うなぎの栄養について
■うなぎはスーパーフード
つやつやとタレが輝くうなぎの蒲焼き。味を喩えるときに「こってりしている」なんて言い方もしますし、どうにもカロリーが高いイメージがありますよね。でも意外や意外。あまり知られていませんが、うな重のカロリーは他の丼ものと比べても低いことが多いんです。
親子丼=約670kcal
天丼=約650kcal
牛丼=約630kcal
うな重=約500kcal
それだけにとどまらず、鰻は色々な栄養素をほかの食べ物より含んだスーパーフードなんです!今回も、創業70年の老舗鰻屋『うなぎのたなか』が鰻の持つ栄養素について説明いたします!
■うなぎの栄養素一覧表示
以下はうなぎの蒲焼き100gあたりに含まれる栄養素の一覧になります。
炭水化物 | 約3.1g | ヒトが脳や体を働かす際の主要なエネルギー源です。 |
タンパク質 | 約23g | 筋肉、髪の毛、皮膚などを作ってくれる栄養素です。そのほか免疫物質といった身体環境の調節にも一役買っています。 |
脂質 | 約20g | タンパク質と並んで人体のエネルギー源となるほか、ビタミンの吸収を助けたり、体温の維持をする効果もあります。 |
カルシウム | 約150mg | 骨や歯を形成して強い骨格を作ってくれるほか、神経や筋肉の動きを安定させる働きが期待できます。 |
鉄分 | 約1mg | 酸素を全身に運んでくれるほか、呼吸やDNAの修復等、代謝に関わる重要な栄養素です。 |
ビタミンA | 約1500μg | 皮膚や目など、粘膜を健康に保つ効果が期待できます。この栄養素が欠乏した場合暗所での視力低下が起こると言われています。 |
ビタミンB1 | 約0.75mg | 糖質を燃やしてエネルギーに変えてくれる補酵素として働きます。 |
ビタミンB2 | 約0.74mg | B1が糖質をエネルギーにしてくれるのに対して、B2は脂質を代謝してくれます。「発育のビタミン」とも呼ばれる、子供の成長促進に重要な栄養素です。 |
ビタミンD | 約19.0μg | カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンです。こちらも子供の発育促進に影響のある栄養素です。 |
ビタミンE | 約4.9mg | 血栓ができづらくしたり、動脈硬化を予防したりと、老化によって生じる体調不良を予防することから「若返りのビタミン」と呼ばれている栄養素です。 |
EPA (エイコサペンタエン酸) | 0.74mg | ヒトの体内では合成されにくく、対外から取り入れる必要のある必須脂肪酸です。 眼や神経の発達のほか、心筋梗塞や動脈硬化など、重大な疾患の予防が期待できる栄養素です。 |
DHA (ドコサヘキサエン酸) | 約1.33g | EPAと同じく、食べ物から摂る必要のある必須脂肪酸です。コレステロール値を抑えてくれるほか、脳神経を活発化させて集中力や判断力の向上が期待されています。成長期に摂取すると脳に良い影響を及ぼすともいわれています。 |
出典:五訂日本食品標準成分表
上にあげた栄養素の中で特に注目したいのは「タンパク質」「ビタミンB2」の二つです。100gあたり約23gのタンパク質って、多いの?少ないの?ではほかの食材と比べてみましょう。タンパク質と言えば牛肉というイメージありませんか?しかしなんと、生の和牛サーロイン100gに含まれるたんぱく質は約11g。うなぎのほうが多いんです!すごいぞ鰻!ビタミンB2に至ってはなんと【魚類の中で最も多い】とすら言われています。見た目的にもジャンキーなイメージのある蒲焼。しかし、実際は魚介類でランキングを作ってもトップレベルに食い込むほど栄養価の高いスーパーフードだったんです!
■土用丑の日だけじゃなくいつでも食べたい・健康ででいてほしい家族へのギフトとしてもおすすめ
・鰻丼のカロリーは他の丼ものに比べると低い
・うなぎは栄養価が高く、特に脂質をエネルギーに変えてくれるビタミンB2の量はトップレベル
・その他、必須脂肪酸、カルシウム、鉄分などもバランスよく含んでいる
成長期の発育や加齢による疾患予防などなど、何歳になっても嬉しい栄養素がてんこ盛りな鰻。父の日・土用の丑の日の贈り物だけじゃなく、誕生日プレゼントから内祝いのギフトまで、親しい人への健康を願って定期的に食べてほしいですよね。
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ちなみに、「夏はうなぎを食べるといい」とよく聞きますよね。夏バテに鰻が効くのは上に挙げた栄養素が関係しているんです。よければこちらも参考にしてみてください↓
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