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TAKAのボルドー便り

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号外:VINEXPO(ヴィネスポ)報告 デュブルデュー教授の来日

2002年6月のデュブルデュー教授の来日はヴィネスポのプログラム等で御存知の方も多かったことと思います。

初日のドゥルテ社のテースティング・セミナーと2日目のボルドーに於けるテロワールと品種に関する講演に招待された為ですが、この期間私も来日し終始彼と共に会場を見学してまわりました。日本で彼と一緒という事実には少々違和感があり、なんかタイムスリップしたような不思議な感覚でした。彼の来日は13年振りでしたが、多くの方が彼とのアポイントメントを望まれ、日本での彼の人気を実感いたしました。
セミナーには遠方からも私の古い友人が多数お見えになり、この場を借りましてあらためてお礼と感謝の意を表わす次第です。

さて、ヴィネスポに関しましては他の多くのサイトがこれを取り上げていることと思いますので、ここでは僅かな点数の写真の中で、日本滞在中の彼の横顔を御紹介しましょう。

ドゥルテ社のプレジデント、そして今回のヴィネスポ・アジア・パシフィックの最高責任者であるジャン・マリー・シャドルニエ氏によるヴィネスポの開会宣言です。


その後方には私の知らない著名人が沢山列席しています。ところでこのシャドルニエという発音は意外に難しいのです。横にいた彼は「(日本の方が発音すると)いつもシャルドネーに聴こえる」とのこと・・・。


これは初日のテースティングセミナーでのスナップ。
お馴染みのニュメロ1は彼がいなければ絶対にこの品質にはならなかったと思う次第。

2日目の会場内レストランでの食事風景。

お箸をつかって上手に冷ややっこを食べているところ。「味がない」というので「だからお醤油をかけて、生姜と葱と一緒に食べる」と教えたところです。
その前日は彼にカタヤキソバを食べさせてみたのですが、これも美味しいといっておりました。和食は好きみたいです!



今回のメインの講演の後の質議応答でのスナップ。
質問にノッてきて答えているところです。
講演では最近特にポムロール、サンテミリオンで流行のメルロのスタイルに警告を発していたことが印象的でした。

この講演の後、タキシードに着替えてホテル・オークラへと向います。
メドック・グラーブーソーテルヌ・バルサックのワイン騎士団の騎士授与式及びそのパーティに出席するためです。

私にとりましてこのような席に招待されることは初めてのことでしたので、どのようなセレモニーなのか、食事ではどんなワインがサーヴィスされるのかを楽しみにしておりました。ディナーに先立ち別室で約10人程の方が受賞され、祝福を受けます。私が存じ上げる方は一人もおらず、やはり業界関係なのかナ、と思っておりました。

それにしてもやけにプレスが多い。式を司るジャン・ミッシェル・カーズから「ディナー時にあと2人の受賞がある」との発表がありました。これはきっと大物に違いありません。

さて、その会場は大変ひろく、10人ずつのテーブルが31、そしてそれ以外に40人程が座れるヴィップ席が正面に用意されています。
ここへ騎士団が入場します。

 

正面に陣取り、ここで残り2人の受賞が行われました。

そこにミスター長島茂雄氏がいらしたわけです。
これで何故プレスが多いのかがわかりました。
浴びるようなフラッシュの連続にジャン・ミッシェル・カーズ氏が痺れを切らしたのか「もう(それだけ撮れば)充分でしょう!」と一言。
ミーハーであればここで是非ミスターと一緒に記念写真を一枚といいたいところですが、不幸にも私はまったくといっていいほどプロ野球には縁がないので、これは実現しませんでした。

ところでデュブルデュー教授のローブは何故黄色かと申せば、ソーテルヌ・バルサックの白ワインを意味しているからだそうです。

さて、このディナーの為にサーヴィスされたワイン、気になりませんか?
ロマネ・コンティくらいでたかも知れないと思われている方は次を御覧下さい。

 ラツール・マルティヤック98

 レ・ゾルム・ドゥ・ペズ90
 ドメーヌ・ドゥ・シュヴァリエ88
 シャトー・マルゴー85


デザート
ワイン
 ドワジー・ヴェドリーヌ97

ドメーヌ・ドゥ・シュヴァリエ88のテースティング・コメントに田崎真也ソムリエが指名されました。彼はそのワインの形容に使ったフランス語の頭文字が「シュヴァリエ」となるような組み合わせを披露し、喝采を浴びていました。このような気づかいはさすがです。

その彼はディナーでは教授と席が隣同士でした。私はその隣のテーブルでしたが、そこには他に5人の日本の方が同席されました。
その中でお一方だけ僅かに面識のあるソムリエ氏がいらっしゃいました。「キミ、香りの仕事してるノ?それって趣味でしょ!本業はなにヨ」と丁寧に聴かれましたが、答える気にもなれず、さらに「今のソムリエなんか何にも知りゃしない」というご講義まで受けてきました。そんな風には私は思えませんが・・・。

例えば、私は日本に帰る毎にあるレストランにお邪魔するのですが、そこでのシェフ・ソムリエ氏のサーヴィスを受けると、時間と疲れを忘れます。来て良かったと思うのです。

では「知っているソムリエ」とは何を意味するのか?
今回のヴィネスポでのセミナーで田崎氏の「ソムリエとの会話はワイン談義ではない、ソムリエは素晴らしい時間をお客に与えることだ」という考えに納得しました。テースティング能力はソムリエの大切な一部であってすべてではないということをサーヴィスを受ける私達サイドからも今一度、再認識する必要があるのではないかと思うのです。

 貴重な?記念撮影です。
 
せっかくだから私も一緒に。

何時とはお約束できませんが、次回もし彼の再来日が叶った時にはひろく皆様方と教授との接点を提供したいと思っています。(TAKA)

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