アウトドアにも！割れにくい＆おしゃれな食器・グラス
【KINTO/キントー】

2018.06.01

大場里江

前回のコラムでは、料理に季節を感じる様に、器にも季節感を取り入れることをお話しました。
手仕事ならではのぬくもりあるガラスの器は、光を通してキラキラと美しく、日本ならではの季節感をガラス越しに感じられて、季節を通して色々な情景を思い浮かべる事ができます。
そこにあるだけで、風情を感じられて素敵です。

私は前回紹介した「津軽びいどろ」がとっても気に入ったので、早速お酒大好きな友人の誕生日プレゼントに盃を２つ購入しました。
休日に冷酒を注いだら、いつもよりもさらに美味しくなった気がする・・・と、とっても喜んでもらえました。

光を受け止めて、美しく輝くガラスのような器は、どことなく気持ちをシャンとしてくれて、少し優雅な気持ちにさせてくれますから、色々なシーンで何かと使いますよね。
でも、繊細なガラスは、時と場合によっては、ちょっぴり緊張もしてしまうかもしれません。

例えば、これからバーベキューやキャンプなど、アウトドアが楽しい季節。
紙コップや紙皿では何となく味気ない・・・紙コップに注がれたビールやワインが、もっと素敵な器だったらいいのに。
外でもグラスを使いたいけれど、室内じゃないから、何かと予期せぬ不安が付きまとうので、やっぱり安心安全で無骨なものを選びがち。

最近では、キャンプなども楽しいだけではなく、可愛さやおしゃれ感を求める時代ですから、いつでもどこでも手軽に使えて、ガラスの器のように雰囲気を盛り立てつつ使える器があったら、登場回数は多くなりそうですよ。

手軽に使えるといえば、、、そう、樹脂製の器です。

■KINTOのおしゃれな樹脂製の食器

樹脂製って、えーって感じですか？
私はそうでした。
でも、今回の商品はまるでガラスのようで、細部にまでこだわったデザインが魅力的。
手軽にどこでも気兼ねなく使える器なんです。

今回紹介するのは、「KINTO(キントー)」。
海外のブランドかな・・・と思いきや、１９７２年に滋賀県彦根市で食器の卸売業としてスタートした会社です。
のちに、自分たちの思い描く豊かな日常や、柔軟なライフスタイルにあった食器を生み出し、その人気は日本にとどまらず、海外でも愛されるメーカーに成長。
KINTOの商品を見ていると、計算された使い心地もさることながら、日常の中でそっとそこにいて、そっと寄り添ってくれるような主張しすぎない佇まいに惹かれます。
自然にその空間に馴染んでいくような、シンプルだけどぬくもりがあり、ほっこりする感じだけど何処となく都会的な商品は、ライフスタイルにこだわりを持つ方を中心に人気。
そんなKINTOの商品の中で、樹脂製だけれど、ガラス製のような優雅さを持ち合わせたコレクションがありますよ。

それが、こちらの「ＴＲＩＡ」、「ＲＯＳＥＴＴＥ」、「ＰＥＴＡＬ」です。

■鮮やかなカラーとレトロなデザイン「ＴＲＩＡ（トリア）」

光を反射してキラキラと輝く、鮮やかなカラーの食器たち。
透明度が高い樹脂を使用し、程よい厚みが特徴の「ＴＲＩＡ(トリア)」。

どことなく６０～７０年代風のデザインで、プレスガラスのような印象です。
光にかざすと、まるでガラスのカッティングに反射して、キラキラと輝いているよう。
ぱっと見では、樹脂製とは思えません。

ある程度の厚みがあると、ガラスでは重くなってしまい、結果使用頻度が少なくなる可能性がありますが、こちらは樹脂製ですからとっても軽いです。
小さなお子さんがいらっしゃるお家でも気兼ねなく使えますし、もちろん外でピクニックの時にもいいですね。

商品の種類はタンブラー、ワイングラス、ボウル、プレートの４種類。
カラーはクリア、ピンク、オレンジ、イエローグリーン、ブルーグリーンの5色。

カラフルな色合いが綺麗なので、ホームパーティーにはあえてカラーを統一せずに、バラバラのカラーで準備してもいいですね。
カラフルになってテーブルが華やぎます。
ホームパーティーの際にも、樹脂製ならお客様も気兼ねなく使えますし、ホスト側も心配することなく安心して使っていただけますね。
デザインが素敵なので、樹脂製特有のチープ感が無いのが嬉しいです。

