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浜松まつり『初子のお祝い』のやり方マニュアル

毎年5月3日から5日に静岡県浜松市で開催される「浜松まつり」。

子供の誕生を祝って、中田島の凧揚げ会場で初凧(大凧)を揚げるお祭りです。


浜松祭り 初子 祝い

お祝いをされる子供のことを『初子(はつご)』さんと呼びます。

子供が生まれたら、浜松まつりで初子のお祝いをするのが浜松市民の夢でもあります。



この「初子のお祝い」をやることになったものの、

何をやっていいのか分からない人もたくさんいるかと思います。



特に、浜松以外の出身者ですと、

浜松まつりで何が繰り広げられるのかも分からず、

不安な人も多いかと思います。



そんな人のために、

初子のお祝いのやり方

をまとめてみました。



このページを見ていただければ、


● 初子のお祝いの準備期間から本番当時の流れ

● 接待料理、祭り衣装、初凧などの用意の仕方


が分かります。


ぜひ、初めての「初子のお祝い」のご参考にしてください。



【ご注意事項】

このページで解説している内容は一般的な流れになります。

行事やイベントの開催時期やタイミング、内容は町内により異なります。

このページの内容通りとは限りませんのでご了承ください。






初子のお祝いのやり方を動画で解説


動画にまとめましたので、まずはご覧ください。







準備期間


それでは、まず準備期間にやることを解説していきます。

準備期間は1月から4月までの間になります。





■ 初子説明会 (時期:1月中旬〜2月上旬くらい)


すべてはこの「初子説明会」から始まります。



浜松まつりは各町内ごとに組織される

凧揚げ会

に所属する住民たちによって運営されます。



この凧揚げ会が主催して説明会が開催されます。



だいたい12月中旬くらいから1月中旬くらいにかけて

回覧板等で「初子説明会のご案内」が届くと思います。



そのご案内に説明会の開催日時や場所が書いてありますので、

参加申し込みをしてください。


初子説明会

この初子説明会では、


● 凧揚げ会・組長の紹介

● 初凧の料金

● 初凧の大きさ

● 準備期間の流れ

● 本番当日の流れ

● 必要なもの・費用  などなど


といった話が、

町内の凧揚会の役員さんから説明があります。


初子説明会

初子のお祝いに関する大切なことは、

この初子説明会で確認できますので、

しっかり話を聴きましょう。



分からないことは、説明会に参加している

凧揚げ会の役員さんに何でも質問しましょう。



役員さん自身も初子のお祝いをやったことがある人が多いので、

自分の経験談なども教えてくれると思います。





■ 申し込み (時期:1月中旬〜2月末くらい)


初子説明会で「初子のお祝い」の申し込みをしてもいいですし、

家族と相談してから、後日申し込んでも大丈夫です。


申し込みの時は、

● 赤ちゃんの名前

● 赤ちゃんの生年月日

● 家紋

を聞かれると思います。


家紋は、初凧と呼ばれる大きな凧に描いたり、

旗やお酒に描いたりと、浜松まつりの期間中に

何かと登場します。


家紋の名前が分からない場合は、

墓石や仏壇に入っている家紋を

写真で撮影しておくといいですよ〜!!


申し込み時に必要なものは、各町内によって異なりますので、

必ず初子説明会の時に聞いておきましょう。





■ 祭り衣装をそろえる (時期:2月〜4月くらい)


浜松まつりに参加する時は、

正装(せいそう)

と呼ばれる、祭り衣装を着ます。


初子のお祝い 準備

正装とは、

● 腹掛(はらがけ)

● 股引(ももひき)

● 鯉口シャツ(こいくちしゃつ)

● 地下足袋

と呼ばれる祭り衣装が基本になります。


> 浜松まつりの正装に関する詳細はこちら



祭り衣装は浜松市内にあります、

祭り用品店

で購入することができます。


初子のお祝い 衣装

祭り用品専門店の「祭すみたや」では、

大人用の祭り衣装はもちろん。

赤ちゃん用の祭り衣装も豊富に取り揃えています。


浜松まつり直前は大変お店が混みあいますので、

赤ちゃんを連れて行くのは大変です。


3月末くらいまでに購入しておくことをおすすめします。



祭すみたや 助信駅前店

〒430-0911 静岡県浜松市中区新津町14-1
電話 : 053-489-3398
定休日 : 毎週水曜日(11月〜2月は水・木定休)

