カステラのルーツ「パン・デ・ロー」中がトロトロ半生カステラ!
パリパリが決めてのパステル・デ・ナタに引き続き、来週のファミリ―セールのもう一つの目玉商品(ご予約販売)、パン・デ・ロー(Pão de ló)についてご紹介します。
ポルトガルから日本に伝わったカステラの元祖と言われるこのお菓子は、ポルトガルでは、中をしっかり焼いたものと、半生のものと2タイプあります。
パステル・デ・ナタ同様に、修道院で作られていた、卵とお砂糖をベースにしたポルトガルの伝統菓子の一つです。
しっかりと焼き上げたタイプはこんな感じ
美味しい卵を使っているに違いない黄色!かなり大きめのパン・デ・ロー
素朴な味のパン・デ・ロー、カットしてポートワインをかけて頂くのも美味しいです!
一方、半生タイプのパン・デ・ローはこんな感じ。中がくぼんでいるのが特徴です。
カットすると中はトロトロ
今回のファミリーセールに登場するものは、半生のタイプ。
和菓子処「清野」の春美さんに、作りたてを蒲田の工房より持って来て頂きます。
夏にイベントでご一緒した時の写真。今回販売のものより一回り大きいパン・デ・ローを手にする春美さん。
ここで、春美さんのお店、和菓子処「清野」についてご説明します。
創業者である春美さんのお父様は長崎で生まれ「天皇陛下に献上するカステラを焼いた」というのがご自慢のカステラ職人でした。
春美さんは、長崎カステラのル―ツをさらに辿ったポルトガルのお菓子を学びに、1996年ポルトガルへ渡り、帰国後、早速ポルトガル菓子を発売。
(「エッグタルト」や「半生カステラ」のブーム到来よりも前のことでした!)
和菓子処「清野」では、安全なお菓子作りをコンセプトに国内各地から安全な素材を厳選して真心込めて、定番和菓子、創作和菓子、そして注文に応じてポルトガル菓子も作っています。
現在は、和菓子がメインのお店なので、ポルトガル菓子は注文があった時のみしかできないそうです。
本場の味を味わえるまたとないチャンス!!ぜひこの機会にご予約下さい。