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「動物性乳酸菌」と「植物性乳酸菌」の違いとは



乳酸菌としての働きはそれぞれに特徴があり「動物性」「植物性」どちらも有益な乳酸菌です。

野菜や豆、米や麦といった植物素材を発酵させる乳酸菌が植物性乳酸菌と呼ばれています。


動物性乳酸菌の種類は約20種類ほどに対し、植物性乳酸菌は約200種類あると言われています。

ちなみに、よく知られているビフィズス菌は通常は乳酸菌には含まれません。
(一部例外もあります)


「動物性乳酸菌」は動物の乳に含まれる乳糖と豊富な栄養素を餌にし

30℃〜35℃の安定した環境で育ちます。

このことから低温では育たず、他の菌とも共生できないと言われています。


これに対し「植物性乳酸菌」は植物に常在しているたくさんの微生物群の一つで

栄養素が乏しい、温度が低い、味噌や漬物樽といった塩分や酸の強い過酷な環境でも育ちます。


その特徴ゆえに、

私たちの体内に入ってからも胃酸や胆汁酸にも負けず腸に到達する可能性が高く、

より効果的に乳酸菌を身体に取り込むことができるのです。

「生きて腸に届く」確率が格段に高いのです。



「植物性乳酸菌」の腸活



私たちの体内は酸性ですが、熱や酸に強い「植物性乳酸菌」は胃酸にも負けず

より効果的に乳酸菌を腸に到達させることが可能なのです。


免疫細胞の6〜7割が集中し、最も大きな免疫系を成しているとも言われている腸。

約100兆個もの細菌が、善玉菌2割:日和見菌:7割:悪玉菌1割が理想といわれる

「腸内フローラ」という環境を整えています。


悪玉菌を増やさないようバランスをとる為には、体内で強い「植物性乳酸菌」が

有効だと言えます。


もちろん、死んでしまった菌も乳酸菌のエサとなる効果がありますが、死菌の場合

生菌の約3倍の菌数を摂取しておかないと効果が出にくいそうです。



「植物性乳酸菌」の効果



①整腸作用


乳酸菌と言えば整腸作用ですが、この整腸作用がもたらす効果は多大です。


●便秘や軟便などの便通の改善が最もわかりやすい効果と言えます。

●悪玉菌を抑え、腸がアルカリ性に傾き有害物質や発ガン性物質を産み出すのを防ぎます。

●腸が整うことにより、美肌になります。

●腸が整うことにより、肥満や体脂肪蓄積を抑制する効果もあるといわれています。

●幸せホルモンといわれる「セロトニン」の90%は整った腸から分泌されます。


②免疫力を上げる


免疫力の6〜7割は腸内環境で決まるといわれています。

特に「植物性乳酸菌」に含まれる菌はウィルス感染した際、その増殖を抑える効果が

あることがわかってきています。

「植物性乳酸菌」の中でもラクトバチル属には注目が集まっており

「おまめさんのよーぐると」「ブルマンヨーグルト」共にラクトバチルス属の菌なので

免疫力アップが期待できます。

また、近年の研究では、病原性細菌の毒素産生能力を消す物質を作る「植物性乳酸菌」

も発見されており、感染症の予防にも期待がかかっています。


③血中のコレステロールを下げる


血中のコレステロール値を下げる効果もあるといわれており、豆乳との併用で

ますますその効果が期待できます。


他にも花粉症や、アレルギー症状の緩和、胃のピロリ菌退治など様々な効果が期待されています。



「植物性乳酸菌」を含む食品



豆や野菜、米などの植物素材を発酵させる植物性乳酸菌は日本古来の食事で

馴染みの深い味噌、醤油、納豆、漬物などにも含まれています。


もともと海外からの食品であるヨーグルトは、まだまだ動物性乳酸菌のものが多く

純粋な植物性ヨーグルトは少ないようです。

「おまめさんのよーぐると」はすぐき漬け由来、「ブルマンヨーグルト」はおから由来と

純粋な植物性乳酸菌の種菌は大変めずらしいと言えます。


乳酸菌のパワーをより効果的にするためには、水溶性食物繊維やオリゴ糖といった、

乳酸菌のエサとなるものを一緒に摂ることをお勧めいたします。


<オリゴ糖が多く含まれる食品>

大豆、ごぼう、アスパラガス、たまねぎ、とうもろこし、バナナ、はちみつ


<水溶性食物繊維が多く含まれる食品>

大豆、わかめ、こんにゃく、ごぼう、さつまいも、オクラ



植物性乳酸菌のパワーを実感していただくためには

継続的に摂取することも大事なポイントですので、ヨーグルトだけでなく他の

植物性乳酸菌も毎日の生活に取り入れてみてください。