カシミヤ(cashmere)は、カシミヤヤギから取れた毛、又はそれから織った毛織物を言います。
名前はインドの北部高山地帯のカシミール(Kashmir)地方の古い綴りから由来しています。
毛質は細く柔軟で独特のぬめりがあります。
保温性と保湿性に優れ、生産量が少ないため、純正品は高級素材の代表とされています。
密度が高く肌触りも良く、軽さ、暖かさ、上品な光沢もあり、その高価さも相まって「繊維の宝石」とも呼ばれています。
自然色はホワイト、グレー、ブラウンなど。
品質は毛の細さ、白さ、長さが基準となっており、毛が細いほどしなやかな光沢がでて、肌ざわりも柔らかいものとなります。
白いものほど漂白が不要で傷みが少なく、綺麗な染色が可能です。
毛が長いほど紡績中にほどけて糸が切れたり、抜け毛で毛玉になるのを防ぐことができます。
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