●ラビット・レッキス
●フォックス・その他フォックス・SAGAフォックス
●ミンク・SAGAミンク
●ラム・ムートン・その他ラム
●セーブル・チンチラ
●ウィーゼル
●ラクーン
●リス・ヌートリア・ビーバー・その他毛皮
●レザー(ラム・ピッグ・カーフ・ゴート)
●アンゴラ・カシミヤ
■レオパードキャット(レオキャット)
ヒョウ柄の素材としてよく用いられる種類で、黄褐色の地に美しい斑点があります。 毛は短く柔らかいです。 養殖ができない為に希少価値が高く、ワシントン条約で捕獲規制されています。
■オセロット
主に南アメリカの熱帯雨林に生息しているヤマネコの一種です。 ヒョウより小柄で、体毛は短く黒い斑紋で縁取られたオレンジ色の斑紋が特徴。 多くの国で絶滅危惧種に指定されており、非常に高価な毛皮です。
■リンクス
日本では大ヤマネコと呼ばれている野生ネコの一種です。 長くて柔らかな毛と密度の高さが特徴。 一般的に毛皮は背中部分が重用されますが、リンクスは腹部のほうが白く、暗褐色の斑点が鮮やかで美しく見えるため、腹部のほうが価値が高いとされています。 また、白い毛並みの部分が多いほど品質が良く高価になります。 19世紀には絶滅の危機にさらされ、現在でもその数は少なく貴重な毛皮となっております。
■リンクスキャット
北米からメキシコ中部にかけて分布する山猫。 リンクスに比べて小型で、毛足もやや短いが、斑点はより鮮明です。 リンクス同様、腹部がで美しく価値が高いとされています。 リンクスキャットよりさらに小さい山猫をボブキャットと言います。
■コリンスキー
野生のミンク、もしくは東洋産のイタチの事で、それらを総称してコリンスキーと呼ぶ場合もあります。 毛は黄色っぽい茶色で、飼育ミンクより安価で同等の風合いを持ち、しなやかで軽いところから準ミンクとして使われています。 特にハルビン産は毛質が良く、上質のものが多いとされています。
■フィッチ
野生のイタチの一種で、アメリカンスカンクの類種。 日本では、「ケナガイタチ」とも呼ばれていいます。 同じイタチ科のミンクに比べ毛が長く、刺し毛が硬い毛質を持ちます。 毛色は白〜褐色まで様々ですが、毛先が黒くなっているのが特徴です。
■アーミン
ミンク、セーブル同様イタチ科の動物で、季節やその成長過租で毛色、毛質が変化します。 夏は茶色の毛色が冬には純白に変わり、尻尾の先だけが黒のまま残ります。 日本ではエゾイタチ、オコジョと呼ばれています。 イギリス王室の毛皮と定められており、王室公式行事には必ずアーミンのガウンがまとわれています。
■アメリカン・オポッサム
北アメリカからアルゼンチンまで分布するフクロネズミの毛皮です。 綿毛がクリーム色で、灰褐色の霜降り状の刺し毛が特徴。 毛足は長めから短めのものまであり、自然色で使われることが多い素材です。
■オーストラリアン・オポッサム
オーストラリア及びニュージーランドで生息するネズミ科の動物です。 通常オポッサムのみで呼ばれていますが、南北アメリカ大陸に生息する別種のアメリカン・オポッサムと区別する為、生産国を付けた呼称が用いられています。 色は深い青灰色、あるいは茶褐色で、縮れた毛が特徴。 アメリカン・オポッサムは毛が粗いのに比ベ、毛量も多く絹のような肌触り。 日本名ではフクロキツネと言われています。
■モール
特殊なモグラの種類で、毛皮として使用される最も小型な動物です。 毛はベルベットのような肌ざわりで色はブルーグレイ、黒、茶色などがあり、布地のようなドレープが出るので特別な仕立て効果を狙って布地のようにも使われます。 やや耐久性が弱い毛皮です。
■オター(カワウソ)
数種の種別がありますが、その中でもシー・オター(ラッコ)が最も珍種で貴重な毛皮とされています。 乱獲により絶減しかけたところ、1911年の国際保存条約が結ばれて以降、 カナダ政府の管理・保護のもと、生息数は僅かながら増えてきています。 毛は短毛で光沢に富み、濃濁色の厚いビロードのような毛質が特徴。 最も耐久性のある毛皮とされ、毛量も多めで防寒性も高く、肌触りも良質の素材です。
■ジャガー
アメリカ大陸では猫科最大の動物で、アメリカン・タイガーとも呼ばれています。 レオパードとタイガーの中間に属する種で、黄褐色の地に黒のバラの花のような角ばった輪状の斑紋があり、レオパードの斑点より大きいのが特徴。 猫科斑点物毛皮の流行により、その数が極端に減少。 現在大変珍重されている毛皮の一つです。
■コヨーテ
北米の草原に生息するためプレーリーウルフとも呼ばれている。 日本ではオオカミとも呼ばれているが、正しくはウルフ(Wolf、オオカミ)とは異なる。 生息地により、毛質や色にかなりの差はあるが、毛色は黄色みがかった灰色か暗灰色。 刺し毛は柔らかいものから硬いものまでの幅がある。 綿毛の密度は、ブルーフォックスに比べるとやや少ない。