パリパリが決めてのパステル・デ・ナタがファミリーセールに初登場!!
ポルトガルと言えば、パイのパリパリが決めての、パステル・デ・ナタ!!Pasteis de Nata!!
パステル・デ・ナタを除いて、私がポルトガルのカフェで大好きなメニューは、クロワッサン(ポルトガルのはもっちりしていますが素朴な味で美味しい!)やボーラ・デ・ベルリン(揚げドーナツのような丸いパンの中に黄色いカスタードが挟まれています)ですが、いずれにしてもポルトガルのお菓子は卵やお砂糖を主体に作ったものが多く、ショーケースは美味しそうな「黄色」です。
こんがり焼けたクロワッサン。ハムやバターを挟んでもらっても美味しいです。
ボーラ・デ・ベルリン。お砂糖がまぶしてあってなんとも素朴。
「黄色い」ショーケース
観光地として人気急上昇のポルトガル。
地元の人だけでなく、観光客にも人気なお菓子の一つがパステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)、少しややこしいですが、複数になるとパステイシュ・デ・ナタ(Pasteis de Nata)。
ポルトで見つけたファブリカ・ナタ(ナタ工房)というお店、製造工程が見えます。
この店の中にナタの歴史が書かれていました。
訳してみました。
「パステル・デ・ナタの歴史
パステル・デ・ナタは、ポルトガル菓子の中で最も伝統かつ人気のあるお菓子のひとつ。17世紀後半、ポルトガルの修道院では卵の黄身を使ったお菓子をたくさん作っていました。洗濯やワインの醸造(清澄)に使った卵の白身を使っていたので、その余りが使われていました。
1820年の自由主義革命で宗教団体が追放され、修道院が閉鎖されたのを受け、修道院で使われていたレシピが広まり、ポルトガルのお菓子文化に大きな影響を与えた。以来、地元のお客様や遠方からお客様もが、焼きたてにシナモンと粉砂糖をかけたこのお菓子を楽しむようになりました。」
なるほど、ポルトガルのお菓子が黄色いのにはきちんと理由があり、納得です!
カフェオレとナタ
シナモンをふりかけて!
これまでポルトガルで機会があれば、色んなお店のナタを食べてきましたが、美味しさの決め手は、ずばりパイ生地のパリパリ、だと思います。
このパリパリを再現するのは本当に難しいようです。
家で冷凍パイシートでトライしてみましたが、本場のもナタとは程遠いものになってしまった記憶があります。。。
だが、しかし!!!!
このパリパリを味わって頂く貴重な機会が、2018年2月、鎌倉にやってきます!!
今月のファミリーセール(土日のみ)では、1996年に本場ポルトガルに修行に行って作り方を習ってきた和菓子職人、「和菓子処清野」の春美さんが、パステル・デ・ナタと、カステラの元祖と言い伝えられるお菓子「パン・デ・ロー」を販売に来て下さいます。
ナタはいつでも食べられるわけではなく、蒲田にある春美さんの工房では「夏は暑すぎてパイ生地が打てない」ため作れないそうです。厨房が20度を超えると作れない、季節限定品なのです。
当日も、出来立てを蒲田から運んでいただくため、時間を限定しての販売となります。
賞味期限が翌日の生ものなので、ご予約販売させていただきます。
春美さんに販売して頂くもう一つのお菓子、パン・デ・ローのご紹介はまた後日!!
カステラの元祖と言われるお菓子、パンデローもご用意いたします