テージョ川と散歩道

皆さん、こんにちは。
先週からポルトガルの首都、リスボンに来ています。

こちらに着いてからは幸運なことにポルトガルらしい青空が続いています。
すかっと晴れた空が、やはりポルトガルの大きな魅力ですよね。

あるリスボンの街角で。

リスボンにはテージョと呼ばれる大きな川が流れていますが、海と見間違える程の幅があります。

飛行機でリスボンに到着する場合は、必ずこの川の上を通り4月25日橋が見えた時には、リスボンに来た!という気分にさせてくれます。

リスボン着陸前に見える景色

この4月25日橋は、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジに似ていますが、もともとはサラザール橋と呼ばれていたそうですよ。独裁政権が終わった後に、カーネーション革命が起こった日にちなんでこの名前で呼ばれています。

今日はこの4月25日橋からベレン地区までの散歩道についてご紹介したいと思います。

4月25日橋は、リスボンの中心地区(コメルシオ広場やロシオ広場など)からは少しだけ離れていて、バス・トラムなどで10~15分くらい先にあります。アルカンタラ(Alcântara)という駅のあたりです。

橋のふもとにはヨットの小さなマリーナがあり、周りには倉庫を改装したバーがいくつも並んでいます。今、地元ではここはお洒落で人気スポットのようで週末の昼間や夜は結構賑わっています。

マリーナとレストラン・バー

このマリーナを通り過ぎて橋をくぐるとずっとまっすぐ伸びる道があります。
綺麗に道が整備され、晴れた日にはとても気持ちがいい散歩道になっています。

またポルトガルでもランニングが流行っていますが、結構若者が集まって走っています。日本の皇居周辺みたいですね。

テージョ川でヨットやカヌーを楽しむ人を見ながらゆっくり歩いたり、大きなクリスト=レイ像のあるアルマダ側をぼーと眺めたり、そんなゆっくり流れる時間がポルトガルらしいです。

散歩道

太陽が反射してキラキラ光るテージョ川

そしてこの散歩道には他にもマリーナがあり、ここでは子供たち用のスクールが開催されています。

ヨットの手入れなどもしっかり教えているようで、私が通りかかったときはみんな自分のヨットをきれいに片づけていました。このようなスクールはポルトにもありましたが、海や川が身近なポルトガルではマリンスポーツも結構簡単に楽しめます。

子供の練習用ヨット

だいたい橋のふもとから20分くらいふらふら歩くと、発見のモニュメントに到着します。

さすがにここは観光客に溢れています。何度来てもこのモニュメントの大きさには圧倒されます。ド迫力!です。

この発見のモニュメントは、エンリケ航海王子の死後500年を記念して1960年に建てられました。先頭にエンリケ航海王子、探検家、芸術家、科学者・地図制作者・宣教師など、総勢33名が高さ52mの船に並んでいます。

発見のモニュメント

足元には大理石を贅沢に使ったコンパスと世界地図があり、各国に到着した年が刻まれています。

日本も「1541」としっかり記されているので、私はここに行くと必ずチェックしちゃいます。日本もポルトガルも私にとってはとても大切な国なので、これを見ると嬉しくなります。

Japão1541

みなさんもリスボンで時間に余裕がある際は、この散歩道ぜひお楽しみくださいね。

ではまた次回!