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TAKAのボルドー便り


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16.2001年ヴィネスポ PART2

さて、何か外国のワインでも飲んでみようかと歩き出して、たまたまここのスタンドに出会いました。

 

「チビ太」!?と呼べば楽しいのですが、これは多分「チヴィテゥ」と読むのでしょうか。左下の写真の彼がこのドメーヌを率いるフェルナンドスさんです。彼とは実はこれが初対面ではありません。
ここはデュブルデュー氏が助言をしているドメーヌですので、彼はサンプルを携えて頻繁にシャトー・レイノンへやってきます。会場では98のシャルドネーと96のテンプラニィーヨを試飲させていただきました。


そろそろ赤組みから白組みに変更しようと思い、場所探しにウロウロしていると、CIVB(コンセイユ・インタープロフェッショネル・ドゥ・ヴァン・ドゥ・ボルドー)のスタンドが目に入りました。

ここのおかげでボルドーのワイン産業がなりたっているのです。勿論私達の研究も同様です。日本を意識したような庭園風のエントランス。それを過ぎると大きな水槽をバックに日本語が目に入りました。「ボルドーで、集まろう。」だ!(店主談)

この一枚の写真!!
金魚さんがここを通りかかってくれるのを待つのにどれだけ我慢したことか!


白の一番手はまずアルザスです。私が大好きなアルザス・ワインのドメーヌのひとつ、ワイン・バック。
写真の女性は聞けばマダム・テオ・ファーレイのお嬢さんとか。大変緻密でクリーンな素晴らしい、白ワインです。本当に憧れます。


しかし本業はソーヴィニオンですから、浮気はいけません。まずはここ。パスカル・ソリベというドメーヌ)。日本にもあります。


面白いのは畑の区画毎にワインを分けて売っていたこと。しかし区画毎のよりもアサンブラージュしたプイィ・フュメが印象的でした。
そしてここのグラン・キュベも試飲させて頂きました。素晴らしいポテンシャルを感じましたが、惜しむらくはこのヴィンテージはマロをやってしまっていること。
ソーヴィニオンの香りはマロで台無しになってしまいます。帰りに「マロはおやりにならないほうが良いと思います」といったのですが・・・・。


さてこちらはシャトー・ドゥ・トラシーというプイイー・フュメのワインです。
このアペラシオンにしては個人的な意見ですが、やや非典型なワインで、パッション・フルーツのニュアンスが大変強いのが特徴です。デュブルデュー研究室のマダム・ラ・ヴィーニュという女性が助言をしているシャトーです。日本にないと思っていたら、そんなことはないんです、やはり・・・・。アサヒヤさん、これ試してみませんか?
「う〜〜ん・・・・ハイ!」(店主談)

広い会場のスタンド訪問の最後は、ソーヴィニオンの雄とも言えるドメーヌ、アンリ・ブルジョワです。ここもちょっと入りにくいのですが、しかし丁寧に応対して頂きました。
キュベ・ダンタンとジャディスが楽しみで来たようなものです。しかしヴィネスポ疲れのためか、あるいは期待が大き過ぎた為か、私の予想を下まわってしまいました。次回は最初にここにこようと思った次第です。

Sancerre d’Antan Sancerre jadis

帰り道はどこかなと、徘徊しているとどうも特別ルームに迷い込んだ気配。ここはプレス関係のみで、招待状がないと入場できない世界なのです。しかし写真撮影だけならOKという返事がきました。一体どんなワインが出展されているのでしょう。
高級そうな大振りのテースティング・グラスが期待感を否応なしに高めます。どうもここはサンテミリオン、ポムロール地区の2000年のカスク・サンプルのテースティングのようです。御存知の銘柄が目白押しです。


疲れているので別にどうしても試飲したいわけではなかったのですが、・・・えっ、こんな良いワインを目の前にしてそれでも飲まないのはへんですか・・・、いゃ、ワインに冷めているのではなくて、ワインに冷静なのです?。
それでも一杯なら飲んでみようかと思い、許可を求めましたがあっさりと断られました。フランスは冗談がきく時ときかない時がはっきりしています。ただ最近8大シャトーの2000年を利いたばかりなので、それと比べてみたいという個人的悪戯感情が働いただけなのですが・・・。

ヴィネスポにもこんな閉鎖的なところがあるのです。
そこで提案です。超トップのワインをいつも飲んでいたければ、そしてソムリエかプレス関係、超トップのワインをいつも分析していたければ醸造学者になることです。

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