> 祭すみたやのお店の詳細はこちら





■ 法被・ワッペン・提灯をそろえる (時期:4月末までに)


浜松まつりに参加するために、

必ず必要になるものがあります。


それが、浜松まつり3種の神器と言われる、

● 町内の法被

● ワッペン

● 練り提灯

です。


浜松祭り 初子 準備

町内の法被とワッペンは

初凧を揚げる場所(凧揚げ会場)に入るのに必要です。


また、練り提灯は夜に行われる激練りに参加する場合に必要です。


購入方法や金額は、各町内によってさまざまですので、

初子説明会の時に必ず確認しましょう。





■ 糸目付け (時期:3月〜4月の吉日)


初凧が完成すると、日のいい日時に

糸目付け(いとめつけ)

という行事が行われます。


自宅の前や、公民館、氏神神社の境内で

行われることが多いです。


浜松祭り 糸目付け

完成したばかりの初凧に

目打ちで穴をあけて、

小糸を通します。


浜松祭り 糸目付け

この日は記念写真も撮りますので、

ばっちり祭り衣装を着ましょう!!


浜松まつり 糸目付け

町内によっては、この日集まった凧揚げ会の役員さんや

親戚、お友達にお酒や料理を振舞う場合もあります。


開催日時や場所、接待の有無につきましては

必ず凧揚げ会の役員さんにご確認ください。





■ 会所開き (時期:3月末〜4月上旬くらい)


浜松まつりまであと1ヶ月という時期になると、

会所開き(かいしょびらき)

という行事が各町内で執り行われます。


浜松まつり 会所開き

会所とは、

● 浜松まつりの準備

● 役員の会合

● 法被・ワッペン・提灯の販売、引渡し など

が行われる、各町内の本部みたいな場所です。


だいたい、公民館や氏神神社の集会所に設置されます。


浜松祭り 会所開き

この会所を今日から設置するよ〜!

という式典のようなものが会所開きです。


会所開きでは、

凧揚げ会の役員さんやメンバー、町内の住民が集まって、

お酒や料理を囲みながら交流を深めます。


浜松まつり 会所開き

会所開きでは、

今年の初子紹介

ということで、町内の住民の方々に

初子さんがお披露目されます。


浜松まつり 会所開き

町内の方々に自分の子供の顔を覚えてもらえる良い機会となります。

こうやって、町民同士の結束が強まっていくんですねぇ。


浜松祭り 会所開き

凧揚げ会のみで会所開きを開催する町内もあります。

会所開きへの参加の有無は事前に凧揚げ会の役員さんにご確認ください。





■ 接待料理・お酒の注文 (時期:4月中旬までに)


初子のお祝いでは、本番当日の夜に

親戚、お友達、凧揚げ会の人たちや町内の住民の皆さんを

自宅や会所にお招きして、接待を行います。


そこで振舞う料理やお酒も事前に準備しておく必要があります。


浜松祭り 初子 料理 お酒

料理やお酒は、

知り合いの飲食店や居酒屋さんに頼んだり、

ケータリングを頼んだりします。




4月になると、スーパーやお弁当屋さんが

初子のお祝い用の接待料理のチラシが

いろいろな場所で配られます。


FAXで簡単に注文できますし、

本番当日に接待会場まで直接持ってきてもらえる業者さんもあります。


浜松祭り 初子 料理

どのくらいの量の料理とお酒を用意すればいいのかについては、

各町内のお祭りの参加者や、接待の順番によって異なります。


料理やお酒の量と内容については、

凧揚げ会の役員さんに事前に聞いておくことをおすすめします。


毎年接待を見てきており、蓄積された経験がありますので、

きっと的確なアドバイスをくれると思います。





浜松まつり本番当日



いよいよ迎える浜松まつり本番当日!!


