究極の鉄フライパン 三種使い比べ

著者

2018.07.30

大場 里江

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リバーライトの「極JAPAN」


毎日の料理の中で、使用頻度の多い調理道具の一つがフライパン。
焼く、炒める以外にも、揚げたり、煮たり。
フライパン一つあると様々な料理に対応してくれるので、使わない日がないくらいではないでしょうか。

毎日使うとなると、やはり使いやすさは重要。
テフロンやセラミック加工、ステンレスやアルミ等、フライパンに使われる素材は様々ですが、家庭では「焦げ付きにくい」「扱いやすい」「軽い」「比較的低価格のものが多い」等の理由から、テフロン加工されたフライパンを使用する方が多いと思います。
数年経って、テフロンがはがれてきたら、捨てて新しいものを購入する。
その気持ち、分かります!
だって、その方が楽だし、便利ですからね。

忙しい毎日の中で、出来るだけ手間は省きたいし、気楽に使える道具の方が気が楽です。
でも、ふとこんな風に思う事ありませんか?
「使い捨てのサイクルって、何だか悲しい・・・」、「自分で育てた調理道具ってかっこいい」、「使い込んだ調理器具を使うライフスタイルに憧れる」って。
となると、思い浮かぶのは鉄製のフライパンでしょう。

■鉄製フライパンのメリット・デメリット

鉄製のフライパンの魅力といえば、

・鉄製のフライパンは、熱源を選ばず高温調理ができる。
・肉をじっくり焼くことができ、炒め物も水分が飛びやすく、香ばしく歯触り良く仕上がる
丈夫でキズに強く使うほどに油が馴染んでいくので、焦げ付きにくくなる。
・鉄製フライパンで調理すると同時に鉄分も補給できる。

等。
使い続ける事で、味わいが増し、自分の調理道具になっていく。
大切に育ったフライパンを次世代に渡すこともできる程、丈夫な道具です。

皆さんは、鉄のフライパンというと、どんなイメージを持っていますか?
「お手入れが面倒・・・」「錆びちゃいそう・・・」「重たい・・・」等々、良く耳にする言葉はざっとこんな感じでしょうか。
一生ものの調理器具として、心のどこかで憧れてはいても、何となくハードルが高い気がして、手が出せない・・・なんて方が多いかもしれません。

でも、使いやすくてお手入れが簡単だったら、興味が沸いてきませんか?

■リバーライトの「極JAPAN」とは

今回は、“究極の鉄フライパン”で有名なリバーライト社の「極(きわめ) JAPAN」シリーズの中から3つの鉄鍋をピックアップしてご紹介します。
リバーライトの「極JAPAN」
左から、「蒸し鍋セット26cm」「厚板フライパン28cm」「フライパン28cm」です。

リバーライトの「極JAPAN」
鉄ならではの独特の光沢と艶めき。
無骨でかっこよく、存在感があります。
何だかこのフライパンを持っているだけでも、料理上手になった気分になれそうです。

リバーライトの「極JAPAN」
ハンドル部は木製、かっこいいリバーライトの焼き印が施されています。
塗装されてない木製ハンドルは、油が染みてしまって、シミになってしまうと気になるかもしれませんが、そこは育てる道具。
あえて手馴染みが良く、熱が伝わりにくい木製を使っているそう。
使うごとに味わいが増して、自分だけのものに変化していく過程を楽しめそうです。
がっしりしていて、頼りがいがあります。

そして、先端にはフックがついています。
フライパンは毎日使う道具ですから、スッキリ収納するのも良いですが、フックにひっかけて、すぐ手に取れるところに置いておくのも便利ですね。
リバーライトの「極JAPAN」

■「極JAPAN」のお手入れ

大切に育てていくには、最初の準備と毎回使う前の準備使用後が大切です。
これを聞くと、えーって思われるかもしれませんが、これが簡単。
テフロンのフライパンでも注意点はありますから、実際にやってみると全く負担にならないですよ。

■使う前の準備 油ならし

1.油を鍋の深さ1/3まで入れ、弱火で5分加熱します。
2.火を止めて、油をオイルポットなどに移します。
3.キッチンペーパーなどで鍋に残った油をすりこむようにして、全体にまんべんなく拭き上げます

これだけです。
この工程を踏まえることで、フライパンに油が馴染み、フライパンの表面に油の膜が作られます。
これを酸化皮膜というのですが、これによって、焦げ付きにくく、錆びにくいフライパンになります。
学生時代に鉄製のフライパンをいくつか購入しましたが、一般的には錆止めが塗られていて、油ならしの前に錆止めを取らなくてはいけません。
事前の準備に空焼きをしたり、油ならしをしたり、野菜くずを炒めたりと色々と工程を踏んで、まぁまぁ手間が掛かりました。
でも、こちらのリバーライトは、錆止めが塗られていませんので、工程が少なく、本当に簡単
え?これだけ?とびっくり。
あの大変だった時間は何だったの!?と思うくらいです。

■使う前の準備 油返し

そして、使う前の準備として「油返し」があります。
テフロン加工のそれとは使い方が異なり、まずはフライパンを中火で十分温めます。
次に多めの油を入れて、フライパンの肌になじませます。
その後、油が温まったら、オイルポットに移し、必要な油を再度入れて調理を始めましょう。

■使った後の洗い方

使い終わったら、出来るだけ洗剤を使わずに洗うのがいいですよ。
せっかくの酸化皮膜を落としてしまいますからね。
余熱が残るうちに、たわしなどを用いてお湯で洗い、完全に乾かしてからしまいましょう。
慣れてしまえば、大変なことは無いですよ。

■蒸し鍋セットを詳しくチェック!

