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お米の種類と特長について


アンサー

昔から日本人の長寿と健康は、主食である穀物によって支えられてきました。

縄文時代前期(今から5500年前)には、日本ではすでに雑穀をはじめとする穀類の栽培が行われていました。以来日本人は、穀類、野菜、魚を中心とした食生活で、長寿国となったのです。かつて日本人は、畑に実る穀物は全て「イネ」と呼んでいたそうです。古代語で「イ」は「いのち」のイ、「ネ」は「根っこ」のネ、この二つの言葉をつなげた「イネ」の意味は「命の根源」を意味するのだそうです。 現在手に入るお米にはいろいろな種類があります。ひとくちに「お米」といっても、銘柄によって食感なども異なってきます。また、お客様の好み、ニーズによっても違ってきます。お米を上手に選ぶ生活を初められてみてはいかがでしょうか?

白米

日本人の好むお米はジャポニカ種といって短粒種で酸性土壌の上に栽培されています。
お米のたんぱく質成分の約70%は【でんぷん】からできています。
【でんぷん】は「もちもち成分(アミロペクチン)」と
「ぱさつき成分(アミロース)」の2つから構成されています。
お米の品種によって、食感が違うのは、このアミロースとアミロペクチンの含有量がそれぞれ違っているからです。一般的にアミロース値が低いほど粘りが強いお米になります。
冷めてからも美味しく食べたいお弁当にはアミロース値が低いお米がおすすめです。反対にチャーハン・パエリア等サッパリとお米を食べたい料理にはインディカ米(タイ産米など)がおすすめです。
特別栽培(減農薬)米とは公的機関が減化学、無農薬、減農薬と認めたお米のことを指します。 減農薬とは、一般米より50%以下の農薬で栽培されたお米のことで、使用農薬、使用肥料は必ず明記しなければいけません。お米を作る過程で使用した農薬がわかる、体と自然に優しいお米です。

無洗米

無洗米はその名のとおり、洗う必要が無いお米です。無洗米の規格では、「洗わずに炊けること。(手で4〜5回洗った米と同程度にほぼ完全にぬかが取り除かれていること)」と定義されています。精米した白米の表面には,従来の精米機では取りきれない粘性のぬかが残っています。 無洗米はこうしたぬかをさまざまな方法で取り去ったお米で洗う必要がない手軽さと、水加減が一定で誰が炊いてもうまく炊き上がる画一性が特長で、企業の社員食堂や学校給食、お弁当屋さんなどを中心に広がりを見せています。現在、無洗米をつくるには次の3つの製法があります。

  1. 乾燥法   米粒を研磨しぬかを取り去る方法
  2. BG精米法 ぬかが他のぬかとくっつくという性質を利用して、ぬかでぬかをとる方法
  3. 湿式法   水分を使ってお米の表面をやわらかくし、タピオカなどでぬかをとり除く方法
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