「カビ」とはなにか?


どうしてカビは生えるんだろう?カビが生えてしまった時にそう思いませんか?
カビの発生原因と日本という地域性から考えてみたいと思います。


1.どうしてカビは生えるの?   2.カビの原因となるものってなに?

昔の日本家屋はカビが生えにくい環境だった

日本は"高温多湿"な国です。

ひと昔前の日本の家屋は、この"高温多湿"という気候に適した「換気のしやすい木造住宅」でした。
壁は「土壁の漆喰塗り」、「建具は木製の窓枠、扉」などどちらかと言うと”開放的な家屋”でした。
家屋内での湿気の元である台所や御風呂場も、生活する居間から少し離れた所にあり、洗濯も庭先でやっていました。
昔話を思い出してみてください。昔の家屋は囲炉裏があり炭を熾して暖を取っていました。特に煙突もないのに、特別換気などをしていたわけではない。

そう、昔の日本人は高温多湿な環境を生き抜く知恵として、"換気のしやすい"構造の家屋に住んでいたのです。
夏から秋には窓や引き戸を開け、夕涼み、花火、お月見など、冬から春には雪を楽しみ、雨を楽しむ。自然と仲良く、自然に身体を合わせて生活していたのですね。

現代の住宅事情がカビを増やしてる

一方最近の住宅はどうでしょうか。
年中快適に暮らせる住居にはなりましたが、昔ながらの木造住宅は姿を消し、鉄筋コンクリート構造の建物ばかりが増えてきました。
壁は「石膏ボード」に「ビニール製の壁紙」、建具は「アルミサッシ」など、気密性の高いものが使用され、「外気を遮断する閉鎖的な家屋」が増えてきました。

家屋の間取りも、様式を取り入れたリビングキッチンや対面キッチンなど生活の主なスペースのリビングに湿気の元があり、お風呂場、洗濯機、トイレなどどれもリビングからドア1つ向こうには存在します。

生活環境が変わり、共働き家族なども増え、日中は家は閉めっぱなし、また、夜帰ってからお洗濯、その洗濯物は部屋干しというお宅も多いのではないかと思います。
と来たら、湿気は逃げ場が無く、家の中にたまっていくばかり・・・

まさに現在の家屋は湿気の宝庫といえるのではないでしょうか。

現代社会に潜むカビの脅威を知ろう

上記で述べたとおり、現在の住宅事情は、
『室内に湿気がたまりやすく とてもカビが繁殖しやすい…』
そんな状況が、できあがっています。

夏は湿気の増加、冬は室内の温度差による結露などによってカビが一年中発生しやすくなっているのです。

カビは「温度:20〜30度」「湿度:75%以上」、さらに栄養分の『有機物』、そして酸素が揃えば増殖されると言われています。
空気中には、常にカビの胞子が浮遊しています。
カビの胞子は常に私達のそばにあり、湿気のたまりやすい場所、また、結露の起こる場所に定着し繁殖を始めると、私達の生活に悪影響を及ぼし始めます。
また、ダニはカビを栄養にしているので結露・カビがダニの繁殖を増加させているのです。

結露の発生する場所には必ずカビが発生するので適切な結露防止対策はカビ防止に直結しさらにはダニ防止にもつながります。

 

カビの原因となるものってなに?

湿気

カビの原因として「湿気」という言葉を良くききますが、「湿気」とは何だと思いますか?

一般的には水蒸気の事です。水蒸気(湿気)は、気体です。目には見えません。
水蒸気は気体ですから、どこにでも流れて入り込んで行きます。

湿気の発生源が有れば、あっという間に家中湿気だらけになってしまいます。
圧力の関係で、冬は屋内側から外側に夏は外側から屋内側に水蒸気が移動するため、一般的には、夏の方が湿気多いのです。
しかし、湿気でカビが発生しやすいのは、実は冬なのです。

この湿気をいかにして少なくするかが(実際には、適度の湿度にするかですが)湿気との戦い、カビとの戦いなのです。

冬の湿気の発生源は色々ありますがまず暖房器具の中の燃焼式暖房器具。
ストーブ・温風ヒーターなどですが、なんと1時間に350g前後の水蒸気が発生し放出されます。
3時間で約1リットルの水を部屋にまき散らしているのと同じくらいです。

洗濯物の部屋干し。これもかなりの水蒸気が発生してます。
また熱帯魚などの水槽や観葉植物を置くと室内の湿度は上昇します。

この様に、湿気の発生源はいくらでもあるのです。
発生源がたくさんある湿気を発生させないようにするのは無理ですが、「いかに効率よく、除湿するか」ということならば、難しいことではないはずです。

結露

次は、カビの発生原因の一つ「結露」に目を向けてみましょう。
結露とは、「室内空気中の水蒸気が温度の低い窓ガラスや壁紙 また家具などに触れると 水滴状態で付着する」という現象です。

とくに冬場は外気温と室内温との差が大きいため、大量に発生します。
この水滴=結露は、昼頃になると外気温と室内の温度差がほぼなくなるため消えてしまいますが、室内に水蒸気となり、湿気として存在しているのです。

空気が持つことの出来る水分量(湿気)は温度によって変化します。
温度が高い時に存在した湿気は、温度が下がると飽和状態となり結露として壁や窓などに出てくるのです。
暖かい部屋で発生した水蒸気は扉の隙間などを通って暖房をしていない他の部屋に拡散します。

壁に接した空気だけが冷やされ水蒸気を水に変え、その減少分を補おうと水蒸気の流れが生じ、さらにそれが結露する・・・、 と言う具合に結露は継続されます。
人のいない生活していない部屋に結露が発生するのは、こう言った現象によるものです。

湿度

次は、カビの発生原因の目安となる「湿度」に目を向けてみましょう。
人間の感覚というものは、慣れてしまえばあやふやな物で「結構湿気てるね」と思っても実はそうでない場合が結構あります。

湿度計を使い数値で示されると案外わかりやすいです。
実際に湿度計を利用している当店スタッフの家の湿度計で調べていただきました。

朝9時頃の湿度です。


湿度55%となっていますが、この後窓を開けて掃除を始めれば50%を切ります。

夜11時の湿度です。


湿度70%まで上がっていました。
窓を見るとうっすらと結露が起きていました。

では、適正な湿度とはどのくらいの数値なのでしょう。

いわゆるビル管理法(事務所・店舗などの用途)では湿度の範囲を40%〜70%に維持管理するよう定められています。
住宅でもこれくらいの湿度に保ってあればでよろしいかと思います。

湿度の目安として表にしてみました。
この表を見てもらえば、湿度40%〜70%の理由がわかっていただけると思います。


家の現状把握、カビやダニを気にして健康な生活を送るためにも湿度計が1台あってもいいかもしれませんね。

 
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