では、3つの商品を見てみましょう。
リバーライトの「極JAPAN」
まずは、蒸し鍋セット
ステンレス製ドームの蓋、竹製蒸し台、炒め鍋26cmの3点セット。
という事は、蒸し器にもなるし、通常はフライパンと蓋として使えますから、何だかお得ですね。

リバーライトの「極JAPAN」

蓋は、帽子のようなドーム型
蓋のつまみは梱包の時点では内側についていますので、一旦外し、外側に付け替えましょう。
ドーム型の蓋にすることで、熱反射で熱周りが良くなります
さらに、余分な水滴が食材にポタポタと落ちることもありません。

リバーライトの「極JAPAN」
蒸し台は取り外しやすいように、穴が開いていますから、指やお箸をひっかけて簡単に取り外すことができます。
また、鍋の片側には注ぎ口がついています。


■厚板フライパン28cmを詳しくチェック!

リバーライトの「極JAPAN」
次は、厚板フライパン28cm
厚板というだけあって、グッと重くなります。
フライパンが振れないかも・・・と気になるかもしれませんが、普段のお料理の際にも必要以上にフライパンを振る必要はないので、気にならないと思いますよ。
どちらかというと、鍋を振ったりする必要のない、お肉や餃子等々、じっくり焼く料理に適しています。
これでステーキを焼いたら、間違いなく美味しそう!
想像するだけでも、ニンマリしてしまいます。
シンプルに目玉焼きを焼くだけでも、白身はカリッと、黄身はふっくらとして美味しそうですよ。


28cmというと、少し大きいかなと思うのですが、実物を見てみると、大きすぎるという印象はありません。
案外これくらいのサイズが使いやすかったりしますからね。

■フライパン28cmを詳しくチェック!

リバーライトの「極JAPAN」
最後はこちら、「フライパン28cm」
シンプルに鉄製のフライパンとして検討されているのであれば、こちらが良いと思います。
程よい深さと大きさ、滑らかな曲線といい、焼く・炒める・揚げるでも割と使えるちょうどいい塩梅のフライパン。
厚板フライパンに比べると、少し軽くなりますし、日常使いにはこちらが万能だと思いますよ。


■蒸し鍋セットで作るおすすめ料理

なんやかんや言っても、実際につかってみなくちゃね。
夏の暑い日、食欲を刺激する料理をリバーライトで作ってみました。

リバーライトの「極JAPAN」
蒸し鍋セットで、小籠包を。竹製の蒸し台にくっつかないように、クッキングシートをしいて並べました。
欲張りすぎて、ぎゅうぎゅうに。
使ってみると、熱伝導率の良い鉄鍋で湯を沸かしていますから、湧くのが早いですし、じっくり長く蒸す料理でなければ、蒸し鍋の深さにちょうど良い蒸し水の量で十分です。
普段、蒸し器を用意する時には蓋に布巾をかけて、水滴が直接食材に当たらないようにするのですが、ドーム型の蓋のおかげで、その手間は不要。
食材が水っぽくなることもありませんでした。

リバーライトの「極JAPAN」
中に包まれた肉汁がじゅわ~っと出てきて、パクパク止まらずに食べました。
蒸し器を出すって、少し大ごとに感じる時もありますが、この蒸し鍋セットだと気楽に蒸し料理が楽しめそうです。


■厚板フライパン28cmで作るおすすめ料理

リバーライトの「極JAPAN」
厚板フライパンでは、願望を実現させて、お肉を焼きます!
見てください!この迫力のある画、じゅうじゅう焼ける音と香りが写真からも漂ってくるようです。

リバーライトの「極JAPAN」
きれいな焼き色が付き、表面はカリッと香ばしく中はジューシーに焼きあがりました。
思い出すだけで、よだれが出てきます・・・。
今回はシンプルに塩と胡椒で。
プロも使用する本格的な3.2mm厚のフライパンにする事で、熱がしっかりと伝わり、表面がより香ばしく焼けました。


■フライパン28cmで作るおすすめ料理

リバーライトの「極JAPAN」
そしてフライパン28cmでは、チンジャオロース丼を。
熱伝導率の良い鉄製フライパンで炒めると、みずみずしいお野菜もシャキッと歯触り良く仕上げることができ、余分な水も出にくく、普段の炒め物は何倍も美味しくなりました。
テフロン加工のフライパンだと、残念ながらこうはなりにくいです。
炒めた後も、フライパン内に野菜の水分は出ておらず、野菜にみずみずしさがとどまっていました。

リバーライトの「極JAPAN」
シャキシャキとして美味しい!
温泉卵を崩して、すこしずつ混ぜながらいただきます。


■リバーライトの鉄鍋を使ってみて

最近、日々の暮らしを見直したいなと思い始めています。
消費社会の中で、しなやかに自分の軸を持ち、こだわりすぎることなく、自分にとって心地よいこだわりを持って生きていく。
すべてを丁寧に暮らすことは、忙しい毎日の中では難しいですが、ほんの少しのことで暮らしが豊かになり、小さな幸せを感じるのならば、暮らしの見方を変えてみるのもいいかもしれません。
鉄製のフライパンに変えるだけで、こんなにいつもの料理が美味しく感じるなら、少々の手間も気にならないし、生活が彩る。
便利や時短ばかりを追求するのではなく、暮らすことそのものを楽しむ。
そんな気持ちで暮らしたいなと思うこの頃です。

よし!リバーライト、買っちゃおうかな!

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プロフィール

PROFILE

大場里江(料理教室saji 主宰)

調理師学校卒業後、大手企業の料理教室にて料理講師として勤務し、2015年8月「saji」の名で独立。料理教室、フードコーディネート、ケータリングを主に活動しています。『食べる・つながる』をモットーに、身近な方に喜んでいただく、日常で食べたいごはんやおやつを提案しています。

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