくらい、人気者な犬種、ラブラドールがラベルになったワインをご紹介いたします!

ラブラドール・ティント 2014

ポルトガル、リスボン地域で地ぶどうを主体に栽培・醸造されたワイン。ぶどうの種類はカステラオン(35%)、ティンタ・ロリス(テンプラニーリョ)(25%)、シラー(25%)、トゥーリガ・ナシオナル(15%)のブレンド。

透明感のある色調で、グラスに注いですぐにベリー系果実の香りが立ち上ります。フレッシュなフルーツとともに、凝縮した果実感、シナモンのようなスパイシーさもあり、複雑さを感じます。

口に含むと滑らかな質感、飲み込んだ後に、いちごをかじった後のような酸味と甘さが残ります。
タンニンはなめらかで、飲み疲れしないので、お夕飯といっしょにグラスで1,2杯楽しんじゃいましょう。

ちなみに我が家は、うなぎの炊き込みご飯をおツマミに、ラブラドール・ティント2014で晩酌です。うなぎのタレの甘みと、このラブラドール・ティントの相性はとっても良いんですよ。ぜひ試していただきたいマリアージュのひとつです。 ラブラドール・レトリバーの性格のように、人懐っこくてチャーミング、多くの人に愛される1本です。

そして今回は、もうひとつご紹介。

ラブラドール・ティント・レゼルヴァ2013

さきほどのラブラドール・ティントとは異なったぶどう品種、カベルネ・ソーヴィニヨン(40%)、シラー(40%)、トゥーリガ・ナシオナル(20%)と、高級ワインに使用されているぶどうと、ポルトガルで最も高貴と称されているぶどう品種をブレンドしています。

ラブラドール・ティント・レゼルヴァ2013

グラスをまわすと、グラスの側面にワインの液体が跡を残すほど、質感の濃厚さが感じられます。グラスに注いだ直後の香りは、ブルーベリーやブラックベリーといった、黒い果実みが感じられ、香りはミルクチョコレートやコーヒー、こしょうのようなスパイシーさ、ミントのような爽やかさもあり、かなり複雑です。

口に含むとまずは、凝縮した果実の豊潤さが口いっぱいにひろがり、その後タンニンが心地よく舌を締めます。きゅっと締められた口に残る余韻には、熟成の心地よい香り。アロマティックでヴォリュームもあるので、ぜひお食事とともに味わっていただきたいワインです。先ほどのうなぎの炊き込みご飯なら、味付けは濃いめ、山椒を効かせると良いでしょう。また、持ち寄りホームパーティといったシーンでも、みんなでワイワイ楽しめることでしょう。

実際の犬種、ラブラドール・レトリバーも、なんと毛色で(!?)性格がまったく異なり、親しみ方も変わってくるのだそう。今日ご紹介の2本も、味わいは異なるので、ぜひお好みの1本を手にしてくださいね。