そうそう、スタッキングできるので、収納のしやすさにも注目ですよ。

■アンティークなデザイン「ＲＯＳＥＴＴＥ（ロゼット）」

そして、次はこちら。
「ＲＯＳＥＴＴＥ(ロゼット)」です。

先程のTRIAと比べると、大人の女性を感じる優雅なデザインです。
TRIAはレトロでポップな印象で、形もコロンと丸っこい感じですが、ROSETTEは、レトロというよりアンティークな印象で、形もスッキリとしていて、どこかエレガントさを感じます。
こちらは、木の葉形のエンボスをカップ全体にあしらっており、アンティークガラスのような優雅で華やかさのあるデザインです。

木の葉の形が縦長なので、どこかすらりとした佇まい。
ソフトドリンクを飲んでいても、このグラスだとワインやシャンパンでもいただいているかのような華があります。

ステム部分を見てみると、優雅さを感じられるデザインがここにも。

まるでガラス製のグラスに施してあるかのような、こだわったデザイン。
ステムが彫刻のように綺麗なので、全体的に華やかさを感じられますね。
樹脂製のグラスでここまでこだわっているなんて、本当に素敵。

商品の種類はワイングラス、シャンパングラスの２種類。
カラーはワインレッド、パープル、グリーンの落ち着いたカラーを含む計７種類。

樹脂製のグラスって、あんまりカラーバリエーションがないイメージですが、こちらは色展開がとっても豊富にそろっています。

妄想ですが、キャンプで夜に星空を眺めながらいただくお酒は、こんなデザインのグラスに注いだら素敵でしょうね。
暗くて、もし粗相をしてしまっても、そこは樹脂製ですから、安心ですしね。

先ほどのTRIAでもご紹介しましたが、ROSETTEもスタッキングができます。
TRIAのタンブラーとROSETTEのワイングラスの組み合わせでもすっきり収まりますよ。

■コーディネートに映えるステム付きプレート「ＰＥＴＡＬ(ペタル)」

そして、最後はこちら。
「ＰＥＴＡＬ(ペタル)」です。

花びらのような模様を全体に施してあるステム付きの器たち。
いつものコーディネートにプラスすると高低差が生まれるので、一層華やかになります。

そして、重ねることで２段スタンドにもできるので、優雅なティータイムにはぴったり。

ステムは取り外せるので、コンパクトに収納可能で、持ち運びにも便利です。
さらに、一つで二つの楽しみ方ができそうですね。
PETALに焼き菓子やフルーツが乗っていたら、それだけで様になりますし、テーブルにメリハリが生まれて、より洗練された印象になります。

佇まいが華やかなので、インテリアとして使うのも良さそうですよ。
アクセサリーや香水など、ディスプレイ台として使っても、気持ちが上がりそうです。

商品の種類はボウルとプレートの２種類。
カラーはクリアとワインレッド。

ステム付の器があったらいいな～と憧れてはいても、「う～ん、やっぱり必要ないかな。値段も結構するし・・・」なんて諦めている方も、こちらならお値段も手ごろで、尚且つ優雅で繊細なデザインがまるでガラスのようで美しい。
ステム付の器は割と便利で、家では腕時計や大切なアクセサリーを置く場所として使用したり、ドライフラワーを飾っています。
フラワーアレンジメントとキャンドルを飾ったら、ググっとイベントを盛り上げてくれるテーブルに仕上がりますよ。

■TRIA、ROSETTE、PETALに盛り付けてみる

色々と盛り付けてみるとこんな感じに。

ちょこっとしたおやつの焼き菓子やフルーツも、少し優雅な気分。
彩りが綺麗で、たくさん並べたらとっても華やかです。

カラーが抑えめなので、色々な組み合わせをしてみても、お互いがけんかをせずに、合わせやすいです。
カラフルだけど明るすぎず、色とりどりだけれど強すぎない。
大人が使う手軽な樹脂製の食器として、本当に素敵です。

ROSETTEのグラスには、カラーを活かして中身を考えて、ピンクのワイングラスにはいちごとブルーベリーのソーダを、クリアにはレモン入りジンジャーエールを。
色の組み合わせを考えて使うのも、楽しそうですね。

■印象が覆された、KINTOの樹脂製の器

樹脂製というと、どこか物足りない、デザイン性に欠ける、安っぽく見える等、あまりいいイメージを持っていませんでした。
しかし、細部にまでこだわったデザインの樹脂製の器だと、こんなにも優雅で美しく、ガラス製品に引けを取らないのだと知りました。
その上、どこでも手軽に使えるなんて！
大げさかもしれませんが、イメージは180°変わりました。

今年の夏～秋にかけてキャンプの予定が2回。
KINTOのグラスをお供に連れて行きたくなりました。

手軽に使える、割れにくいガラス風の食器たち。
ガラス製品を検討されている方は、こちらも候補に入れてみてはいかがでしょうか。