朝からヘアーセットや親戚、お客さんの対応で

大忙しだと思います。


浜松祭り 凧揚げ会場

初子さんの大凧を揚げるのは、

中田島砂丘の近くの

凧揚げ会場

です。


浜松まつりに参加している全町内が同じ場所で

大凧を揚げます。


なので、会場や会場周辺はとても混雑しています。


忙しい中、大変だと思いますが、

早め早めの行動で、凧揚げ会場に向かいましょう。


浜松祭り 凧揚げ会場

凧揚げ会場までの交通手段は、

● シャトルバス・町内貸し切りバス

● タクシー

● 自家用車

があります。


ただし、自家用車は通行許可証がないと会場近くに

入ることができません。

また、駐車場がありませんので、注意が必要です。


また、シャトルバスや町内の貸し切りバスは、

会場から遠く離れた場所に降ろされてしまうので、

赤ちゃんを抱いて、炎天下の中を凧揚げ会場まで歩くのは大変です。


タクシーでしたら、凧揚げ会場の近くまで行けるのでおすすめです。


町内によっては、凧揚げ会場までの交通手段を

用意してくれている場合もあります。


会場までの移動方法につきましては、

凧揚げ会の役員さんに事前に確認しておきましょう。





■ 初凧


浜松まつりの「初子のお祝い」のメインイベントです。

浜松まつり 初凧

凧揚げ会の皆さんが初凧を大空高く揚げてくれます。


初凧が天高く昇ったら、

万歳三唱のあと、ラッパと太鼓の激練り音楽に合わせて

初子の誕生のお祝いです!!


親戚やお友達もお呼びして、盛大にお祝いしましょう。


浜松まつり 初凧 お祝い

初凧が空で安定すれば、

実際に糸を持たせてもくれます。


初凧が風を受ける重みを感じながら、

わが子の成長を祈る瞬間は感動もひとしおです。


凧揚げ会の皆さんに初凧を地上に降ろしてもらい、

初凧の前で記念撮影をして終了です。


浜松祭り 初凧 お祝い

終了したと言っても、一息つく暇も無く、

今度は家に戻って、夜の接待の準備です。


帰りのバス停やタクシー乗り場も大変混みあっていますので、

早め早めの行動がおすすめです。





■ 接待


初凧を揚げた夜は、

凧揚げ会の皆さんや町民の方々の労をねぎらうために

料理やお酒を振舞います。


場所は自宅の前でやったり、

公民館や会所、氏神神社の境内でやります。


浜松祭り 接待 料理

ラッパと太鼓の音に合わせて

鏡開きをしたりします。


浜松祭り 鏡開き

接待の場は、町民同士の交流の場にもなっています。

同級生やお友達も集まり、思い出話に花が咲きます。


浜松祭り 接待

接待の最後には、

町内の皆さんがラッパと太鼓に合わせて、

練り提灯を高くかかげ、激練りでお祝いをしてくれます。


浜松祭り 激練り

これで、浜松まつりの「初子のお祝い」が終了します。

片付けをしていると、どっと疲れが・・・(汗


次の日はゆっくり休むことをおすすめします。





最後に



いかがでしたでしょうか???

「初子のお祝い」ってちょっと大変かも・・・

って心配になられた方もいると思います。


でも、「初子のお祝い」をやった人に話しを聞くと、

ほとんど全ての人が、

大変だったけどやってよかった!

って声を合わせて言います。


最近は、少子化や町内コミュニティの希薄化から、

初子のお祝いをする家庭が減ってきています。


しかしっ!!

一生に一回しかできない初子のお祝いだから、

もしできる環境にあるのなら、

ぜひ初子のお祝いをやってあげてくださいね。





最後にくどいようですが・・・。


こちらのページで解説させていただいた内容は、

だいたいの一般的なものになります。


参加される町内によって、行事や内容、開催時期や順番が

異なる場合が多々ございます。


各町内の「初子のお祝い」のやり方については、

必ず凧揚げ会の役員さんに確認するようにしてください。







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